秋を感じられるアートプロジェクト 地域回遊型大規模アート展 「ひのはらアート2022~生活藝術とむらのよさ」 TOKYOの源流・檜原村を中心に10月22日~11月23日開催!
開催に先立ち10月20日に、開会式とプレス向け説明会・ツアーを実施!
アートプロジェクトを通じて国内外でクリエイティブな価値づくりを推進している、一般社団法人クリエイティブクラスターは、東京都の源流域にあたる檜原村を中心とした地域回遊型アート展「ひのはらアート2022~生活藝術とむらのよさ(Hinohara Art 2022, Living art in a village of Tokyo)」を、2022年10月22日(土)~11月23日(水・祝)までの一か月間、檜原村内にある複数の特設会場を中心に開催します。
本プロジェクトは近年社会や地球環境、テクノロジーとの連結でより一層、表現とそれにともなうポジティブなインパクトの可能性を拡張する現代アートとその作家による創造力を通じて、源流から投射するこれからのTOKYOのクリエイティブな可能性とくらしの姿、そしてなぜ多くの首都圏の人々は「檜原村」「秋川渓谷」をいいというのか?というほんわりとしたものを、anno lab、チームラボ、中谷健一、佐野文彦、池城安武など12組以上による作品を同地に展示展開することで解き明かします。
公式WEBサイト https://hinohara.pro/
特に最後の文化庁メディア芸術祭となった2021年度アート部門大賞のanno labによる新たなアプローチによる展示や、八重山の風土を切り取ったモチーフで沖縄の新たなカルチャーアイコンとなっている版画家の池城安武が檜原村の自然と風土から創る作品、工芸アートに新風を吹き込む中谷健一やNanaAkuaによる檜原の木を大胆に活かした作品など、源流を舞台にTOKYOの表現が交響する回遊型展覧会となります。また、あわせて可能性を広げるため一般公募で出展作家を募る「オープンコール」を開催中です。
実施概要
●タイトル
「ひのはらアート2022~生活藝術とむらのよさ」
(英文表記 Hinohara Art 2022, Living art in a village of Tokyo)
●会期
2022年10月22日(土)~11月23日(水・祝) ※月・火休
●出展作家 12組超を予定
第1次決定作家 ※第2次決定作家および作品は詳細を御案内する次報にて紹介します
anno lab(メディアアートコレクティブ・福岡)/中谷健一(彫刻家)/池城安武(版画家・八重山)/佐野文彦(彫刻家・建築家)/NanaAkua(デザイナー)/林智彦(クリエイティブディレクター・ロボット作品)/森山泰地(現代美術家)/菅谷杏樹(現代美術家・檜原村)
チームラボ(デジタルアートコレクティブ)
●会場
ひのはらアーツキャンプ(本部会場) 檜原村4258
樋里コミュニティセンター 檜原村4331
へんぼり会場 檜原村1616 ほか東京都檜原村を中心とする秋川渓谷流域
●公共交通機関
JR五日市線「武蔵五日市」駅より、西東京バス(「藤倉」「小岩」「数馬」行き)で各会場へ
※「新宿」駅からJR中央線経由で「武蔵五日市」駅まで75分
●お車の場合
あきる野市「五日市」を経由して檜原村へ
※東京都心からの高速は中央道「八王子」ICが最短です
●全会場回遊パス 1,000円(中学生以下無料)
●公式サイト https://hinohara.pro/
●主催 一般社団法人クリエイティブクラスター
●後援 檜原村
文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業
●本展キュレーター 岡田智博(クリエティブクラスター)
本件に関する問い合わせ先 (ひのはらアート事務局)
e-mail: tokyo@creativecluster.jp
電話 : 050-5216-0876
あわせて出展作家を公募する「オープンコール」を実施!
キュレーションによって選ばれた作家やプロジェクトのほか、出展公募「オープンコール」も実施中です。選ばれた作家には、村での展示にかかる費用もお支払いします。
●応募対象者
2022年10月20日より11月23日まで、本企画にて継続して展示できる個人または団体。年齢・経歴は問いません。
●審査員
四方幸子 キュレーター/武居利史 美術評論家・アートエデュケーター・前府中市美術館学芸員/岡田智博 「ひのはらアート2022」ディレクター
●応募締切
2022年9月30日(金)
公募内容と応募フォームは募集サイトをご覧ください
https://hinohara.pro/2022hinoharaopencall/
テーマコンセプト
「グレートリセット」に例えられるような大きな変化が起こる中、私たちの「くらし」や「価値観」に大きな変化が起こっています。そんな変化の中、多くのTOKYOの人々が「檜原はいい」「秋川の渓谷はいい」と語り、実際にさまざまな人が拠点を移し、新たな「クリエイティブ」や「くらし方」「しごと」が生まれはじめています。
私たちはつい「檜原はいい」「秋川はいい」と口にします。しかし「なにがいいか」と問われるとぼんやりしてしまいます。
「ぼんやり」しているけど「いい」と感じる、TOKYOの源流なのです。
その「よさ」って何なのでしょうか?
アートを「よい」という「山郷」で展開することにより、その「よさ」を実感できる「場」であり「時間」が「ひのはらアート」です。
作品や体験とともに包まれる環境、そこにあなたの「いい」がみつかることでしょう。
●3つのいい
ひのはらアートの特徴(みどころ)は、「むらのよさ」から「生活藝術」の可能性を実感でできる、3つ「いい」にあります。
・いい1 山郷に溶け込むアートに触れる
TOKYOの「むら」である檜原村を源流とする秋川は、多摩川となり、世田谷を経て羽田へと東京を貫きます。その源流の自然と中世まで遡れる村の風土と交響する作品を古くからある屋敷等で展開、山郷を見立てに多彩な鑑賞体験が得られます。最後となった今年の文化庁メディア芸術祭・アート部門大賞作家であるanno lab(あのラボ)による水滴が光を奏でるテクノロジー作品、秘仏のように古民家に鎮座するチームラボの作品といった、テクノロジーが幽玄に溶け込む作品をはじめ、「いい2」で触れる「山の恵み」から生まれる彫刻やインスタレーションなど、自然と風土に変幻に溶け込むアートを紅葉の秋川渓谷を巡りながらたのしめます。
・いい2 「生活藝術」が広げる可能性に触れる
現代アートがあらゆるかたちで注目されている現在。それを担うアーティストたちは、常に生活の中から着目を得、さまざまなマテリアルで創造を営んでいます。また、中世にまで遡れる秋川流域の人々の営み、たとえば木を植え育むことといった、持続的継続からうまれる諸象もまた、創造的なものということでできます。このような山郷で持続的に積み重ねられた創造に、アーティストによる新たな創造が結びつくことにより、新たな営み「生活藝術」が生まれ、新たな持続的創造と文明のサイクルが少しずつ動きます。本展では、彫刻家の中谷健一が村の木を用いて深き森の息吹を伝える作品を展示、八重山の営みを版画とした作品で沖縄の気鋭として南国のアイコンとなり富裕層の旅行者が作品を買い求める池城安武が舞台を変え、源流の風土にインスパイアされた作品を展開します。
開催にあたり作家が「むら」を訪問、作品づくりにとりかかります。
訪問作家の詳細や取材申し込みは、問い合わせ先に御照会ください。
・いい3 TOKYOの源流の体験価値を高める
鑑賞だけではなく「生活藝術」を反映した、TOKYOの源流ならではの体験を提供するプログラムを会期中に展開します。立体プラバンアートの第一人者として知られ、日常のなかのさまざまな素材を誰もがつくれるクリエイティブへ昇華させている NanaAkua(ナナアクヤ)は、村の木の加工から生まれる木くずをアップサイクル、秋川の木のねんどをつくりました。彼女の作品だけではなく、実際に子どもからあらゆる人が、木のねんどで創作体験できるワークショップを会期中開催します。檜原村在住の20歳代の現代美術家・菅谷杏樹は秋川流域の恵みを発酵・その成果を振る舞います。また、現代化とともに潰えてしまった村の「うるし」づくりを復興させる取組や、「生活藝術」から生まれた作品を販売するマーケットまで、藝術と風土、自然から生まれるTOKYOの源流の恵みをもとにした新たな体験価値を本プロジェクトより提供していきます。
ワークショップや催事の内容は、次報の詳細版でお知らせします。
最新の動向はホームページ https://hinohara.pro/ もしくは、問い合わせ先に御照会ください。