レギュラー音楽番組の視聴率を分析|新番組with MUSICや人気のMステは?
テレビ番組の音楽ジャンルでは、4月からレギュラーの新番組が複数始まっており、6月後半から7月にかけて特番が複数予定されるなど、盛り上がりを見せています。
番組ごとに視聴者や視聴率の違いはあるのでしょうか。今回はレギュラー音楽番組を対象に、TVALを使って細かく分析を行いました。
分析要件
・対象エリア:関東
・期間:2024年5月13日〜6月9日
・対象番組:期間中に放送された音楽ジャンルの番組
分析に用いた視聴者属性
視聴者属性はTVALのカスタムターゲット機能を用いており、今回用いた属性は以下の5つです。
・Z世代:11歳から27歳
・コア視聴率:13歳から49歳
・アクティブシニア:65歳以上でアウトドアの傾向が強く、購買意欲の高い人
・FM1層の音楽アプリ利用者:20歳から34歳で音楽アプリを利用している人
・ファミリー層:家族構成が2世代もしくは3世代同居
音楽番組の視聴率を属性別に分析
週ごとに個人視聴率の高かった5番組をまとめています。
今回は5月13日(月)〜5月19日(日)と5月27日(月)〜6月2日(日)の分析結果をご紹介します。
5月13日〜5月19日の音楽番組TOP5
5月13日(月)~5月19日(日)では、「ミュージックステーション(Mステ)」が個人視聴率1位を獲得しました。当番組は1986年(昭和61年)から長年にわたって放送される長寿番組ですが、Z世代やFM1層など若者の視聴率が高いのが特徴です。今回はAぇ! groupが単独初出演を果たしています。
5位の「ミュージックジェネレーション」は令和・平成・昭和の定番ソングを発表し、そのジェネレーションギャップを楽しむ内容です。そのため、ファミリー層の視聴率が比較的高く、家族で見ている人も多いことが予想できます。
5月27日〜6月2日の音楽番組TOP5
5月27日(月)~6月2日(日)では、with MUSICの2時間スペシャルが1位を獲得しました。この回はAIや絢香、稲葉浩志が出演しています。
2位には「CDTV ライブ! ライブ!」がランクイン。当番組はZ世代の視聴率が高く、逆にシニアの視聴率が低い点が特徴です。こちらも2時間スペシャルが放送されており、Number_iやMrs. GREEN APPLEが出演していました。
レギュラー音楽番組を分析した結果、番組ごとに視聴者属性に違いがあることがわかりました。
また、ゲストアーティストや歌唱曲も視聴率に影響するなど、音楽番組特有の傾向も見られました。
本記事は2週間分のみの紹介ですが、すべてのデータは以下の記事で確認できます。
https://www.switch-m.com/blog/music-rating
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