エレクトロニクス技術を利用したスマートパッケージの世界需要が今後10年間で17億米ドル以上の規模に拡大

株式会社グローバル インフォメーションは、IDTechEx Ltd.が発行した報告書「Smart Packaging Comes To Market: Brand Enhancement with Electronics 2013-2023 (スマートパッケージの実用化:エレクトロニクスを利用したブランドイメージの強化)」の販売を開始しました。

ウィンクするラム酒のボトルやしゃべるピザボックスから、虫を追跡するために帯電させた殺虫剤を放つエアロゾルに至るまで、エレクトロニクスはすでに商品のパッケージングに組み込まれるようになっています。いつ、どれだけ摂取すべきかを録音してあり、患者に飲むように指示を出す医薬品などというものまであります。また、プログラム制御できる携帯電話のデコレーションも出現しています。しかし、これらはほんの手始めに過ぎません。これらのパッケージングを実現するための主要技術であるプリンテッド・エレクトロニクスが今まさに99%もコスト低減できる段階にまで来ています。このため、有名ブランドを持つ多くの企業で最近、多岐専門分野にわたる開発チームを結成し、紙のように薄いエレクトロニクス回路を量産品の商品パッケージに組み込む開発を始めています。これによってさまざまに消費者の利便性を高めることができ、また競合他社に差をつけることができます。これは主に商品の宣伝売買に関する近代化と言えるものであり、固定した印刷を超えた進歩であって、また消費者が受け取れる価値を劇的に高められるものです。

同レポートは、スマートパッケージング用エレクトロニクスデバイスに対する世界的需要が現在転換点にあり、今後急速な成長を遂げて2023年には17億米ドル規模にまで至るということを明示しています。エレクトロニクス・パッケージング(e-パッケージング)市場は引き続き、主として消費者向けパッケージ商品を対象としたものとなり、2023年にはエレクトロニクス機能を有するパッケージの個数が350億個にも達すると見られます。

e-パッケージングは、顧客との結びつきを強めたいブランドの必要性に対処し、また差別化を高められるものとなります。それは小売業者自身のブランドにも当てはまるものです。E-パッケージングはまた、高齢者が必ず必要となる使い捨て型の医療検査薬の管理や薬剤の摂取のための機器の管理にも対処できるものとなります。E-パッケージングなら、人口の3分の1にも及ぶ、小さな文字の説明書きを読むのが困難な人々を助けることもできます。

e-パッケージは現在、消費者向けパッケージ商品を扱っている主要な企業でさまざまな試行が行われており、また3000以上の事業組織(その半分は学術研究組織です。)で、プリンテッド・エレクトロニクス技術や将来プリンテッド・エレクトロニクス化できそうな技術について急速に技術開発が進んでいることから、e-パッケージ市場の成長はますます促進されることになるでしょう。

エレクトロニクス化スマートパッケージングの急速な成長を支える6つの主要因は次の通りです。

・人口の高齢化
・消費者の要求事項がますます厳しくなる
・富裕層の消費者が増加
・ライフスタイルの変化
・法規制の厳格化
・犯罪および新たなテロリズムに対する懸念

市場調査レポート: スマートパッケージの実用化:エレクトロニクスを利用したブランドイメージの強化
Smart Packaging Comes To Market: Brand Enhancement with Electronics 2013-2023
http://www.gii.co.jp/report/ix260725-smart-packaging-comes-market-brand-enhancement.html
出版日: 2013年02月01日
発行: IDTechEx Ltd.

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