アジア太平洋諸国が世界の石油および天然ガス確定埋蔵量の約4.9%を占める

株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社GlobalDataが発行した報告書「Offshore Exploration and Production (E&P) in Asia-Pacific - Market Analysis, Competitive Landscape and Forecasts to 2020 (アジア太平洋地域の海上探査・生産(E&P)活動:市場分析、競争環境、将来予測)」の販売を開始しました。

アジア太平洋諸国が世界の石油および天然ガスの2011年における確定総埋蔵量の4.9%を占めています。2011年の世界の石油および天然ガス確定総埋蔵量は2兆9238億石油換算バレル(boe)に上り、アジア太平洋地域の確定埋蔵量はその内の1438億boeということになります。

アジア太平洋地域諸国の中では、中国が最大の確定石油埋蔵量を持っていて147億バレルを占めており、マレーシアがそれに次いで59億バレルの確定石油埋蔵量を有しています。同地域ではインドが確定石油埋蔵量で第三位となっており、約57億バレルを占めています。

オーストラリアは2011年には天然ガス確定埋蔵量で第一位となっています。アジア太平洋地域の天然ガス確定総埋蔵量のうち、オーストラリアは22.4%を占めます。アジア太平洋地域のその他の主要国としては、2011年の天然ガス確定埋蔵量によれば、中国が18.2%、インドネシアが17.7%、またマレーシアが14.5%を保有しています。

2012年(11月までの時点)にはアジア太平洋地域の沖合海底、計13箇所で石油および天然ガス資源が発見されました。2012年(11月までの時点)に報告された発見のうち最新のものの中では中国が4箇所の沖合海底での発見を数えてアジア太平洋地域のトップに立ち、オーストラリアがそれに次いで3箇所となっています。またインドとタイでそれぞれ2箇所ずつ沖合海底での発見がなされています。

アジア太平洋地域の石油およびガス産業は、主として需要の増大と陸上での産出量の減少という事情により沖合領域での石油およびガス資源探査を目指す方向に向かっており、将来性のあるこういった沖合海底資源の開拓には浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO)が重要な役割を果たすものと期待されています。FPSOの船体は配備が容易で、また石油の輸出をするのに地元にパイプライン・インフラを構築する必要がありません。

現在アジア太平洋地域はFPSOの最重要な利用先のひとつとなっています。同地域の国々で47基のFPSO船体が稼働中となっており、年間の原油産出能力としては10億2000万バレルを、また天然ガスについては7400億立方フィート(bcf)の年間産出能力を持っています。

市場調査レポート: アジア太平洋地域の海上探査・生産(E&P)活動:市場分析、競争環境、将来予測
Offshore Exploration and Production (E&P) in Asia-Pacific - Market Analysis, Competitive Landscape and Forecasts to 2020
http://www.gii.co.jp/report/gd264486-offshore-exploration-production-e-p-asia-pacific.html
出版日: 2013年03月12日
発行: GlobalData

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