「そろそろ旅行に行きたい」はまだ早いのか 国や自治体のキャンペーン。新たなマナーや注意点は

(執筆:林幸奈)

感染症への対策が最優先となっている今、気軽に外出できない状況が続いています。「今まではよく旅行に行っていたけど、例年通りにはいかない」という人も多かったのではないでしょうか。

今年はゴールデンウィークや夏休みも、家でいつもと変わらない生活を送る人が多かったようです。消費の傾向別に見ていくと、2020年5月の消費行動に大きな影響が見られた品として、旅行に関するものが減少傾向にあります。宿泊料は97.6%、パック旅行費は95.4%減少しました。鉄道運賃は86%、バス代は75.9%の減少など、交通に関する消費も減っています。

外出制限がされるなか、老舗の旅館が倒産するなど、観光業界に被害が出ているニュースを多く耳にしました。こうした状況で観光への需要を呼びかけ、人を集めようと、国や自治体がさまざまなサービスやキャンペーンを実施してきました。

お得なキャンペーンもあるし、そろそろ旅行に行きたい。感染が心配だから、旅行はまだ早い。どちらの意見も見られるなか、今後の観光事情はどうなっていくのでしょうか。

  

「Go to キャンペーン」ってどんなもの?

新型コロナウイルスの感染拡大により、外出制限が出され、観光などさまざまな業界が被害を受けました。そこで人びとに呼びかけ、地域に人の流れをつくるための官民一体型の需要喚起キャンペーンが8月より随時導入されました。それが「Go to キャンペーン」です。

   

旅行を計画する前に見極めることは?

マスクの着用、手洗いや消毒の徹底が日常となった現在。それでもなんとなく「予防になっているのだろうか」と不安な人も多いのではないでしょうか。

飛沫感染と接触感染の回避が、私たちにできる新型コロナウイルスへの予防手段です。人との距離を保ち、密閉空間を避けることも重要。しかし旅行は車内での長距離移動や、人との接触を避けにくい場面が多いものです。

  

この記事のまとめ

・旅行への需要が下がり、観光業界に影響が出ている
・しかし感染が心配な状況も続いている
・人の流れをつくるため、国や自治体はキャンペーンを実施
・自分以外の誰かを思う視点も大切
・新しいマナーを取り入れ、楽しみを考えよう

【今回のコメンテーターからのご意見】

・高橋 康資(たかはし・やすし)
『江ノ電のいる風景(22世紀アート)』 の著者。写真家。

 『江ノ電のいる風景(22世紀アート)』
『江ノ電のいる風景(22世紀アート)』

「そろそろ旅行に行きたい」かと問われるなら、否と答えるしかないと思います。毎日テレビ・ネットでは、毎日の新型コロナウイルス新規感染者の発表、感染拡大による外出自粛制限が出され、その政府が「GO TOキャンペーン」を打出しても、どう動いていいのかわからないのが現在の状況です。

私は写真家として、今まで常にカメラを持ち、撮影計画を立て、撮影しておりました。しかし新型コロナウイルス感染拡大後、ほとんどカメラを持っておりません。一番の要因は、撮影に行こうという気持が起きない事です。気持→気力がなければよい作品は創れません。極端に言えば、気力をなくし自宅に引きこもりの状態にいる事と同じです。現在のコロナ禍で閉塞感に包まれ、そこにないものは「夢」です。皆 明日は楽しい朝が来るという「夢」を求めているのです。

それぞれの地域では、そこに行くとどういう楽しい事が待ち受けているのか、たくさん発進してほしいと思います。鉄道・バス・飛行機の交通は、楽しい場所へワープのごとく移動する不思議な乗物に変身してほしいと思います。

時が止まってしまった様な今日、どんな事があっても後(過去)には戻れません。前(未来)に進むしかないのです。みんなで、楽しい「夢」をたくさん掘り起こして前向きな気持を取りもどしましょう。

 

 

▼ SOCIOについて

『SOCIO(ソシオ)』は人間関係、働き方、新しいライフスタイルを軸にしたウェブ記事を提供するメディアです。人の悩みは9割が人間関係。「あの人苦手だな」「あの人がうらやましい」「なんで自分はこうなんだろう」。

社会で多様性(ダイバーシティ)が語られるほど、自己肯定感や個性についての悩みが増えていきます。価値観は人それぞれ。だからこそ、自分も大切にしてほしい。その第一歩が他人の意見に耳を傾けることだと、私たちは考えます。

その先に価値観が変化することもあれば、譲れないモノを見つけることもあるでしょう。様々な悩みを柔軟に解釈し、なりたい自分を目指していこう。

公式HP→ https://www.socio22.com/

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そんな文化インフラを作るために、22名のスタッフにより運営されている。

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