DDNとGATAN、比類なきパフォーマンスと拡張性で 要求の厳しい電子顕微鏡ワークフローを牽引
次世代高解像度カメラと、クラス最高の高性能データストレージの 複合ソリューションで、電子顕微鏡ワークフローの生産性を大幅に向上
株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパン(所在地:東京都千代田区、代表取締役:ロベルト・トリンドル、以下 DDN)は、電子顕微鏡の操作性の向上や性能の拡張に使用される計装機器とソフトウェアの世界的なメーカーであるGatan(R)との戦略的提携を発表しました。この提携により、DDNは電子顕微鏡研究環境とワークフローに対する画期的なソリューションを提供します。DDNの高性能データストレージプラットフォームと、Gatanの高性能カメラを組み合わせることにより、広範なエンドユーザーアプリケーションに向けて革新的で強力なエンドツーエンドソリューションを提供します。この電子顕微鏡における最新技術を最大限に活用することで、エンドユーザーは研究を加速し効率的に成果を生み出すことが可能になります。
近年、In-situ透過型電子顕微鏡用カメラおよびクライオ電子顕微鏡用カメラの劇的な進歩により、データ速度は毎秒10ギガバイトを超えるようになりました。Gatanの最新の高解像度電子顕微鏡カメラは、世界最高峰の研究プロジェクトに対して、常に改善を続ける空間分解能および時間分解能を提供していますが、同時にこれまでに類のない膨大な量のデジタルデータも生み出しています。解像度とフレームレートの向上がもたらす大量のデータは、従来のストレージソリューションの能力をはるかにしのぐスピードで増加しており、既存のストレージでは今日の電子顕微鏡ワークフローの性能と拡張性要件を十分にサポートできなくなっています。DDNのストレージは、高価で煩雑なサイロ型インフラストラクチャを必要とせずに、高信頼性、迅速な計装機器データ取得、分析、アーカイブ、コラボレーション、パブリケーション、およびデータ保護を独自にサポートしています。
現在、市場の大半を占めるストレージソリューションは、電子顕微鏡の高速データの取得と出力を同時に実行できないというボトルネックを抱えています。これに対して、DDN/Gatanの複合ソリューションは、データ取得と出力の同時実行が可能です。これにより企業や組織は、高解像度高速センサー装置の使用を最適化することができ、成果を得るまでの時間を短縮することができます。その結果、投資回収率が高まり、ユーザーが達成できる価値は最大限にまで高められます。
DDNストレージプラットフォームは、高解像度電子顕微鏡検査環境などのライフサイエンス、材料科学および製品設計、半導体設計および製造、石油およびガス研究などに最適です。DDNソリューションは、メガバイトから10ギガバイト/秒までを必要とする高データレート機器を、1台から多くの台数までサポートするように拡張できます。DDNソリューションは、数百ペタバイトの容量まで、および最大数テラバイト/秒の速度まで効率的に拡張し、高速性能、業界最高水準の密度とコアワークフローの拡張性を実現します。K3(TM)、K2(R)、K2 IS、OneView(R)、Rio(TM)、STEMx(TM)、および3View(R)を含むGatanの高解像度カメラソリューションスイートと組み合わせたDDNストレージは、電子顕微鏡ワークフローにおける新たなレベルの生産性と進歩を可能にします。過去数年間、DDNとGatanは、スクリプス研究所やヴァン・アンデル研究所などの先進的なライフサイエンスのサイトに共に導入されており、今後は将来の製品に向けて協業していきます。
<DDN グローバルセールス、マーケティング及びフィールドサービス担当 シニア・バイス・プレジデント ロベルト・トリンドルのコメント>
「計装機器データの大幅な増加は、ライフサイエンスと材料研究に革命をもたらすと同時に、ストレージに対して前例のない厳しい要求を突き付けています。DDNは、高度なデータ集約型の技術計算環境に取り組んでいることで知られています。Gatanの先進的なカメラ技術により、高性能の技術計算環境が必要となりましたが、DDNの独創的な機能により、お客様は従来のエンタープライズストレージに比べて、より多くのことをより迅速に実行できるようになります。当社がGatanとチームを組むことで、これらの技術を進化させることにより、今日の課題だけでなく、将来の課題にも取り組めることを大変嬉しく思います。」
Gatan社長 Sander Gubbens氏のコメント
「Gatanのカメラは、科学研究と分析に利用できる最高品質の画像とビデオが制作できることでよく知られています。これらの機能を活用するには、素早く簡単にアクセスできるデータソリューションを用意する必要があります。市場にあるストレージソリューションを調査分析した結果、DDNのストレージプラットフォームが最も際立っていました。これにより、複数機器からの高性能なデータ取得から同時高速分析まで、エンドツーエンドの電子顕微鏡ワークフローを1つのプラットフォーム内で管理することが可能になりました。その結果、現在と将来にわたってGatanのハイエンドカメラの能力をフルに活用できるようになりました。」
関連資料
・DDNのライフサイエンス向けソリューションについて
・DDNのエンドツーエンドストレージ及びビッグデータ・プラットフォームについて
・DDNのお客様について
・GatanのTEMイメージングおよび分光法製品について
・Gatanのイメージング手法について
Gatanについて
Gatanは、電子顕微鏡の操作と性能を向上させ、拡張するために使用される計装機器とソフトウェアの世界的な製造メーカーです。すべてのブランドの電子顕微鏡と完全に互換性があるGatanの製品は、標本の作成と操作からイメージングと分析までの分析プロセスの全範囲を網羅しています。その顧客基盤は、工業、政府機関および学術研究所に多い、分析機器のエンドユーザーの全範囲に及んでいます。これらの科学者と研究者が取り組むアプリケーションには、冶金、半導体、エレクトロニクス、生物科学、新素材研究、バイオテクノロジーなどがあります。 Gatanのブランド名は、世界中の科学界で認められ、尊敬されており、高品質な製品と業界をリードする技術の同義語となっています。 Gatan, Inc.は、Roper TechnologiesのMedical and Scientific Imaging部門のメンバーです。
【DataDirect Networksについて: https://ddn.co.jp/ 】
DataDirect Networks(DDN)は、大規模でスケーラブルなストレージ市場のリーダーとしてコンテンツ・リッチで高成長するIT環境において、最高レベルのシステム拡張性、効率性とシンプルさを実現する、データストレージ、プロセッシング・ソリューションとサービスを提供しています。株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパンはDDNの日本法人・100%子会社です。
会社名:株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパン
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※本ニュースリリースは2017年8月7日(現地時間)に米国で発表されたプレスリリースをもとに、日本国内向けに抄訳・再編集したものです。