宮崎県小林市で「全国和牛ハイスクールサミット」を初開催! 和牛生産の未来を担う、全国の高校生が集い学び合う ~地元高校生もホスト校として大会準備に奮闘中~
宮崎県小林市は、10月2日から10月4日にかけて全国の畜産を学ぶ高校生を集めて「全国和牛ハイスクールサミットinこばやし」を開催します。
初開催となる今回は、参加校30校以上、参加者数300人近くを見込んでおり、よりよい学びと交流の機会を創出するためさまざまな企画を検討・準備しています。
「全国和牛能力共進会」の宮城大会(2017年)で、史上30年ぶりの高校出品を果たし、2区で5位入賞の快挙を成し遂げた地元の宮崎県立小林秀峰高等学校の生徒も、ホスト役として実行委員に参加。サミット当日のスタッフを務めるほか、企画会議や参加者のとりまとめ、サミットロゴ、PRグッズの制作立案など実行委員会の中心として活躍しています。
▼全国和牛ハイスクールサミットinこばやし 公式ホームページ
https://wagyu-hischool-summit.com/
▼全国和牛ハイスクールサミットinこばやし PRムービー
https://www.youtube.com/watch?v=Ke44GT3q-LY
全国和牛ハイスクールサミット開催で高校生自身のキャリアデザインにつなげる
全国的に農業の担い手不足が懸念されるなか、将来畜産業に携わる可能性の高い全国の高校生に参加を呼びかけ、将来の和牛経営について夢を語り合うことなどを通して、仲間づくりや地域の畜産の特徴・魅力を再発見し、高校生自身のキャリアデザインに役立ててもらうことを目的に、全国和牛ハイスクールサミットinこばやしを開催します。
宮崎牛日本一の立役者、小林市
小林市の基幹産業は農業。中でも畜産は多くの割合を占めています。そのため、畜産業が与える地域経済へのインパクトは大きく、2010年に発生した口蹄疫では甚大な被害を受けました。
その苦難を乗り越え、2017年の全国和牛能力共進会では宮崎県代表牛28頭のうち11頭を小林市から出品。和牛の部で内閣総理大臣賞受賞牛に貢献するなど、宮崎県代表として素晴らしい成績を残しました。
今回、小林市の畜産関係者を中心に「全国和牛ハイスクールサミットinこばやし実行委員会」を設立。全国和牛能力共進会で大きな功績をあげた宮崎県立小林秀峰高等学校を主な会場に事業計画の立案を進めてきました。プログラムは、シンポジウムや技術・研究の実地研修、歓迎会や交流会など盛りだくさん。参加者が学び合い、刺激し合える機会を創出します。
プログラム
≪1日目≫10月2日(水曜)
オープニング
口蹄疫からの復興、全国和牛能力共進会への歩み
歓迎交流会
参加する各校の取組みと仲間づくり
≪2日目≫10月3日(木曜)
見学
宮崎県畜産共進会
シンポジウム
(1)基調講演 :肉牛農家 鎌田 秀利氏
(2)パネルディスカッション:(テーマ)畜産への夢を育むキャリアデザイン
コーディネーター :一般財団法人 畜産環境整備機構 副理事長 原田 英男氏
パネラー :鎌田 秀利氏、田中畜産 田中 一馬氏、
JA宮崎経済連畜産部肉用牛課長 押川 雄三氏、
JAこばやし和牛生産課技師 米倉 桃子氏、
宮崎県立小林秀峰高等学校農業科3年 蕨内 勇人氏
≪3日目≫10月4日(金曜)
選択研修
- 超音波診断の実演研修
- 肉用牛の育種改良に関する研究
- GLOBAL G・A・P認証
- 超音波を利用した生体肉質診断
- 宮崎牛をリードする種雄牛たち
スローガン・ロゴも地元高校生が制作
実行委員会として、大会準備に参加する宮崎県立小林秀峰高等学校の生徒ら。大会スローガンの「~小林で育む 和牛の仲間 若人の力 結集せよ~」も宮崎県立小林秀峰高等学校の生徒が発案したものです。また、大会ロゴも地元のコワーキングスペースで行われたワークショップに参加し、プロのデザイナーの力を借りながら作成。「小林市といえば霧島山脈」「小林市のカラーは緑」「缶バッジにも使えるデザインに」といったアイデアや思いを形にしていきました。
ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディングに挑戦中!
全国和牛能力共進会などで輝かしい成績を収めている小林市ですが、全国の生産地と同様に生産者の高齢化や担い手不足が大きな課題となっています。今、畜産業界が抱える課題を広く認知していただき、全国に支援の輪が広がることを願って、クラウドファンディングに挑戦しています。
▼ふるさとチョイス ガバメントクラウドファンディング
「全国和牛ハイスクールサミットinこばやし初開催!和牛生産の未来を担う高校生を応援したい!」
https://www.furusato-tax.jp/gcf/591
宮崎県小林市
宮崎県小林市は、人口44,089人(令和元年8月1日現在)、面積562.95平方キロメートルのまちです。美しい霧島連山の麓にまちは形成され、市内約70箇所の湧水地があるなど、自然と人々の営みが共生する風光明媚なまちであり、観光地、歴史的な名所、文化や伝統行事など、多彩な魅力もたくさんあります。
また、小林市周辺の方言である西諸弁(にしもろべん)をモチーフにしたPR動画は全国的にも話題になりました。
▼移住促進PRムービー「ンダモシタン小林」
https://www.youtube.com/watch?v=jrAS3MDxCeA