<新刊>不安ウーマン ~医療的ケア児のシングルマザー 明日を生きていくために~(2021年6月23日発売)
株式会社ぶどう社(所在地:東京都世田谷区、代表者:市毛 未知子)は、著者 福満 美穂子の新刊「不安ウーマン ~医療的ケア児のシングルマザー 明日を生きていくために~」を2021年6月に発売いたしました。
不安が私の力になる!
26歳で結婚、32歳で出産、医療的ケア児の娘との暮らし、そして離婚。うまくいかない人生、悲しみも不安も自分の醜さも、全部受け止めて生きていく、不安や恐れを力に変えて、これが私なりの幸せ。ママで、娘で、事業主で、そして女の私の物語。
定価1,760円(本体1,600円+税)
●「幸せになっていんだよ」と言われ
私は、寝たきりでてんかん発作、医療的ケアが必要な重度の知的障がいがある娘と、いつもワンセットで一緒にいます。妹に「お姉ちゃん、幸せになっていんだよ」と言われ、「私、幸せなんだけど」そう言いきってみるものの、「けど」をつけて返答してしまう。他人からの見た目を気にして、見栄を張っているようにも思える……充実した毎日を送っているのに……。私の気持ちの奥底には、「幸せ」を手に入れることでとても大切な何かを失いそうな、そんな「不安」が常にある。
今、コロナ禍で世界の誰しもが「不安」を抱えています。だから、不安と折り合いをつけて付き合っていく、そんな心の作業を考えてみたいと思いました。いいことも悪いことも含め、様々なことに出くわし、悩み、受け入れていく中で、最終的には、幸せも生き方も他人からの評価ではなく自分で決めていいはずです。そんな当たり前のことを、皆さんと共感し合えたらとキーボードを叩くことにしました。(本文より)
●離婚からのリスタート
重い障害のある娘は、常に命の危険と隣り合わせ。24時間いつ何があるかわからない孤独な子育ては、「私の精神を壊しはじめた」と著者は書いています。誰に相談しても「離婚」を勧められた。でも、実家には帰れないし、「離婚」はありえないと考えていた著者。そして、娘の誕生日の日、娘が入院中の病室で、夫から差し出された「離婚届」。そこから、自分の居場所、母との関係、自分の自立、娘の自立、「ウーマン」としてリスタートしていきます。「不安」を力にしながら。
●もくじ
はじめに
プロローグ
1 普通ってなんだろう ―妻、母、シングルマザーへ―
1章 出産
2章 結婚生活
3章 離婚
2 ゆらぎながら迷いながら ―母と私、私と娘―
4章 起業
5章 私はマザコンで子ども依存症
6章 二人とも大手術
7章 娘の成長
3 私が私でいるために ―不安や恐れを力に変えて―
8章 それぞれの自立を目指して
9章 明日を生きていくために
エピローグ
おわりに
●書籍情報
書籍名:不安ウーマン ~医療的ケア児のシングルマザー 明日を生きていくために~
価格 :税込1,760円
著者 :福満 美穂子
出版社:ぶどう社
ISBN :978-4-89240-250-0
判型 :四六判/並製
販売サイト
●著者情報
福満 美穂子(ふくみつ みほこ)
1972年 埼玉県生まれ
1994年 学習院大学文学部・日本語日本文学科卒業
2003年 長女出産
2007年 「重度心身障害児親子の会 おでんくらぶ」代表
2015年 「NPO法人なかのドリーム」理事
会社概要
商号 : 株式会社ぶどう社
代表者: 市毛 未知子
所在地: 東京都世田谷区2-26-6-203
設立 : 1975年
URL : http://www.budousha.co.jp