ツネイシクラフト&ファシリティーズ 沖縄本島と久高島を結ぶ旅客船兼自動車渡船「フェリーくだかIII」を建造・引渡

 ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社(本社:広島県尾道市浦崎町1471番地8、代表取締役社長:神原潤)は2018年8月8日、久高海運合名会社向け89総トン型旅客船兼自動車渡船「フェリーくだかIII」を竣工し、船主に引き渡しました。
 
 今回竣工した「フェリーくだかIII」は、沖縄本島の安座真(あざま)と、本島南部の知念岬から東方海上約6kmに浮かび、神の島とよばれる久高島の間を結ぶ定期船として就航し、地域住民や観光客の海上交通手段として利用されます。

 乗り心地や安全性を高めることを念頭に設計された船型で、最大の特徴は下部構造を鋼製、上部構造をアルミ製にすることで、軽量化と低重心化を図り安定した航行を実現した点です。また、振動と横風の影響を減らすために、船体側面の中間柱を無くした構造にしたほか、現就航船「フェリーくだか」と比較して速力や燃費を落とさず、旅客定員96人(19人増)、積載可能車両6台(2台増)に増加させ利便性を向上しました。

 ツネイシクラフト&ファシリティーズは今後も、建造船の安全性、耐航性、推進性などを高め、顧客のニーズに合わせた利便性の高い船づくりを目指していきます。

■「フェリーくだかIII」について 
船種:旅客船兼自動車渡船
船質:甲板下鋼製甲板上軽合金製
全長:34.45メートル
船幅:4.15メートル
深さ:1.45メートル
総トン数:89トン
速力:最大速力15.4ノット、航海速力14.0ノット
旅客定員:96人
積載車両:普通自動車×6台 またはミキサー車2台
建造所:ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社

■ ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社について
アルミ船建造および修繕のクラフト事業・建設事業・救命艇事業を行っています。事業を通じて海上交通や暮らしの安全性、快適性を追及することで人々に快適な暮らしを提供し、未来と調和した新たな取り組みに挑戦しています。
URL:http://www.tsuneishi-fc.com/
代表取締役社長:神原 潤
事業内容: アルミ(軽合金)製船舶建造・修理、総合建築業、救命艇保守点検
設立: 2010年12月
資本金: 5,000万円
従業員: 52人(2017年12月末時点)
建造実績船種: 旅客船、漁業取締船など
関連会社: 株式会社ティエフシー http://touhoku-fc.com/

- 本件に関するお問い合わせ先 -
ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社
経営管理部 経営企画課
TEL:0848‒73‒5282 FAX:0848‒73‒5323

「フェリーくだかIII」客室内
船体側面の中間柱を無くした構造の車両甲板
波間を快走する「フェリーくだかIII」
旅客船兼自動車渡船「フェリーくだかIII」
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