日本オラクル、「Oracle Application Server 10g Release 3」および「Oracle JDeveloper 10g Release 3」を提供開始
日本オラクル株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：新宅正明、以下日本オラクル）は、エンタープライズ向けJava仕様の次世代版「Java EE 5」に向けたSOAテクノロジー基盤となる「Oracle Application Server 10g Release 3（10.1.3）」および「Oracle JDeveloper 10g Release 3（10.1.3）」を提供開始します。
「Oracle Application Server 10g Release 3（10.1.3）」は、オラクルのミドルウェア製品群「Oracle Fusion Middleware」の主要コンポーネントです。最新のJava仕様「J2EE1.4」に完全対応するだけでなく、先行する形で「Enterprise JavaBeans 3.0（以下EJB3.0）」を早期実装しています。また、「Oracle Real Application Clusters」と組み合わせることで高い可用性を実現する高速接続フェイルオーバーの機能に対応しており、「Oracle Database」と強固に連携します。先行して実装された「EJB3.0」の永続性管理機能エンジンとしては、実績あるO/Rマッピング・ツールの最新版「Oracle TopLink 10g Release 3（10.1.3）」が採用されています。「Oracle Application Server 10g Release 3（10.1.3）」および「Oracle TopLink 10g Release 3（10.1.3）」は、2006年3月末より提供を開始いたします。
「Oracle Application Server 10g Release 3（10.1.3）」は高い生産性を誇り、J2EE統合開発環境である「Oracle JDeveloper 10g Release 3（10.1.3）」と統合されています。「Oracle JDeveloper 10g Release 3（10.1.3）」は、本日より日本オラクルのオラクル技術者向けコミュニティサイト「Oracle Technology Network Japan」（http://otn.oracle.co.jp/）から無償ダウンロードにて提供開始されます。本バージョンより、すべての機能を包含した「Studio Edition」に加え、Javaコーディング開発者向けの最小構成である「Java Edition」、J2EE開発者向けの「J2EE Edition」も公開され、開発者の目的に合ったエディションを利用できる形になります。この最新版では、次世代SOAを支えるテクノロジー基盤として、Webアプリケーションのコンテンツやページフロー作成のためのフレームワーク「JavaServer Faces（以下JSF）」のためのビジュアル開発機能、Webアプリケーションの実装技術「AJAX」対応のJSFコンポーネント、次世代Java EE 5の中核機能「Enterprise JavaBeans 3.0」に対応した機能を提供します。
オラクルの新ミドルウェア基盤「Oracle Fusion Middleware」では、「EJB3.0」を始めとするさまざまな先進テクノロジーをいち早くサポートするとともに、その基盤として、堅牢で信頼性の高い統合されたインフラ機能を提供します。
なお、「Oracle Application Server 10g Release 3」と「Oracle JDeveloper 10g Release 3」は、本日から3月3日まで行われる「Oracle OpenWorld Tokyo 2006」の展示コーナー「オラクルキャンプグラウンド」内「Oracle Fusion Middleware」コーナーで紹介される予定です。
【提供開始時期/価格】
- 「Oracle Application Server 10g Release 3」（「Oracle TopLink 10g Release 3」を含む）
時期：2006年3月末
価格：656,250円（税込み）/ Processor 〜
13,125円（税込み）/ Named User Plus 〜 - 「Oracle JDeveloper 10g Release 3」
本日より「Oracle Technology Network Japan」（http://otn.oracle.co.jp/）からすべてのエディションの無償ダウンロードを開始
●「Enterprise JavaBeans」とは
個々の機能を部品化（コンポーネント化）して再利用する手法で、ビジネス・アプリケーションを構築する場合に必要とされる機能を規定した仕様です。セッション管理やネットワーク分散トランザクションなどに関する規定が含まれます。オラクルは、「EJB3.0」の仕様策定メンバーのリーダーとして活動しています。
●「Java EE 5」とは
エンタープライズ向けJava仕様「J2EE」の次世代版として計画されている機能セットです。「Java EE 5」では、EoD（Ease of Development：開発しやすさ）を重要なテーマとして、複雑で難解であるこれまでの「J2EE」の印象を覆し、より開発を容易にするためにさまざまな機能強化が行われています。「EJB3.0」はその中心的存在として期待されている機能です。
●「Oracle TopLink 10g Release 3（10.1.3）」とは
実績あるO/Rマッピング・ツールで、生産性だけでなく、優れたデータ・キャッシュ技術により高パフォーマンスなDBアクセスを実現します。その評価の高いエンジンは、「EJB3.0」のリファレンス実装として、オープンソース・プロジェクトである「Project GlassFish」（https://glassfish.dev.java.net/）にも採用されています。
■本件に関する報道関係お問い合わせ先
日本オラクル株式会社 コーポレート・コミュニケーション室 広報部 北川
TEL: 03-6238-8180 FAX: 03-5213-6990
E-mail: Natsuko.Kitagawa@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/
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