マテリアルハンドリング製品の世界的需要、2016年までに1,230億円超の見通し

株式会社グローバル インフォメーションは、The Freedonia Groupが発行した報告書「World Material Handling Products (世界のマテリアルハンドリング製品市場)」の販売を開始しました。

2016年までのマテリアルハンドリング製品市場においては、アジア太平洋地域で年率6.1%という最も高い成長率が見込まれています。金額ベースでみた世界的な需要の増加分のうち、同地域が半分近くを占めるとみられます。

国別にみると、製造業生産高の増加によって、インドおよび中国市場の成長率が最も高くなる見通しです。その高い成長率が、流通ならびに生産の円滑化のためにマテリアルハンドリング装置を必要とすることから、関連製品の需要が増加すると見込まれます。2011年には世界の売上高の23%を占めていた米国市場は、2016年までもその優勢を維持するとみられます。米国市場では2006~2011年までの期間に成長が停滞した一方、自動車産業を中心とする製造業を取り巻く環境の改善が続いており、そうした環境に支えられて、今後2016年までの需要は同期間を上回る見通しとなっています。一方、マテリアルハンドリング製品の一大市場である日本とドイツはいずれも、ここ数年間の売り上げの伸び率が低水準にとどまっています。しかしながら、2016年までの両国市場でも、業績の改善が期待されます。両国ともに、マテリアルハンドリング製品の世界的需要における上位を維持する見通しです。

2011年の世界のマテリアルハンドリング製品の売り上げのうち、販売先の約40%を占めたのが耐久消費財メーカーでした。同市場は2016年まで、非耐久消費財メーカーの売り上げを上回る見通しです。主に自動車産業をはじめとするいくつかの重要な市場で環境が改善していることがその理由です。一方の非耐久消費財向けのマテリアルハンドリング製品の売り上げも、化学・食品・飲料市場の展望が明るいことを受け、2016年までの確実な成長が期待されています。

2016年までに最も急速な成長が見込まれるのは、自動倉庫システムと無人搬送車です。製造業者の生産性向上を目的とした製品に対する指向の変化を反映して、自動化装置の需要の伸び率は高水準を維持しています。自動倉庫システムなどの製品は生産性を高めるほか、大規模工場の自動化や、自動化された倉庫などへの統合に適したものです。一方、従来型のマテリアルハンドリング製品も、世界の先進各国の経済状況の改善によって、売り上げの安定成長が続くもの見込まれています。

市場調査レポート: 世界のマテリアルハンドリング製品市場
World Material Handling Products
http://www.gii.co.jp/report/fd128461-world-material-handl.html
出版日: 2012年08月
発行: The Freedonia Group

【本件に関するお問合せは下記まで】
株式会社グローバルインフォメーション
Tel:044-952-0102
e-mail:jp-info@gii.co.jp
URL:http://www.gii.co.jp/industrial_mt_report.shtml
〒215-0004
神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F

ジャンル:
調査
ニュースのシェア:
株式会社グローバルインフォメーション
株式会社グローバルインフォメーション
会社の詳しい情報を見る
NC動画生成サービス
Copyright 2006- SOCIALWIRE CO.,LTD. All rights reserved.