CIGS PVの成長が太陽光発電産業におけるインジウムの使用の主要な原動力になる
株式会社グローバルインフォメーションは、ナノマーケッツが発行した報告書「Markets for Indium-Based Materials in Photovoltaics (太陽光発電におけるインジウムベース素材の市場)」の販売を開始しました。
ナノマーケッツの予測では太陽光発電産業が次世代の太陽光発電技術を追求するにあたり多くのインジウムリン(InP)が使用されるようになりす。しかし、現時点では、InPのPVはあまりにも高価であり、実験室の外では使用されず、航空宇宙産業で限られたアプリケーションで利用されるにとどまっています。しかしながら、InPはセル面積の単位あたりのインジウム消費量が多いということに留意すべきであるとNanoMarketsは考えています。
当報告書は、PVで広く使用されているいくつかの材料について説明しており、PV産業のいくつもの分野で透明導電体として使用されるインジウムスズ酸化物(ITO)も取り上げられています。また、インジウムを光吸収層の重要な部分に組み込まんだ最初の例としてCIGSの詳細が記載されています。報告書はまた、リン化インジウム(InP)が太陽光発電において将来的に果たす役目を調査対象としています。 PVの中でインジウムの業界にとってどこに機会が眠っているか、更に、どういった所でインジウムベースの材料が、非インジウム系の材料に取って代わられているのかを特定しています。
太陽光発電産業におけるインジウムの使用拡大の主要な原動力はCIGS 太陽電池の成長であり、従来の太陽光発電パネル、BIPVやポータブルPVに急速に浸透すると思われます。 ITOには多くの代替物があるにもかかわらず、PV企業は引き続きITOを活用していきます;ITOは、a - Si、DSCやOPV PVに幅広く使用されています。
市場調査レポート: 太陽光発電におけるインジウムベース素材の市場
Markets for Indium-Based Materials in Photovoltaics
http://www.gii.co.jp/report/nan209311-markets-indium-based-materials-photovoltaics.html
出版日 2011年08月
発行: ナノマーケッツ
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