日本オラクル、ヘルス・サイエンス製品を提供し、がんの創薬研究に有用なデータを管理する基盤構築に貢献

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、執行役社長 最高経営責任者:フランク・オーバーマイヤー)は本日、オラクルのヘルス・サイエンス製品「Oracle Health Sciences Translational Research」が、2019年4月、第一三共株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:眞鍋 淳、以下「第一三共」)に導入されたことを発表します。

「Oracle Health Sciences Translational Research」は、新薬を開発する上で必要なさまざまなオミックス1データから臨床データまでを統合し、分析を可能にする製品です。製薬企業における創薬研究を加速させるために、バイオマーカー2の効率的な発見をサポートすることで、がんなどに対する標的薬の有効性を検証し、個別化医療の発展に必要な知見の入手に貢献します。なお、国内製薬メーカーによる「Oracle Health Sciences Translational Research」の初めての導入事例です。
*1: 遺伝子やたんぱく質など生体内に存在する分子情報を網羅的に扱う研究分野
*2: 人間の健康状態や治療に対する薬理学的な反応を定量的かつ客観的に判断、評価するための科学的指標

「Oracle Health Sciences Translational Research」は、医療機関や研究機関が扱う遺伝子・診療・臨床情報などの膨大なデータを統合するデータ・モデルと横断的に分析するツールで構成されたヘルス・サイエンス向けソリューション群です。オラクルのクラウド・サービス上で稼働し、トランスレーショナル研究データ、そしてTGCA3やTARGET4などの重要な公開遺伝子データは、データ分析のために「Oracle Health Sciences Translational Research」に格納されます。このソリューションにより、お客様は創薬研究に必要な情報を単一のデータベースに統合することができるようになりました。「Oracle Health Sciences Translational Research」に統計プログラミング環境「Oracle R Enterprise」を統合することにより、バイオマーカー発見および医薬品開発をサポートします。
*3: 2006年から米国で開始された大型がんゲノム・プロジェクト
*4: 有効な治療の開発を目的とした治療適用可能な研究

「Oracle Health Sciences Translational Research」が、お客様の下記のような期待に応えるものと考えています。
・「Oracle Health Sciences Translational Research」が、オミックスデータ処理、データ分析、ユーザー・インターフェースなどの項目で、他社の製品を超えた性能・機能を提供
・「Oracle R Enterprise」と併用することで、バイオインフォマティクスの広範なニーズに対応
・オラクルのヘルス・サイエンスを専門にしたコンサルティング・チームが、臨床およびゲノムデータの管理、格納や分析を支援
・臨床試験や安全性管理などのシステムを有するオラクルの広範なヘルス・サイエンス製品などとの連携にも対応可能
・プロジェクトのすべての段階においてお客様と連携することで、複雑な要件を高度に満たすことが可能
・オラクルのクラウド上でシステムを稼働しているため、お客様のプロジェクト進捗に合わせてデータベース性能やCPUパワーなどのリソース拡張が可能

Oracle Health Sciencesについて
オラクルは、より予測的、予防的、かつパーソナライズされた参加型のシステムが人々の健康増進に役立つと考えています。当社はテクノロジー、データ、知見を通じてオーダーメイド医療の迅速な発展を支えています。オラクルのソリューションは、診療の質と結果の改善、コストの削減、新しい治療法と機器の市場投入までの時間の短縮を目的とした業界イニシアティブをサポートしています。「Oracle Health Sciences」は、世界のライフサイエンスおよびヘルスケア企業・機関向けの総合的ビジネス・アプリケーション、データベース、ミドルウェア、ハードウェア・ソリューションを提供しています。

参考リンク
●Oracle for Life Sciences
https://www.oracle.com/jp/industries/life-sciences/

日本オラクルについて
オラクル・コーポレーションの日本法人。「beyond your cloud >commit;」をスローガンに掲げ、広範かつ最大限に統合されたクラウド・アプリケーションおよびクラウド・プラットフォームなど、データ・ドリブンなアプローチにより情報価値を最大化するクラウド・サービスの提供と、それらの利用を支援する各種サービスの事業を展開しています。2000年に東証一部上場(証券コード:4716)。URL http://www.oracle.com/jp

日本オラクル公式ソーシャルメディアチャネル
・Facebook http://www.facebook.com/OracleJP
・Twitter https://twitter.com/Oracle_Japan

オラクルについて
Oracle Cloudは、セールス、サービス、マーケティング、人事、経理・財務、製造などを網羅する広範なアプリケーション群、「Oracle Autonomous Database」に代表される、高度に自動化され、高いセキュリティを備えた第2世代インフラストラクチャを提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com/ をご覧ください。

【本件に関するお問い合わせ先】
日本オラクル株式会社 広報室 谷地田
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/

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