日本オラクル、「Oracle Cloud Platform」サービス群でIoT/ビッグデータ向けソリューションを拡充

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 兼 CEO:杉原 博茂)は本日、「No.1 Cloud Company」になるという「VISION2020」の達成に向け、「Oracle Cloud Platform」サービス群でIoT(Internet of Things)およびビッグデータ領域のソリューションを拡充していくことを発表します。その一環として、モバイル端末やセンサー・デバイスなどとアプリケーションを連携させる「Oracle Internet of Things Cloud Service」(以下、「Oracle IoT Cloud Service」)、ビッグデータからビジネス上の価値を導き出すプロセスを合理化する「Oracle Big Data Cloud Service」をはじめとするクラウド型ビッグデータ向けソリューションを積極展開していきます。

オラクルのプレジデントであるトーマス・クリアン(Thomas Kurian)は、次のように述べています。「ビッグデータは、お客さまが顧客体験の改善、解約顧客の削減、IoTアプリケーションの操作と構築の合理化などの重要領域に取り組む際に有用です。これはオンプレミスではすでに実現されており、当社のビッグデータ・ビジネスは市場全体よりも速いペースで成長しています。オラクルのIoT/ビッグデータのための新たなクラウド・プラットフォームは、お客様がオンプレミスとクラウド上の両方で同じテクノロジーのメリットを活用できるようにするという、当社の約束を現実化する製品であり、クラウド・コンピューティングにおけるオラクルの特長です」

日本オラクルが推進するIoTおよびビッグデータ領域のクラウドは以下のとおりです:

「Oracle IoT Cloud Service」:エンタープライズ・アプリケーション内で、データを生成するあらゆるデバイスに安全に接続し、デバイス管理やソフトウェア配信機能を備えつつ、デバイス・データについてのリアルタイム判定を実行して、さまざまなビジネス・プロセスへ連携することが可能です。「Oracle IoT Cloud Service」によるIoTアプリケーションをより迅速かつ高精度に構築できると同時に、ユーザーは、「Oracle Cloud Platform」、サードパーティ製アプリケーション、オラクルの業務アプリケーション製品「Oracle JD Edwards」や「Oracle E-Business Suite」、および「Oracle Cloud Applications」などを活用でき、予防的な保守や、流通管理や資材管理に利用されるアセット・トラッキングといった仕組みを容易に実現できます。

ソフトバンク株式会社 (本社:東京都港区東新橋、代表取締役社長 兼 CEO:宮内 謙)とソフトバンクグループのPSソリューションズ株式会社(本社:東京都港区東新橋、代表取締役社長:鬼頭 周)が2016年3月26日開始した、パーソナルモビリティ*に移動体通信網をつなげるInternet of Moving Things**事業の第一弾として、香川県小豆郡土庄町豊島における電動二輪車「Honda EV-neo(イーブイ・ネオ)」のレンタルサービス事業「瀬戸内カレン」のサービス提供基盤に「Oracle IoT Cloud Service」が採用されています。

  • 先進技術を用いた立ち乗り電動二輪や町中での利用を想定した1~2人乗りの小型電動コンセプトカーなどを包括する次世代自動車の概念です。
    **移動体、モビリティに特化したIoT

「瀬戸内カレン」のサービス提供基盤には「Oracle IoT Cloud Service」に加え、「Oracle Database Cloud Service」、「Oracle Java Cloud Service」も採用されています。これらのクラウドサービスで構築したIoTサービス基盤を活用し、パーソナルモビリティとリアルタイムに連携し、車両情報・位置情報・充電状況を収集・分析します。このIoTサービス基盤により、位置情報を基にした利用者へのリアルタイムなサービス提案や、利用域外への走行に対する警告等を容易かつ柔軟に設定可能で、パーソナルモビリティの利便性向上と全体視点でのサービス監視を支援する環境を迅速に実現します。

「Oracle Big Data Cloud Service」と「Oracle Big Data SQL Cloud Service」:企業がビッグデータを取得・管理・分析できるように、HadoopおよびNoSQLデータベース上のさまざまなワークロードを実行するための高性能でセキュアなプラットフォームを提供します。「Oracle Big Data Cloud Service」は「Oracle Big Data SQL Cloud Service」と組み合わせることで、業界をリードするオラクルのSQL実装をHadoopやNoSQLにまで拡張し、クラウド上で総合的なビッグデータ管理システムを実現できます。

「Oracle Big Data Preparation Cloud Service」:データの取り込み、準備、修復、強化、ガバナンスなど、エラーが生じがちなプロセスを高コストの手動介入なしで自動化、合理化、ガイドできるようにします。「Oracle Big Data Preparation Cloud Service」とその革新的なレコメンデーション・エンジンを利用することで、データ準備の時間とコストは従来の方法と比較して飛躍的に削減されます。「Oracle Big Data Preparation Cloud Service」は、Sparkベースの機械学習と、NLP(自然言語処理)やインライン・データの強化のためのLOD(Linked Open Data)などのセマンティック・テクノロジーを業界で初めて統合します。「Oracle Big Data Preparation Cloud Service」のテクノロジーにより、ビジネス・データの準備、修復、強化が容易になります。

「Oracle Big Data Discovery Cloud Service」:ビッグデータ・アナリティクス分野でのオラクルのイノベーションをクラウドにまで拡張し、ビッグデータの可能性の理解、データ加工とその改善を、従来と比較して高速かつ容易に実行できるようにします。これにより、ビジネス・ユーザーもデータ・サイエンティストと同様に価値を抽出できるようになります。「Oracle Big Data Discovery Cloud Service」と「Oracle Big Data Cloud Service」を併用すれば、顧客はビッグデータを即座に利用できます。複雑なアーキテクチャを導入したり、特殊なツールの操作方法を学んだりする必要はなく、専門知識を持つ従業員のみに頼る必要もありません。オラクルの完成されたアナリティクス・ソリューションには、「Oracle Big Data Spatial and Graph」、R言語分析も含んだ「Oracle Advanced Analytics」と「Oracle R Advanced Analytics for Hadoop」、「Oracle Big Data SQL Cloud Service」も含まれており、予測モデルを改善し、アナリティクスを次のレベルへと引き上げようとする人々にさらなる機能を提供します。

「Oracle NoSQL Database Cloud Service」:コスト効率に優れた高性能なソリューションとして設計された、高度なKey-Valueデータ・ストアを提供し、高可用性機能と柔軟性のあるスケールアウト機能によってデータ収集の操作を合理化します。このサービスは、最小限の管理での大量データに対するシンプル、高速、柔軟かつ信頼性に優れた操作が求められる今日のエンタープライズ・アプリケーションの要件に適合しています。また、他のオラクル製品との統合により、アプリケーションの開発時間、コスト、市場投入までの時間を削減できます。

参考画像
•「瀬戸内カレン」稼働状況とバッテリ状況
https://publicdocs-corp.documents.us2.oraclecloud.com/documents/link/LDA0B78416111E84A55551C7F6C3FF17C1177E4725F3/fileview/DA4390A70FC07C639E580F5FF6C3FF17C1177E4725F3/_IoT_SetouchiKaren.png
•「瀬戸内カレン」標高とバッテリ残量から推計される走行可能距離
https://publicdocs-corp.documents.us2.oraclecloud.com/documents/link/LDAE76562B435273BA2E3C70F6C3FF17C1177E4725F3/fileview/D80CDFC7D0445F9BEED8EDB0F6C3FF17C1177E4725F3/_IoT_SetouchiKaren_2.png

参考リンク
•瀬戸内カレン
http://www.setouchi-karen.com/
•ソフトバンク、PSソリューションズのプレスリリース| パーソナルモビリティ向けのIoT事業を開始
http://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/2016/20160318_02/
•Oracle Cloud Platform
http://www.oracle.com/jp/cloud/paas/index.html

日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。
「No.1クラウドカンパニー」を目標に掲げ、広範かつ最大限に統合された クラウド・アプリケーションおよびクラウド・プラットフォーム、ビッグデータから情報価値を創出する製品群の提供と、それらの利用を支援する各種サービスの事業を展開しています。2000年に東証一部上場(証券コード:4716)。URL http://www.oracle.com/jp

日本オラクル公式ソーシャルメディアチャネル
•Facebook http://www.facebook.com/OracleJP
•Twitter https://twitter.com/Oracle_Japan

オラクルについて
オラクルは、クラウド・アプリケーションおよびクラウド・プラットフォームの広範なサービス群を完全に統合し提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。

【本件に関するお問い合わせ先】
日本オラクル株式会社 広報室 谷地田
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/

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