大堀相馬焼×雄勝硯のコラボレーション「黒照:クロテラス」が 「2017年度 グッドデザイン賞」を受賞

ガッチ株式会社(所在地:東京都港区、代表:松永 武士)の「黒照:クロテラス(以下、クロテラス)」が、このたび2017年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。クロテラスは使いやすさとストーリーを追求しながら生活シーンに調和するデザインに取り組んだ結果、高く評価されました。当社では今回の受賞を契機にクロテラスの販売拡大を図るとともに、ものづくりにおけるデザインの活用を積極的に推進し、ブランドイメージの向上に務めてまいります。

グッドデザイン賞 ロゴ

製品名称: 黒照(クロテラス)
詳細URL : https://www.croterrace.jp/

開発までの背景

大堀相馬焼は相馬地方に伝わる伝統工芸品で、300年の伝統があります。東日本大震災以降、福島第一原子力発電所から20km圏内に位置する双葉郡浪江町から、窯元25軒が避難を余儀なくされています。
また雄勝硯の歴史は室町時代から始まり、約600年を越えるといわれています。現在は、東京駅の駅舎の屋根にも使われたスレート材としても知られていますが、震災以前は40人いた職人も4人にまで減り、存続の危機に立たされています。
そんな現状の中で、お互いが力を合わせて次世代へとつないでいく象徴的な存在になれればと思い、このコラボレーション作品を完成させました。

『黒照:クロテラス』の特徴

その製法は、雄勝硯に使われる雄勝石を砕き、それを釉薬にしてたっぷりと大堀相馬焼の土にかけます。これをじっくりと焼き上げることで、独特の光沢のある焼きものに仕上がります。商品はお皿がメインですが、今後さまざまなラインナップを増やしていきたいと考えています。

■製造企業   : 大堀相馬焼 松永窯、雄勝硯生産販売協同組合
■プロデューサー: ガッチ株式会社 松永 武士
■ディレクター : 株式会社ドライブディレクション 後藤 国弘
■デザイナー  : 有限会社 棟方デザイン事ム所 棟方 則和 永井 北斗
          ガッチ株式会社 松永 武士

グッドデザイン賞審査委員による評価コメント

雄勝硯を釉薬の一部にして相馬焼きに使った非常に美しい「黒」の食器。深みと程良い艶を持つ絶妙な質感と色合いはまさしく硯でしか出せないだろう。さらにこの食器が生まれた背景には、東日本大震災があり、地域が手を取り合って多大な努力がなされた。硯の美しさを表現するため、技術的にも様々な試行錯誤を重ねており、商品を手に取るとその美しさを実感できる。

グッドデザイン賞受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2017」に出展

2017年11月1日(水)から東京ミッドタウンで開催される、最新のグッドデザイン全件が集まる受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2017」において、クロテラスが2017年度受賞デザインとして紹介されます。

GOOD DESIGN EXHIBITION 2017 概要

GOOD DESIGN EXHIBITION 2017
会期: 11月1日(水)~11月5日(日)
会場: 東京ミッドタウン(東京都港区六本木)
URL : http://www.g-mark.org/gde2017/

■ガッチ株式会社について( http://gatch.biz/ )
ガッチ株式会社では、日本から世界へ通じる、地場産品の商品企画及び卸・小売販売をしております。

創業 :2010年
所在地:東京都港区赤坂7-2-6-207
代表者:代表取締役 松永 武士※(松永窯4代目)

※AERA特集「日本を突破する100人 2015」に選出される。
震災により危機に瀕した「大堀相馬焼」を、新たなブランド「KACHI-UMA」として立ち上げ、高付加価値の伝統工芸品として高める活動を行っている。

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ガッチ株式会社 代表取締役 松永 武士
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