写真集「愛されすぎたぬいぐるみたち」6月13日発売! 愛あるエピソードでつづる61の「MUCH LOVED」な物語

株式会社オークラ出版(本社:東京都目黒区、代表:長嶋うつぎ)は「愛されすぎたぬいぐるみたち」(写真・文:マーク・ニクソン、翻訳:金井真弓)を2017年6月13日(火)より全国の書店、ネット書店で販売いたしました。

写真集「愛されすぎたぬいぐるみたち」

子どものころから何十年もいっしょに過ごすうちに、ちょっと…いや、かなりぼろぼろになってしまったぬいぐるみたち。U2のボノやミスター・ビーンのクマをはじめとした、愛の重みを一身に受けたぬいぐるみたちの姿を、笑いや涙の思い出が詰まった文章とともに紹介します。

目や鼻が取れていたり、ほころびを縫い合わされた腕をしていたりするクマやウサギを見れば、きっと自分の幼いころを思い出さずにはいられないでしょう。何も要求せず、見返りも求めずにそばにいてくれたぬいぐるみのことも。

原作はアイルランド首都ダブリン在住の写真家マーク・ニクソン(Mark Nixon)。4年前彼は、自分のスタジオで大切なぬいぐるみと持ち主の写真を撮り、ホームページに載せました( https://www.marknixon.com/MUCHLOVED/1/caption )。この作品「MUCH LOVED」は1ヶ月で150万件以上のアクセス、3ヶ月で450万件を超えることに。

それらをまとめた写真集「MUCH LOVED」は中国からペルー、アイスランド、アルゼンチン、アメリカからロシアまで、そしてヨーロッパ中でもニュースやブログで話題になり、日本では2015年6月9日放映「マツコの知らない世界」でも紹介されました。

オークラ出版ではこの原作に感銘を受け「愛されすぎたぬいぐるみたち」を翻訳出版しました。

巻末には原作同様、読者ご自身がお持ちのぬいぐるみのプロフィールを書くページがついており、写真を添付しその子についての身の上話を書き足すことで、写真集にご自身の物語を追加することができます。

エピソード抜粋

61体のエピソードから11件を抜粋しました。添付の画像と連動しています。

グレッグのクマ(P10)

P10掲載「グレッグのクマ」

U2の「ワン・トゥリー・ヒル」はこの持ち主だったグレッグのために作られた曲。グレッグが若くして交通事故で早世したとき、親友のボノが貰い受けました。この曲が演奏される時、このクマはいい方の耳で聴いてにっこり笑います!

ピンクテディ(P12)

P12掲載「ピンクテディ」

24歳 1988年のクリスマスに鮮やかなピンクのクマとして持ち主が6か月でプレゼントされました。そのクリスマスパーティでこのテディは何故かバラバラにされてしまったので、大おばさんが来て丁寧に直してくれました。その事件以来とても大切にされています。

ビリー(P38)

P38掲載「ビリー」

102歳 ビリーはアランが4歳の時、おじさんに貰いました。アランが20歳のとき、ビリーを残して働きに行ってしまったので弟のダレルのものになりました。102歳になっても飾り棚で微笑んでいます。

ピーター(P42)

P42掲載「ピーター」

この「愛されすぎたぬいぐるみたち」の展示会のためにピーターは連れてこられました。50代なかばのピーターはお手製の編み物で遊び着を作ってもらい、今は寝室でいちばんセレブな場所に置かれています。

ペドロ(P62)

P62掲載「ペドロ」

47歳 持ち主が赤ちゃんの時から一緒。毛もなくなってお母さんに洋服を作って貰いました。ドールホスピタルにも入院し鼻と目をつけてもらうほど可愛いがられています。

フィリップ(P84)

P84掲載「フィリップ」

34歳 フィリップはとてもおしゃれなサテンの箱に入ってやってきました。アメリカでサマーキャンプも経験し海賊として冒険をすることになったけれど、ふたたび現れた時はバンダナを巻き、剣と地図を持っていました。

ミスター・ビーンのテディ(P86)

P86掲載「ミスター・ビーンのテディ」

22歳 持ち主はミスター・ビーンのプロダクション。ミスター・ビーンはテディを生きているかのように扱い、クリスマスプレゼントを買ってあげたり、朝は目をさまさないよう気を使ったり。「もううんざり、ミスター・ビーン」では洗濯され縮まってしまいますが、なんとペットショーで優勝した経験も!

チェッキー(P90)

P90掲載「チェッキー」

32歳 若いころは、ほとんど裸で過ごしていましたが、つめものが無くならないように洋服を着ています。今は持ち主の娘と一緒に寝ています。

テディ・ギリガン(P94)

P94掲載「テディ・ギリガン」

24歳 テディはショーンが生まれたとき、おばさんがカナダから送ってくれました。ショーンはチェッキーのラベルが擦り切れるほど大切にし、ショーンが歯を抜いてもらう時は自分も一緒に抜いてもらいました。テディの背中に焦げた跡があるのはベッドに行く前に暖炉で暖めたから。ショーンが7歳になるまでママと同じくらい大事だったけどいつしか箱にしまわれ10年後ショーンに娘が生まれたときに、また復活しました。

テディー(P122)

P122掲載「テディー」

60歳以上 1950年代初めに生まれたが定かではない。持ち主の友人に間違ってねじ回しをさしこまれ、20年間声が出ない経験をもつ。でもテディは手術を受け唸り声がだせるようになった。そして大事にされ半世紀友人と暮らしている。

ミスターテッド/ジョニーのクマ(P126)

P126掲載「ミスターテッド/ジョニーのクマ」

43歳 ミスターテッドは、持ち主の兄ジョニーに買われたが、ジョニーがダウン症で6歳前に亡くなるまで夢中になったぬいぐるみでした。ジョニーが亡くなったあと母がとても大切にし妹達が可愛がりました。そして3人の子供達の相手をしてくれたジョニーのクマは母の詩で紹介されています。

写真・文 マーク・ニクソン

国際的な賞を受賞した、肖像写真や編集用写真、広告写真の写真家で、アイルランドのダブリンを拠点に活動。マークは年に一度、『愛されすぎたぬいぐるみたち』の撮影のためにニューヨークとロサンゼルスを訪問。 info@marknixon.comhttp://www.marknixon.com

訳 金井真弓

翻訳家。千葉大学人文社会科学研究科修士課程修了。おもな訳書に『嫌いだけど大好きなあなた』(オークラ出版)、『ビューティフル・ディザスター』(早川書房)などがある。20体以上のぬいぐるみとともに暮らしている。

書籍概要

書籍名: 愛されすぎたぬいぐるみたち

著  : マーク・ニクソン

訳  : 金井真弓

発売日: 2017年6月13日(火)

価格 : 1,700円+税

体裁 : A4判/130ページ

発行元: 株式会社オークラ出版

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