セルラーLPWA対応のIoT位置情報デバイスを活用した クラウドサービス「MOTENAZ CLOUD」を開発 

~北海道の様々な自治体・企業との観光分野における実証事業開始~

エコモット株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:入澤 拓也(以下、「エコモット」)は、セルラーLPWA(LTE-M)に対応したハンディ位置情報デバイス、ならびにこの端末を活用したクラウドサービス「MOTENAZ CLOUD」(モテナス クラウド)を開発し、災害発生時に自治体に被災した外国人観光客の位置情報を提供して被災者へ適宜必要な支援情報の配信をアシストするサービスの提供開始を予定しています。
また、サービス提供に先立ち、一般財団法人さっぽろ産業振興財団の平成30年度IoT推進コンソーシアム事業「先進的IT技術実証事業費補助金」の採択を受け、様々な自治体・企業等と連携しながら実証事業に取り組みます。
企業との実証事業の第一弾として株式会社北海道宝島旅行社(本社:北海道札幌市中央区、代表取締役社長:鈴木 宏一郎、以下「北海道宝島旅行社」)と提携し、外国人観光客向けの体験型観光プログラムのコンテンツを「MOTENAZ CLOUD」に掲載します。

観光・災害支援情報提供イメージ

開発の背景

観光庁など政府は、「観光先進国」への新たな国づくりに向けて、2020年の外国人観光客数目標値を2,000万人から4,000万人に引き上げ、「世界が訪れたくなる日本」を目指して官民一体で様々な施策を推進しています。
北海道においては、2017年に279万人を超える外国人観光客が訪れており、豊かな自然や景観などポテンシャルの高い観光資源を活かした取り組みが加速している一方で、宿泊者の季節的な偏りや宿泊客の札幌近郊への集中など地域特有の課題も多いのが現状です。また、本年9月6日に発生した胆振東部地震の際には、停電の影響により被災した外国人観光客への避難所開設の情報発信が滞るなどの社会的な課題が浮き彫りになっています。
これらの課題に対し、IoT技術を活用した安価で手軽なサービスによる解決を目指し「MOTENAZ CLOUD」を開発しました。

「MOTENAZ CLOUD」のサービス概要について

「MOTENAZ CLOUD」は、クラウド上に連携した自治体・企業等の観光・防災情報を収集し、外国人観光客に配布したハンディ位置情報デバイスから収集する位置情報データを用い、所在エリアに対応した情報を提供するサービスです。平常時には来道外国人観光客の満足度向上および安全な滞在に向けた「おもてなしツール」、災害時には位置情報を元にした支援を迅速に行うための「安否確認ツール」として、状況に応じた機能を提供します。
自治体・企業等との連携を拡大することにより、外国人観光客に対してより有益な情報提供が可能となります。

(1)観光・災害支援情報提供
外国人観光客のスマホ等のWebブラウザ上に多言語対応したエリア観光情報、観光プログラム等を配信し、観光振興に貢献するとともに、地震や停電等の有事の際の災害支援情報を表示することで地震に不慣れな外国人観光客に対して安心感を醸成し、胆振東部地震の風評被害の払拭を目指します。

▼観光・災害支援情報提供イメージ

観光・災害支援情報提供イメージ

(2)災害発生時の被災者の位置情報提供
外国人観光客の災害遭遇時に自治体の担当者が現在の被災者の位置情報を確認し、時限的なメーリングリストへ最適な支援情報のメール配信を行うことにより、外国人観光客の安全確保を目指します。

▼災害発生時の被災者の位置情報提供イメージ

災害発生時の被災者の位置情報提供イメージ

(参考)ハンディ位置情報デバイス「HLP-200」について
エコモットが開発したセルラーLPWA(LTE-M)通信に対応し、低コストで人やモノの動体管理を可能とするハンディ位置情報デバイスです。
小型軽量ながらバッテリーによる長期間の位置情報収集が可能であり、本体の目立つ位置に配置されたボタンにて緊急通報、位置情報送信等が可能です。デバイスの状態を視覚的に示すLEDインジケータの点灯と組み合わせて様々なサービスへの応用が可能です。

▼ハンディ位置情報デバイス「HLP-200」仕様

ハンディ位置情報デバイス「HLP-200」仕様

サービス提供開始に向けた実証事業について

「MOTENAZ CLOUD」のサービス提供開始に向けて、北海道内の様々な自治体・企業等と連携した実証事業に取り組みます。
企業連携の第一弾として、北海道宝島旅行社と提携し、2018年11月21日より、北海道宝島旅行社が運営する体験・滞在交流コンテンツ予約サイト「北海道体験.com」の来道外国人観光客向けの体験型観光プログラムのコンテンツ提供を受け「MOTENAZ CLOUD」のWebサイトに掲載します。
また、今後も「元気です 北海道」キャンペーンに参加している自治体・企業と連携し実証事業を拡大していきます。

エコモットは「MOTENAZ CLOUD」を通じて北海道観光業の活性化に貢献します。

▼「元気です 北海道」キャンペーンロゴ

「元気です 北海道」キャンペーンロゴ

エコモット株式会社について

エコモットは2007年の創業以来IoT専業のソリューションベンダーとして、センサー・自社開発通信デバイスの提供を行うとともに、多様な顧客ニーズに応じたカスタマイズ、現場での設置ノウハウを提供し、あらゆる「モノ・コト」からセンシングを可能にするソリューションを提供しています。
2017年6月に札幌証券取引所アンビシャス市場、2018年6月に東京証券取引所マザーズに上場しました。

所在地 : 〒060-0031 北海道札幌市中央区北1条東2丁目5番2号 札幌泉第1ビル1階
代表  : 代表取締役 入澤 拓也
設立  : 2007年2月
資本金 : 2億95百万円(2018年6月末現在)
事業内容: IoTソリューションの企画、およびこれに付随する端末製造
      通信インフラ、アプリケーション開発、並びにクラウドサービスの
      運用・保守に関する業務のワンストップでの提供
URL   : https://www.ecomott.co.jp/

株式会社北海道宝島旅行社について

2007年、体験ポータルサイト「北海道体験.com」をスタート。現在道内の300を超える体験交流事業者の1,200件以上の体験プログラムの検索・予約ができる地域限定サイトに。
2010年より、海外に直接アプローチしてインバウンド富裕層向けに、体験交流プログラムを含むオーダーメイドツアーサービスを提供。道内各地域ならではの魅力を活かした体験交流プログラムの造成や、DMO・DMCの組成支援にも取り組んでいます。

所在地 : 〒060-0052 北海道札幌市中央区南2条東2丁目8番1号 大都ビル
代表  : 代表取締役社長 鈴木 宏一郎
設立  : 2010年12月
事業内容: 北海道内の体験型交流型プログラムの企画と販売
URL   : http://hokkaido-takarajima.com

※本ニュースリリースに記載された実証事業の内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

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エコモット株式会社 (東証マザーズ/札証アンビシャス コード:3987)
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