東芝テック、デジタル複合機のグローバルサイトの再構築により、年間運用・保守コストの大幅削減を目指す
日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長: 新宅 正明、以下 日本オラクル)は、東芝テック株式会社(本社:東京都品川区、取締役社長 前田 義廣、以下 東芝テック)がオラクルのアイデンティティ管理、コンテンツ管理製品を活用し、複合機(MFP)などの販売・サポート拠点を支援する情報提供サイトを本年10月に刷新したことを発表します。
東芝テック株式会社は、1950年に設立された情報機器関連のメーカーとして、主に2つの社内カンパニーで事業を展開しています。1つは流通情報システムカンパニーで、「TEC」ブランドのPOSシステムや電子レジスターなど、主に流通業向けの情報システム機器を扱っています。
そしてもう1つが、「TOSHIBA」ブランドの複合機(MFP)などを扱う画像情報通信カンパニーで、日本国内はもとよりグローバルにビジネスを展開しており、そのユーザーは世界130カ国以上にのぼります。中でも、急速に発展を続ける中国やインドではそれぞれの国内トップシェアを誇ります。
東芝テックは今回の刷新により、情報コンテンツを一括管理する「Oracle Content Database」とユーザーなどのアイデンティティ管理を共通化する「Oracle Identity Manager」や「Oracle Access Manager」、さらにWebサービスの動作と各サービス間の通信を管理する「Oracle Web Services Manager」を活用し、年間運用・保守コストの約3割削減を目指します。
同社では、世界中の販売・サービス拠点を支援するため、2002年より、複合機の販売促進と各拠点のサポート情報についての情報共有サイト「WebQS」を各国の現地法人やディーラー向けに公開しています。共有サイトでは、販売拠点向けにサービスマニュアル、パーツリスト、販促用写真素材などを提供する一方、各拠点のクレーム情報を共有可能にしています。しかし、「WebQS」の運用を続けるうちに、拠点や事業部はそれぞれの要件を満たすため、独自のコンテンツ開発や機能追加を外部ベンダーに委託する機会が増し、公開コンテンツの統一、ユーザー管理コストの増大、メンテナンスのコスト、コンテンツ(システム)の共有と問い合わせ対応などで課題が生じていました。
これらの課題の解決と「サービス業務の生産性向上」を目指して、東芝テックは、2006年にオラクル製品とグローバルサポートを期待し「WebQS」の再構築プロジェクトを開始しました。本プロジェクトでは、Web基盤の見直しを行い、コンテンツやユーザー管理の高度化、情報提供のスピードアップ、並びに運用・保守コストの削減を目指しています。システムの構築はオラクルのパートナーであり、長年に渡り同社の基幹システム構築等において実績のある株式会社ソピアが行っています。
●日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月28日に東証一部上場。従業員数:1,712 名(2007年5月末)。
●株式会社ソピアについて
株式会社ソピア(本社:東京都千代田区、代表取締役 丸山 和美)は、ITによるお客様の企業価値向上を支援するコンサルティング&ITソリューションカンパニーです。ERPによる基幹システム構築やWebサイト構築等において豊富な実績を有しており、各種コンサルティングからIT基盤構築、その後のサポートまで一貫したサービスを提供しています。近年、「Oracle Fusion Middleware」を活用したSOAコンサルティング、データ統合・プロセス統合・セキュリティ統合・データ可視化などを実現するIT基盤構築に力を入れております。1984年1月に設立。従業員数:210名(2007年4月1日現在)。
■本件に関する報道関係お問い合わせ先:
日本オラクル株式会社 広報部 小林、玉川
TEL: 03-6238-8693 FAX: 03-5213-6990 E-mail: Mamoru.Kobayashi@oracle.com
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