急性骨髄性白血病 - 2022年までの疫学的予測
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社GlobalDataが発行した報告書「EpiCast Report: Acute Myeloid Leukemia - Epidemiology Forecast To 2022 (EpiCast Report:急性骨髄性白血病(AML)の疫学的予測)」の販売を開始しました。
急性骨髄性白血病 (AML) は稀な癌ですが、それとは不釣り合いに多くの癌関連死を引き起こしています (O’Donnell 他, 2012; RKI, 2012)。この病気は高齢者に多く、また女性よりも男性の方がやや多く罹患しています(ACS, 2013; O’Donnell 他, 2012)。AMLは急速に進行し、治療を受けていても生存率は低く、また再発率の高い病気です(ACS, 2013; ASCO, 2012; O’Donnell 他, 2012)。治療方針を決定するための重要な要素としては、患者の年齢、具体的に言うと60歳以上かあるいは60歳未満かという点と、その病気がどのような分類にあたるものかという点とがあります(NCI, 2013; Shah 他, 2013)。同レポートでは、リスク要因について概観し、また6つの主要な市場 (6MM)、すなわち米国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、および英国について、AMLに関する世界的ならびに歴史的な疫学上の動向を示しています。さらに、6MM内の20歳以上の成人を下記のように分類し、それぞれについて10年間の予測を行っています。
•性別および10歳毎の年齢層グループ別に分けたときのAML罹患者数
•年齢層を20-59歳のグループと60歳以上のグループに分けたときのそれぞれのAML患者の5年間生存者数
•年齢層を20-59歳のグループと60歳以上のグループに分けたとき、それぞれのグループにおける急性前骨髄球性白血病(APL)および骨髄異形成症候群/治療関連性急性骨髄性白血病(MDS/治療関連性AML)の罹患者数ならびに5年間生存者数
•FLT3遺伝子の変異を伴うAMLの罹患者数
•リスクに関して、良好、中間的、および不良と分類されるAMLの罹患者数
GlobalData では、6MMにおける2012年のAML罹患者数は23,497名であり、その半分近くが米国での罹患者数であるとの見通しを得ています。6MM地域は今後10年間、年率1.80%にて人口増加が続き、これに伴って罹患者数も増加し、2022年には罹患者数は27,717になると見られます。罹患者数の増加率は米国が年率2.29%と、全市場の中で最も大きく、一方5EU各国(フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、および英国)では、2012年から2022年の期間で年率1.33%と、増加率がやや低いものとなります。
市場調査レポート: EpiCast Report:急性骨髄性白血病(AML)の疫学的予測
EpiCast Report: Acute Myeloid Leukemia - Epidemiology Forecast To 2022
http://www.gii.co.jp/report/gd274254-epicast-report-acute-myeloid-leukemia-epidemiology.html
出版日: 2013年06月17日
発行: GlobalData
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