豪雨による浸水被害の早期解消に。モリタ、横浜市初の排水ポンプ車を納入。
横浜市環境創造局に、横浜市初となる排水ポンプ車2台が納入されました。納入したのは、消防車等の開発・製造・販売を手掛ける株式会社モリタ(本社:兵庫・東京、代表取締役:尾形和美)。排水ポンプ車は、豪雨等により浸水した現場に駆け付け、排水作業を速やかに行い、被害現場の早期復旧に活用されます。
■横浜市 排水ポンプ車 初導入の背景
2019年9月、横浜市の観測史上最大となる1時間あたり100mmの降雨が観測され、多数の浸水被害が生じていました。台風のように事前に予測ができる豪雨に備えて排水ポンプ車を待機させ、道路冠水などの被害が多発・長期化する箇所における被害の早急解消を目的に、横浜市初となる排水ポンプ車が導入されました。2tトラックでコンパクトなため、狭い路地も運転しやすくなっています。
6月29日(火)に、新浦島ポンプ場(横浜市神奈川区)にて排水作業のデモンストレーションが実施され、横浜市環境創造局からは、「想定を超える大雨がいつ発生してもおかしくない状況の中、万一の備えとして危機管理体制の向上を図り、市民の安全・安心に繋げていきたい」とのコメントがありました。
■多様化・激甚化する災害対応へのソリューションを提供
株式会社モリタは、1907年の創業以来、主に、消防ポンプ自動車や、はしご車等を中心とした「消火」「救助」に特化した製品を提供してきました。しかし、近年では、大雨・台風・地震・津波・土砂崩れ・大雪・火山噴火・感染症など、災害が多様化するだけでなく、頻発・激甚化しています。多様化する大規模災害に対するソリューションの提案を行うべく、モリタは、2020年5月に新部署となるCF事業部(CF = Create Future)を発足し、体制を強化しました。
大雨・台風、それに伴い発生する河川の氾濫等による住宅地の浸水や、道路の冠水被害が全国各地で頻発していますが、地下鉄や空港、地下街、商店街や大規模スーパー、農作物を育てる田畑、工場や倉庫なども浸水被害を受けています。モリタは、被災現場の早期復旧に貢献する排水ポンプ車や排水ポンプユニットをはじめとした、安心して暮らせる街づくりに繋がる製品の提供を積極的に行っています。
モリタグループでは、火災への対応だけでなく、予防から減災、復旧・復興支援に至るまで、災害の場面ごとに必要な製品・サービスの提供にも注力しています。
「人と地球のいのちを守る」というスローガンのもと、「グローバルな総合防災ソリューション企業」を目指し、すべての人が安心して暮らせるための安全な社会づくりへの取組みを、今後も推進してまいります。
■油圧駆動式排水ポンプユニット(※横浜市へ納車した発電駆動式排水ポンプとは異なります。)
https://www.morita119.jp/fire_engine/special/pumping_system/index.html
■救助用エアボート FAN-BEE
https://www.morita119.jp/fire_engine/special/fanbee/index.html
■折り畳み式電動資機材搬送車 EZ-Raider
https://www.morita119.jp/fire_engine/special/ez-raider/index.html
■小型オフロード車 Red Ladybug
https://www.morita119.jp/fire_engine/special/redladybug/index.html
モリタグループについてはこちら「早わかりモリタグループ」
https://www.morita119.com/hayawakari/
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社モリタホールディングス
広報室 森田 TEL.03-6400-3485