筋ジストロフィー患者さんによる絵画/イラスト募集企画 受賞者決定 『筋ジストロフィー患者さんと創る スマイルプロジェクト』
審査員・手塚るみ子氏が参加し、1月26日(水)に選考会を開催
日本新薬株式会社(本社:京都市南区、代表取締役社長:中井 亨、以下「当社」)は、筋ジストロフィーの患者さんによる絵画/イラスト募集企画『筋ジストロフィー患者さんと創る スマイルプロジェクト』を、株式会社手塚プロダクション(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:松谷孝征)と共同で実施し、1月26日(水)に審査員特別賞選考会を開催いたしました。
本プロジェクトは、筋ジストロフィー等の希少疾患に対して医療の観点から向き合う当社と、手塚治虫作品を通して世界の子どもたちの健全な育成と環境づくりに貢献しようとしている手塚プロダクションとが共同で実施するものです。
今回は、「わたしの好きなこと/もの」をテーマに、絵画/イラストを、2021年8月17日(火)から2022年1月14日(金)まで募集したところ、85点の応募がありました。
1月26日(水)の選考会では、応募作品を、手塚プロダクションの手塚るみ子氏と当社代表取締役社長の中井亨で審査し、「アーティスティック賞」1点、「スマイル賞」「日本新薬賞」各10点を決定いたしました。「アーティスティック賞」及び「スマイル賞」には手塚作品の複製原画を、「日本新薬賞」には図書カード5千円分をそれぞれ贈呈します。また、応募者全員に「参加賞」を進呈します。
受賞作品を含む応募作品は、当社作成の患者向け資材「デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者さんのご家族のためのガイド」に表紙・挿絵として掲載する予定です。
当社では、公益活動を行う組織への支援、スポーツ・文化イベントの開催・協賛、植物資料館をはじめとする自社施設の公開などによる地域社会の活性化や、地元京都ならではの文化を保存する活動などにも取り組んでいます。今後も製薬会社として優れた医薬品を提供することはもちろん、社会貢献活動を通じて、社会や地域の一員としてその発展に貢献してまいります。
「アーティスティック賞」受賞作品 東京都 佐藤 心翔さん
選考会の様子
『筋ジストロフィー患者さんと創る スマイルプロジェクト』概要
募集テーマ わたしの好きなこと/もの
応募資格
・日本国内在住の方で、筋ジストロフィーと診断されている方。(年齢等は問いません)
・審査の結果、審査員特別賞(アーティスティック賞、スマイル賞、日本新薬賞)に選ばれた場合、後日取材をさせていただく可能性があることに同意いただける方。
・審査結果にかかわらず、応募作品に関する、著作権その他の一切の権利は日本新薬株式会社に帰属し、日本新薬株式会社作成の「デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者さんのご家族のためのガイド」に表紙/挿絵として掲載され得ることに同意いただける方。
・応募作品の返却を行わないことに同意いただける方。
応募期間 2021年8月17日(火) ~ 2022年1月14日(金)※当日消印有効
応募方法
応募用紙に絵画/イラストを描いた応募用紙を事務局に郵送またはメールで送付。応募用紙は主治医から患者さんにお配りするもの、またはURLからダウンロードして使用。
審査員
株式会社手塚プロダクション 取締役 手塚るみ子氏
日本新薬株式会社 代表取締役社長 中井 亨
審査員特別賞選考会概要
■日時 2022年1月26日(水) 14:00~15:00
開催場所 日本新薬株式会社 本社
審査員特別賞
「アーティスティック賞」東京都 佐藤 心翔さん
「スマイル賞」10作品
「日本新薬賞」10作品
審査員・受賞者のコメント
手塚るみ子氏
日頃からよく観察しているからこそ、ここまでの自己表現ができるのだろうと感じさせる力作ぞろいで、見ているこちらが励まされました。好きなこと、夢中になれることを思い出すきっかけになれば嬉しいです。
中井 亨
80点を超える作品がずらりと並ぶさまは圧巻で、それぞれの作品はエネルギーに溢れ、みなさんの「好きなもの/こと」がひしひしと伝わってきました。この活動を通して、筋ジストロフィーの患者さんが前向きに、新しいことに挑戦する気持ちをもてるようになるための一助となりましたら幸いです。
佐藤 心翔さん(アーティスティック賞受賞)
テーマに沿って自由に表現した自分の世界が、このような賞に選ばれてすごく嬉しいです。
■審査員:
手塚るみ子(てづか るみこ/1964年4月30日生)プロフィール
プランニング・プロデューサー。
(株)手塚プロダクション取締役員。
漫画家・手塚治虫の長女に生まれ、成蹊大学卒業後、広告代理店I&Sに入社。セールスプロモーションの企画・制作に携わった後フリーとなり、手塚作品をもとにした企画・タイアップのプロデュース、コーディネーションの活動を始める。
日本新薬株式会社について
創立 1919年10月1日(創業1911年11月20日)
資本金 5,174百万円(東証1部上場)
本社 京都市南区吉祥院西ノ庄門口町14
従業員数 2,059名(2021年3月末現在)
売上高 121,885百万円(2020年度、連結)
事業内容 医薬品・機能食品の製造及び販売
主な社会貢献活動
日本新薬こども文学賞
絵本を通じて子どもたち一人ひとりが夢や希望を持ち、健やかに成長して欲しいとの願いから、当社創立90周年にあたる2009年に創設しました。日本児童文芸家協会の後援を受けて、物語と絵画の2部門で広く作品を募集し、選ばれた両部門の最優秀作品で絵本を制作しています。絵本は、全国の小児科医院などの医療機関や公共施設などを通じて、広く子どもたちのもとに届けられるほか、Webサイトでも閲覧が可能です。
はしる図書館 日本新薬きらきら未来ゴー!
ワクワクする読書体験を子どもたちへ運ぶ、「はしる図書館 日本新薬きらきら未来ゴー!」は、当社創立100周年記念事業の一環として2019年に活動を開始しました。車内には、「日本新薬こども文学賞」で制作した絵本や図鑑、ユニバーサルデザインブック(点字や聞く絵本)など約1,000冊の図書とデジタルブックを搭載し、小学校や特別支援学校を社員ボランティアとともに訪問しています。
■日本新薬×黒田征太郎 笑顔のアートプロジェクト
2013年3月、イラストレーターの黒田征太郎氏をリーダーに日本各地を訪問し、地域の人々が力を寄せ合って病院や介護施設などの壁に絵を描く「日本新薬×黒田征太郎 笑顔のアートプロジェクト」全国キャラバンを開始しました。医師と患者、高齢者、子ども、学生などさまざまな人達が一緒に絵を描くことで絆を深め、笑顔になる活動を目指しています。
京都文化への貢献
日本新薬では、半世紀以上にわたり、京都の伝統的な技法「型絵染」による染色画作品でカレンダーを毎年制作し、京都の四季折々の風景や風物、歴史ある行事などを紹介しています。また、年4回の季刊誌として社外広報誌「亰」を発行し、京都が誇る寺院、神社などの文化財から京料理、名産品に至るまで、幅広い切り口で奥深い京都の魅力を紹介しています。
スポーツを通じた社会貢献活動
日本新薬硬式野球部では、地域社会のスポーツ振興のため、小中学生や高校生、大学生を対象に野球の実技指導に取り組んでいます。京都野球協会主催・京都体育協会共催で、京都府内の少年野球チーム約200名を対象に、「少年野球教室」が開催され、硬式野球部員が指導にあたっています。また、「京都府高野連冬季トレーニング講習会」を開催し、京都府内の高校74校の野球部員約300名を指導するなど野球の技術指導や体力の向上に貢献するとともに、地域社会との交流を図っています。
山科植物資料館での保全活動
1934年に山科試験農場として開場して以来、当社の発展に大きく寄与した回虫駆除剤「サントニン」の原料植物ミブヨモギをはじめ、世界中から集められた薬用・有用植物、キソウテンガイなど世界的にも絶滅が危惧されている植物など、3,000種を超す植物の保存・栽培しています。