「Oracle GoldenGate 11g Release 2」の国内提供開始を発表
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄)は本日、総合的リアルタイム・データ統合ソリューションの最新バージョンである「Oracle GoldenGate 11g Release 2 (R2)」の国内提供開始を発表しました。
「Oracle Fusion Middleware」のコンポーネントである「Oracle GoldenGate 11g R2」は、ビジネスの基幹となるアプリケーションへのリアルタイムなデータ統合によるビジネス・インサイトの向上、クエリのオフロードによるOLTPパフォーマンスの最大化、ゼロ・ダウンタイムでのデータ移行、障害時リカバリ、データベースの*Active-Active同期による継続的な可用性を実現します。
*Active-Active:連携する相互が稼働状態であること。
「Oracle GoldenGate 11g R2」では、大容量システム、グローバル実装、異種プラットフォームをサポートするだけでなく、データ・キャプチャとセキュリティも強化されています。
新リリースを導入することにより、「Oracle Database 11g」、「Oracle Exadata」、「Oracle Enterprise Manager」などの既存の「Oracle Applications」およびテクノロジーとの統合を強化し、企業全体でより迅速かつ確実に情報にアクセスできるようになります。
◆オラクル・テクノロジーとの緊密な統合によるパフォーマンスとサポートの改善
「Oracle GoldenGate 11g R2」はオラクル・テクノロジーと緊密に統合され、パフォーマンスの強化、ビジネスの基幹となる異種システムへのサポート改善、管理機能の拡張を実現します。
新機能:
-Integrated Capture:「Oracle GoldenGate 11g R2」のキャプチャ機能と「Oracle Database 11g」エンジンの緊密な統合により、大容量、高スループットの環境でも、変更されたデータを効率的にキャプチャできます。
-「Oracle Advanced Compression」のサポート:「Oracle Database 11g」および「Oracle Exadata」環境内の圧縮オブジェクトのキャプチャと配信に対応できます。
クラス最高のパフォーマンスへと強化:
-よりシンプルかつ強力になった、Conflict Detection and Resolution(コンフリクト・ディテクション・アンド・レゾルーション):複数配備間のプロセスを自動化することで、競合の検出と解決に要する時間を短縮できます。
-セキュリティの強化:暗号化アルゴリズムFIPS(Federal Information Protection Standard: 暗号モジュールに関するセキュリティ要件の仕様を規定する米国連邦標準規格)およびBlowfishのサポートにより、システム間および領域間でデータを安全に移行できます。
ビジネス・クリティカルな異種システムへのサポート強化:
-Unicodeのサポート:マルチバイト/Unicode文字セットを使用するデータベースへの実装とデータ・キャプチャに対応することで、「Oracle GoldenGate 11g R2」のグローバルな導入を容易にします。
-プラットフォーム・サポートの強化:iSeries上のIBM DB2との間でのデータのキャプチャと配信をサポートします。また、MySQL、Microsoft SQL Server、Sybase、Teradata、IBM DB2 z/OSのサポートが強化されました。
管理機能の拡張:
-「Oracle GoldenGate Plug-In for Oracle Enterprise Manager」:「Oracle GoldenGate 11g R2」実装の監視機能と、集約ビューを提供します。
-プラグインを使用することで、「Oracle GoldenGate」インスタンスの詳細の表示、主要指標の測定とグラフ化、通知とチケット生成の自動化をすべて「Oracle Enterprise Manager」から実行できます。
◆本発表に向けたコメント
オラクルの開発担当バイスプレジデントであるブラッド・エイデルバーグは次のように述べています。
「競争が激しい今日のグローバル市場を勝ち抜くには、データ・ランドスケープの全体的な視野が求められます。『Oracle GoldenGate 11g R2』は、パフォーマンス、信頼性、柔軟性、統合の改善を通じて、業界をリードするオラクルのデータ統合ソリューションをさらに強化します。このリリースを導入することで、重要なシステムのダウンタイムを最小化でき、企業全体でより優れた意思決定がサポートされます。」
参考資料
・Oracle GoldenGate
・Oracle Fusion Middleware
・Webキャスト*
・Oracle Fusion MiddlewareのFacebook*
・Oracle Fusion MiddlewareのTwitter*
・データ統合に関するブログ*
*英語のみ
●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NASDAQ:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com をご覧ください。
■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 玉川
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
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