そうだ、小説で京都行こう。──在宅で祇園を楽しむ! 人気シリーズ『京都祇園もも吉庵のあまから帖3』発売

株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、志賀内泰弘著『京都祇園もも吉庵のあまから帖3』(本体750円・税別)を、2021年3月5日に発売しました。本書は、京都祇園の甘味処「もも吉庵」の女将もも吉と、常連客たちの心温まる交流を描いた連作小説シリーズ第3弾です。コロナ禍で祇園も全面休業を経験、緊急事態宣言が解除されても以前のような京都旅行ができるのは、まだ先のことでしょう。物語のなかで京都の人・モノ・情緒に触れることができる「もも吉庵」シリーズが、ひと足早く、京都の街をご案内します。

『京都祇園もも吉庵のあまから帖3』表紙
『京都祇園もも吉庵のあまから帖3』表紙

自宅にいながらにして「祇園」の街を深く味わう

「京都祇園もも吉庵のあまから帖」は、2019年9月の第1巻刊行以来、刊行すれば必ず重版出来のPHP文芸文庫の人気シリーズ。元芸妓のもも吉は、今はわけあって甘味処「もも吉庵」を営んでいます、一見さんお断り、メニューは「麩もちぜんざい」のみの小さな店には、様々な悩みを抱えた人たちが集まってきます。もも吉は、ときに辛口に、ときにやさしく、常連さんたちの心を解きほぐしていきます。
名物女将もも吉を囲む人と人のふれあい、祇園の街や店の息づかい、四季折々の京都の風情など、読むだけで京都に出かけ、実際に「もも吉庵」を訪ねたような情緒を満喫できます。

「花街」「茶会」「大文字」「和菓子」など、京都文化を追体験できる第3巻

シリーズ最新刊は、コロナ禍で自由な旅行も思うに任せない現状を踏まえ、著者は「そうだ、小説で京都行こう。」をコンセプトに、とくに京都の風物を巧みに織り込んで苦心を重ねた意欲作になりました。
かつて一世を風靡しながら、不慮の事故で行方をくらました歌舞伎役者が、十五年ぶりに京都に姿を現した理由とは(「第一話」)、茶会の準備で老舗和菓子屋の女性が見せた「おもてなし」の神髄に触れる(「第三話」)、ようやくお店出しが決まった舞妓に思わぬ事態が起こる(「第五話」)など、5編が収録されています。

「京都祇園もも吉庵のあまから帖」シリーズのトピックス

主人公のモデルは老舗のお茶屋の名物女将

2019年7月、祇園で火災が発生。このとき全焼したお茶屋「吉うた」の女将・高安美三子さんがもも吉のモデルです。これまでも同シリーズは地元メディアの記事化、地元書店での展開など、熱い声援をいただいてきました。

「麩もちぜんざい」のレシピと京都の老舗和菓子が続々登場します

もも吉庵のぜんざいはもちろんのこと、甘味ファンにはたまらない京都の和菓子も登場します。3巻の巻末には、もも吉庵特製の「麩もちぜんざい」のレシピも収録しています。

2021年の私立中学入試問題に採用

月刊誌連載時の「京都祇園もも吉庵のあまから帖」の一節が、京都の難関中学「洛南高校附属中学」の国語の入学試験問題に採用されました。

著者について

志賀内泰弘(しがない やすひろ)
作家。世の中を思いやりでいっぱいにする「プチ紳士・プチ淑女を探せ!」運動代表。月刊紙「プチ紳士からの手紙」編集長。人のご縁の大切さを後進に導く「志賀内人脈塾」主宰。人に話したくなる感動的な「ちょっといい話」を新聞・雑誌・Webなどで連載中。『5分で涙があふれて止まらないお話 七転び八起きの人びと』(PHP研究所)など、多数の著書がある。

書誌情報

・メインタイトル:京都祇園もも吉庵のあまから帖3
・著者:志賀内泰弘
・発売日:2021年3月5日
・定価:本体750円(税別)
・仕様:320ページ/文庫判並製
・発行:PHP研究所

「京都祇園もも吉庵のあまから帖」シリーズ・好評既刊


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