日本オラクル、クラウド環境に対応した「Oracle Tuxedo 12c」を提供開始

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄)は本日、C、C++、COBOLアプリケーション向け分散トランザクション処理基盤「Oracle Tuxedo(オラクル・タキシード)」の最新版で、クラウド環境に対応した「Oracle Tuxedo 12c」を提供開始したことを発表します。

「Oracle Tuxedo 12c」は、多数のアプリケーションを集約し、クラウド環境で超高速に実行できるように設計されたエンジニアド・システム「Oracle Exalogic Elastic Cloud X3-2」(以下、「Oracle Exalogic X3-2」)に最適化され、「Oracle Tuxedo 12c」のアプリケーションの実行速度を最大8倍向上し、応答時間を最大80パーセント短縮します。また、メインフレームのユーザー企業は「Oracle Tuxedo 12c」と「Oracle Exalogic X3-2」を組み合わせて導入することで、既存アプリケーション資産を少ない工数でオープン環境へ再ホスティングすることが可能になります。その結果、追加の投資コストと運用コストを抑制しながら、クラウドの活用を視野に入れた基幹システムの刷新を実現することができます。

「Oracle Tuxedo 12c」のアドオン製品で同基盤上のアプリケーションを監視・管理する「Oracle Tuxedo System and Application Monitor (TSAM) 12c」が、エンタープライズ・クラウドの導入から運用までのライフサイクル全体を統合的に管理する「Oracle Enterprise Manager 12c」と統合され、ユーザーは単一コンソールからオラクルおよび他社製アプリケーションの監視・管理が可能になります。その結果、複数のアプリケーションで同時に発生するビジネス・トランザクションの監視、2つ以上のバージョンのアプリケーションを管理することができます。また、プライベート・クラウド環境において、「Oracle Tuxedo 12c」上のアプリケーションの動的なプロビジョニングおよび展開、稼働状況に応じたシステム・リソースの伸縮が可能になります。

「Oracle Tuxedo 12c」は複数のアプリケーション言語をサポートします。従来のC、C++、COBOL、PHP、Python、Ruby に加え、Javaで記述した複数のアプリケーションの共存を可能にし、既存または新規に開発したアプリケーションを同一基盤上で統合することができます。

「Oracle Tuxedo 12c」はアドオン製品として従来の非同期通信機能を大幅に拡張*した「Oracle Tuxedo Message Queue 12c (オラクル・タキシード・メッセージ・キュー・トゥウェルブ・シー)」を提供します。この製品より、トランザクション管理、卓越した高性能と可用性を提供するエンタープライズ・メッセージング・アプリケーションの構築が可能です。
*高信頼性メッセージング配信機能、リカバリ・ジャーナル・キューの提供、メッセージ配信のチェックポイント・ステータス確認、同期・非同期メッセージングAPIの提供、パブリッシュ・サブスクライブ・メッセージフィルタ機能、
動的なキューイング・エイリアス機能などを強化

日本オラクルはパートナー各社とともに、オープン環境におけるC、C++、COBOLアプリケーション向けの高性能・高信頼性のクラウド基盤として「Oracle Tuxedo 12c」を提案します。「Oracle Tuxedo」は、世界中で多くの大規模ミッション・クリティカルのシステム基盤として採用された実績を有し、堅牢で拡張性に優れたクラウド環境を効率良く構築することが可能です。また、メインフレームのアプリケーション資産を最大限に活用しながら、低コスト・低リスクでオープン環境に再ホスティングし、クラウドに対応させる移行提案、技術支援、コンサルテーションおよびサポート・サービスを提供していきます。

日本オラクルは12月13日(木)に、「Oracle Tuxedo」アプリケーションおよびメインフレームのオープン化を担当する開発者・運用管理者を対象にセミナーを開催し、本日発表した「Oracle Tuxedo 12c」の新機能について解説します(セミナー詳細:http://www.oracle.com/webapps/events/ns/EventsDetail.jsp?p_eventId=160663&src=7607299&src=7607299&Act=17)。

●「Oracle Tuxedo 12c」提供開始の発表に関するパートナー企業からの賛同コメント

株式会社NTTデータは「Oracle Tuxedo12c」の国内提供開始に関する発表を歓迎いたします。
当社は、統合クラウドサービス「BizXaaS®」 のマイグレーションサービスで、レガシーシステムからのダウンサイジングをトータルでサポート致します。
同サービスでは、お客様IT資産の修正を最小限とするリホストをマイグレーションポリシーとし、「COBOLクラウド」を活用することで切り替えに伴う期間・コストの大幅削減を実現します。「Oracle Tuxedo」および「Oracle Tuxedo ART」は本ポリシーに近いプロダクトであることから、マイグレーションプロダクトラインアップの一つとして採用しています。
今後は、性能、運用管理が強化された「Oracle Tuxedo 12c」によってお客様ITシステムの更なる変革を実現できるものと期待しております。

株式会社NTTデータ
ビジネスソリューション事業本部
グローバルソフトウェア開発ビジネスユニット
第二開発統括部
統括部長
星野 亨

●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NASDAQ:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com をご覧ください。

■本件に関するお問い合わせ先:
日本オラクル株式会社 広報室 谷地田
TEL: 03-6834-4837 FAX: 03-6834-6129 E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/

  • OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。

●参考資料
・「Oracle Tuxedo」
「Oracle Tuxedo」は複数のプラットフォーム、データベース、オペレーティング・システムで構成される複雑な企業システムを刷新し、異機種分散コンピューティング環境で実行される大規模アプリケーションのインフラとして、世界中の通信、金融、運輸、製造、政府などの業界で豊富な実績があります。また、「Oracle Tuxedo」は分散オープン環境に最適化されているため高い拡張性を発揮し、アプリケーション・グリット型*の次世代システム基盤に堅牢なアプリケーション実行環境を提供します。また、「Oracle Database」や「Oracle WebLogic Server 12c」などとシームレスな連携機能が提供されているため、データベースからミドルウェア、SOA基盤などが高性能、高信頼性で連携されます。
*アプリケーションにリソースを共有させることで、ピーク時の要求を満たし、全体的なパフォーマンスを高めることができるため、既存インフラを活用、運用コストを最小化

・試用版のダウンロード
「Oracle Tuxedo」ダウンロード・ページ
http://www.oracle.com/technetwork/jp/middleware/tuxedo/downloads/index.html

・製品マニュアル
「Oracle Tuxedo」関連情報
http://www.oracle.com/technetwork/jp/middleware/tuxedo/overview/index.html

・「Oracle Tuxedo」製品価格
「Oracle Tuxedo 12c」:6,521,700円/プロセッサ(税抜き)、195,700円/ Named User Plus(税抜き)
*価格は予告無く変更される場合があります。
価格の計算方法として「プロセッサ・ライセンス」と「Named User Plusライセンス」があります。
プロセッサ:ハードウェアの仕様(CPU数)に応じて価格設定をするライセンスです。
Named User Plus:オラクル製品に対して使用する権利を与えられている個人が何名いるかによって価格を設定する「指名ユーザー」ライセンスです。

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