アドホック通信技術を活用したメッセージング機能のサービス性評価と災害時の安否確認サービスの実用性評価のためのフィールド実証実験の開始

2017-06-12 10:00

株式会社仙台放送(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:竹内 次也、以下仙台放送)は、統合型アドホック通信技術である「スマホdeリレー®※」を利用したメッセージング機能のサービス性評価や災害時の安否確認サービスの実用性評価のためのフィールド実証実験を、国立大学法人東北大学(以下、東北大学) 、株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)、株式会社構造計画研究所(以下、構造計画研究所)と共同で、2017年6月12日(月)仙台市市民防災の日から実施いたします。
※「スマホdeリレー®」は東北大学と構造計画研究所の登録商標です。

「スマホdeリレー®」とは、東北大学が研究開発し、構造計画研究所が実用化したアドホック通信技術に、ドコモのアドホック通信技術「Adhoc Communication SDK」を統合した通信技術で、ドコモと構造計画研究所が共同開発したものです。
当機能はモバイル通信網が機能しない場合でも、端末のWI-FIやBluetoothの電波を使用して、リレー方式でメッセージを伝達し、安否情報をやり取りすることができ、災害時の通信への活用が期待されています。

この度、仙台放送が運営するニュースアプリに「スマホdeリレー®」を試験的に搭載し、オフライン状態でも利用できる1対1のメッセージ送受信、複数人によるメッセージ送受信、googleパーソンファインダーと連携した安否情報サービス機能を実証実験向けに開発。

フィールド実証実験は、2017年6月12日(月)から2017年7月31日(月)まで実施され、「スマホdeリレー®」が搭載された仙台放送のニュースアプリをダウンロードすることで参加が可能です。
近くにいる人同士のスマートフォンがリレー方式でメッセージを伝達できることを体験してもらい、ユーザーのアンケートにより実用性の評価を行います。

また、同期間では、より多くの人にその機能を使ってもらうため、仙台市内のクリスロード商店街にある仙台放送広報スペース・仙台縁日を拠点に、仙台放送の情報バラエティ番組「仙臺(せんだい)いろは増刊号」とコラボレーションした防災・減災の謎解きイベントを実施。
機能を使用しながら謎を解くことで、参加者に災害時を想定した機能の利便性を感じてもらうと共に、防災・減災に対する意識を深めてもらいます。

今回の取り組みは、2011年3月11日に発生した東日本大震災で、携帯電話各社の通信回線がダウンし、多くの人々が家族や友人と連絡が取れない状況となったことを受け、大学、放送局、開発会社、通信会社が災害に強いまちづくりを目指し実施するものです。

■「スマホdeリレー®」を利用したメッセージング機能「AirBaton(仮)」と実証実験については下記サイトをご覧ください。
AirBaton(仮)特設サイト
http://ox-tv.jp/nc/app/airbaton/

■「仙臺いろは増刊号」防災・減災の謎解きイベントについては下記サイトをご覧ください。
仙臺いろは増刊号公式サイト内掲載記事
http://s-iroha.jp/article/5160

<本件に関する報道関係の方のお問い合わせ先>
株式会社仙台放送 デジタル事業部 工藤
Tel:022-267-1266 / Mail:kudo.kentaro@ox-tv.co.jp

防災・減災謎解きアトラクション イメージ画像
防災・減災謎解きアトラクション メインビジュアル画像
仙台放送ニュースアプリ・メッセージング機能「AirBaton(仮)」の安否情報サービス画面
仙台放送ニュースアプリ・メッセージング機能「AirBaton(仮)」のメッセージ画面
仙台放送ニュースアプリ・メッセージング機能「AirBaton(仮)」の新着画面
スマホdeリレー®の接続イメージ
仙台放送ニュースアプリ・TOP画面の「メッセージ」アイコンから試験搭載のメッセージング機能「AirBaton(仮)」が利用可能
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