絶滅危惧種の花「ヒゴタイ」で一足先に秋の花を楽しむ お花見会を8月27日広島県庄原市にて開催

廃校になった小学生が残した「地域の宝」

四季を通じて山野草が楽しめる高原リゾート 休暇村吾妻山ロッジ(所在地:広島県庄原市比和町、支配人:中島 真治)は、NPO法人比和まちミュージアムが主催するヒゴタイのお花見イベント「ぼにばな縁日会とうたあそび」とタイアップした日帰りツアーを2017年8月27日(日)に行います。

ツアーでは国指定の絶滅危惧種に指定されているヒゴタイの群生を観察。地元産比和そばを食べ、民俗学者 宮本 常一が訪ねた古民家でお茶会に参加します。標高1,000m地点にある休暇村吾妻山ロッジの草原でも、マツムシソウやツリガネニンジンなど、一足先に開花シーズンを迎えている秋の花を観察します。

三河内地区では民宿で訪れた生徒たちにもヒゴタイの観察会を行っています

地域の宝 ぼにばな(ヒゴタイ)

「ヒゴタイ」は日当たりのよい草地に生育するキク科の多年草で、枝先に鮮やかな濃い青紫色の小花を球状につけます。花の見頃は8月下旬から9月の上旬。九州と中国地方の一部でしか目にすることができず、国の絶滅危惧種に指定されている植物です。広島県庄原市比和町では古くから、お墓に手向ける花の一つ「ぼにばな」と呼んで親しまれています。

かつては数が減っていましたが、専門で研究している大学教授が庄原市に訪れたことがきっかけで、地元の小学生(三河内小学校)が全国的にも珍しいこの植物を「地域の宝だ」と考え保存活動が始めました。小学校が廃校になった2008年からは活動を大人に引き継がれ、勉強会や草刈り作業が行われ、少しずつ花の数が増え続けています。休暇村吾妻山ロッジではヒゴタイを含め、「里山に残したい初秋の七草」を独自に設定。ツアー参加者と一緒に、7つの花すべてを探し歩きます。

イベントツアー概要

「ぼにばな縁日会とうたあそび」ツアー

日程    :2017年8月27日(日)

集合場所  :休暇村吾妻山ロッジ

       (広島県庄原市比和町森脇423-1)

イベント場所:慶雲寺 ぼにばなの咲く丘周辺

       (広島県庄原市比和町三河内1612)

料金    :3,000円

定員    :20人

9:00 吾妻山集合 秋の山野草をお花見

    (マツムシソウ、キセルアザミ、ヤマラッキョウなど)

10:00 吾妻山出発

10:30 ヒゴタイ(ぼにばな)群生地 お花見

11:00 慶雲寺で「比和産もえぎ蕎麦」の試食

11:30 標高500m たたら製鉄でできた棚田を望み古民家「長者屋」でお茶会

12:00 ヒゴタイ群生地出発

12:30 吾妻山到着 解散

※ヒゴタイなどの生物多様性の資料が、比和町にある日本一小さな博物館「比和自然科学博物館」に収蔵されています。

休暇村吾妻山ロッジ

広島と島根の県境、夏でも涼しい標高1,000mに位置する高原リゾート。かつて牧場だった広大なフィールドには天然芝の草原が広がり、季節を通じて年間300種類をこえる山野草に出会えます。夕食は地域の野菜を使った手作り料理。希少な比婆牛が花を添えます。毎週土曜日には夜の森を歩くナイトハイクを実施。満天の星空と野生動物の気配を感じられるスリリングな体験が待っています。

「自然にときめくリゾート 休暇村」

日本の景色を代表する国立公園・国定公園など優れた自然環境の中にあるリゾートホテル。37か所ある休暇村は、「自然にときめくリゾート」のコンセプトのもと、地元の食材を活かした料理や、地域の自然、文化、歴史とのふれあいプログラムなど、その土地ならではの魅力にふれる場を提供し、すべてのお客様に心が自然にときめくひとときをお届けします。

地元でボニバナとして親しまれているヒゴタイ
秋の訪れを告げる 吾妻山に咲くマツムシソウ
三河内小学校の児童が詠んだ うたあそび
比和小学校のヒゴタイ保全活動
棚田が望める古民家でお茶会
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