QVCジャパンがオラクルのクラスタ技術を採用、日本初となる24時間365日生放送でのTVショッピングと連動した無停止型受注システムを構築

 日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新宅正明)は、株式会社QVCジャパン(本社:千葉県千葉市美浜区中瀬2−6 WBGマリブイースト8階 以下QVCジャパン)が、オラクルのデータベース・クラスタ技術を利用して、同社のTVショッピングの受注システムを刷新し、稼動したことを発表いたします。

 QVCジャパンは日本国内において、2001年4月よりケーブルTVとSKY PerfecTV!を中心にテレビショッピング番組の放送を開始しました。テレビショッピング専門チャンネルとしては日本ではじめて、2004年5月から24時間365日すべて生放送にて番組配信を行っています。生放送では視聴者の反響をリアルタイムに番組へ反映し、また注文状況をTV画面に表示するなど、インタラクティブなテレビショッピングを展開しています。注文は電話だけでなく、IVRとよばれる音声自動応答システムやWeb・携帯電話などのモバイルサイトからも可能で、それぞれのシステム間連携も実現されています。同社では、従来HA構成システムを利用していましたが、ビジネスの拡大につれ、より堅牢かつ24時間止まらないシステムを実現する次世代の基盤が必要となりました。このたび、生放送中のオーダー数の急激な増加に迅速に対応するため、「オーダーエントリー及びコンテンツ管理システム」を刷新し、ハードウェアの利用効率向上、ダウンタイムの削減、パフォーマンスの改善を目指します。同システムは2004年4月末で1,196万世帯となった視聴者を対象に、24時間365日の受注サービスを提供していきます。

 QVCジャパンは新しい「オーダーエントリー及びコンテンツ管理システム」を支える基盤として日本オラクルの「Oracle Database」とそのデータベース・クラスタ技術「Oracle Real Application Clusters」、および「Oracle Partitioning」を採用しました。これは、システムのパラレル化によるパフォーマンス向上や、24時間365日止まらない可用性を高く評価した結果です。また、細かく設定を変更することによりチューニングが行えること、豊富な周辺ツールによる開発・運用環境がそろっていたこと、データの区分管理によるディスクI/O効率の改善と検索性能の向上、さらには既存アプリケーションの大半をほとんど書き換えることなく利用可能であることも導入のポイントになりました。なお、ハードウェアとしては「Oracle Real Application Clusters」との親和性が高い、Sunのサーバーが利用されています。

 QVCジャパンでは、今後の取引量増加に伴い、データを圧縮して管理することを検討しています。また現在構築中のデータウエアハウスによるリアルタイムなデータ分析や、サイト間のシステム二重化による災害時の早期復旧対策などをさらに強化していく予定です。

●QVCジャパンについて
QVCは、全世界で約1億3850万世帯以上の家庭に向けて、24時間ノンストップで商品情報を配信しているTVショッピング専門チャンネルです。QVCジャパンは、QVCの日本法人として2000年に設立され、2001年4月より日本国内でのサービスを開始いたしました。現在はSKY PerfcTV!のほか250を超えるケーブルテレビにおいて、1196万世帯(2004年4月末現在)の視聴者に対し番組を配信しています。

●日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点として情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日の店頭市場への株式公開、2000年4月28日に東証一部上場。従業員数1,422名(2003年12月末現在)。

●「Oracle Real Application Clusters」について
世界で圧倒的なシェアを誇るオラクルのデータベース管理ソフトの前バージョン「Oracle8i」から採用された「キャッシュフュージョン」アーキテクチャに基づく新しいデータベース・クラスタリング機能です。従来のデータベース・クラスタリング機能では、ノード数の増加に従ってノードあたりの性能に劣化が生じていましたが、この新機能によりノード数の増加に対して正比例した性能を確保することができます。「Oracle Real Application Clusters」によるノードの追加は単にシステム全体の性能向上をもたらすだけではなく、単一もしくは複数のノードの障害が発生しても、残りのノードで運用が継続できることで信頼性の向上をもたらします。

●「Oracle Partitioning」について
超大規模システムへの対応を強化した「Oracle8」から採用された、データを内部的に区分管理する機能です。Oracle7以前では、大容量データの蓄積は保守性・性能の低下を伴いました。「Oracle Partitioning」は大容量データの保守管理性を飛躍的に向上させ、アプリケーションからは完全に透過的な形で検索・更新性能を大幅に向上させます。

■本件に関する報道関係お問合せ
日本オラクル株式会社 マーケティング本部
コーポレート・コミュニケーションズグループ 広報 北川
TEL:03−5213−6687 FAX:03−5213−6990
e-mail:natsuko.kitagawa@oracle.com
プレスルーム URL:http://www.oracle.co.jp/press/

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