ZEISS メガネレンズでは初となる抗ウイルス・ 抗菌加工コーティングおよび、透明に近く反射光が少ない ブルーライトカットメガネレンズを4月1日より発売(予定)
新しい生活様式に対応、より衛生で快適に使用できる製品 抗ウイルス・抗菌加工コーティング 「DuraVision AntiVirus Platinumコーティング」と 透明に近く反射光が少ないブルーライトカットメガネレンズ 「ZEISS BlueGuardレンズ」
カールツァイスビジョンジャパン株式会社(本社:東京都千代田区麹町、代表取締役社長:ヴィンセント マチュー)は、メガネレンズでは初めてとなる、抗ウイルス性能および抗菌性能が試験検証されたメガネレンズのコーティング「DuraVision AntiVirus Platinum(デュラビジョン アンチウイルス プラチナム)コーティング」、および紫外線や、特に有害とされる波長400-455nmのブルーライトをカットする、透明度が高く反射光の少ないメガネレンズ「ZEISS BlueGuard(ツァイス ブルーガード)レンズ」の店頭での発売を、2021年4月1日より開始いたします(予定)。
昨今の社会情勢により、人々の生活スタイルは急速に変化しました。この度発売を開始する2製品は、“新しい生活様式”で生まれた消費者のニーズに対応した、メガネレンズをより衛生的、そして快適にお使いいただける製品です。
「DuraVision AntiVirus Platinumコーティング」について
〇メガネレンズに抗ウイルス性能・抗菌性能を付与する新しいコーティング
開発背景・製品技術
「DuraVision AntiVirus Platinumコーティング」は、メガネレンズの表面をキズや汚れから守り、反射を少なくすると同時に、日本市場では初となる抗ウイルス性能および抗菌性能が外部試験機関にて検証されている、機能性コーティングです。メガネレンズ表面に抗ウイルス・抗菌効果を付与し、ウイルスや細菌類の二次拡散を低減します。
研究によると、平均で1時間に23回も、眼や口、鼻など、首より上の顔面を触っているとの報告があります1。また海外の調査では、約67%の人が、眼をウイルスなどの感染経路の一つと考えていると回答しています2。
現在市場に流通しているメガネレンズの多くは、プラスチック製です。プラスチックなどに付着したウイルスは、その表面上で一定の時間にわたり感染可能な状態を保つことが報告されています3。さらに、メガネレンズの表面には多様な細菌類が存在していることも報告されています4。
本コーティングでは、独自の製造方法により、多層の機能性コーティング内に微小な銀ナノクラスタ粒子が含まれています。本コーティングが施されたメガネレンズについては、海外の複数のISO認証試験機関にて、抗ウイルス性能確認試験(ISO21702試験法)*5および抗菌性能確認試験(ISO22196試験法)*6が実施されており、それぞれ有効性が検証されております。
また本コーティングによる、メガネレンズの視力補正機能への影響はございません。ならびに本コーティングは、細菌およびウイルスによる感染を防ぐものではございません。
●DuraVision AntiVirus Platinumコーティング 模式図
●抗ウイルス性能試験データ
●抗菌性能試験データ
製品特長
・メガネレンズの表面を衛生的に保つ
メガネレンズに付着したウイルスや細菌類を抑制して、メガネレンズからのウイルスや細菌類の二次的な拡散を少なくします。
・メガネレンズの透明度への影響は最小限
メガネレンズの見た目にはほとんど影響がありません。レンズ本来のクリアで快適な視界はそのままです。
・見た目が綺麗でメガネレンズの表面をキズや汚れから守る
反射光をより少なく。キズに強くお手入れが簡単。ZEISSの最高性能コーティング「DuraVision Platinum(デュラビジョン プラチナム)コーティング」の特長はそのままです。
・紫外線をカット
他のZEISSメガネレンズと同様、フルUVプロテクション。400nmまでの紫外線をカットします。
「DuraVision AntiVirus Platinumコーティング」は、全国のZEISSメガネレンズ取扱店で販売している特注メガネレンズ※のオプションとして選択いただけます。
※一部対象外の製品もございます
ZEISSメガネレンズ取扱店検索( http://www.zeiss.co.jp/megane-shop )
*1 Kwok Y.L.A., Gralton J., McLaws M.-L. (2015). Face touching:A frequent habit that has implications for hand hygiene. American Journal of Infection Control, 43:112-114.
*2 自社調査(イギリス、ドイツ、アメリカでの消費者調査 2020)
*3 van Doremalen et al. (2020). Aeorsol and surface stability of SARS-CoV-2 as compared with SARS-CoV-1. New England Journal of Medicine, 382:16.
*4 Fritz B., Jenner A., Wahl S., Lappe C., Zehender A., Horn C., Blessing F., Kohl M., Ziemssen F., Egert M. (2018). A view to a kill? - Ambient bacterial load of frames and lenses of spectacles and evaluation of different cleaning methods. PLos ONE, 13:e0207238.
*5 ISO21702:2019 プラスチックおよびその他の非多孔質表面の抗ウイルス活性の測定
エンベロープ型ウイルスを用い24時間後のウイルス活性を測定し、24時間後にサンプルとなるメガネレンズ上の99.9%以上のウイルスから感染性能が失われていることを確認
*6 ISO 22196:2011 プラスチックおよびその他の非多孔質表面の抗菌活性の測定
グラム陰性菌およびグラム陽性菌を用い24時間後の生存菌数を測定し、24時間後にサンプルとなるメガネレンズ上の生菌数が、比較対象と比べて0.01%未満であることを確認
「ZEISS BlueGuardレンズ」について
〇透明度が高くレンズ表面反射が少ない、目元がクリアに映る新しいブルーライトカットレンズ
開発背景・製品技術
「ZEISS BlueGuardレンズ」は、これまでのブルーライト対策メガネレンズが抱えていた2つの妥協点:レンズに黄色味がつく点、そしてレンズ表面に発生する強い青色反射が共に改善された、新しいブルーライトカットメガネレンズです。有害と言われているブルーライトの透過を低減し、ウェブカメラやスマートフォンを通しても目元が映える、テレワークやウェブ会議が増えたニュー・ノーマル時代の新たなニーズに応えた製品です。
ブルーライトとは、一般的には380nm~500nmの波長帯の光を指しています。最新のISOブルーライトレポート(ISO / TR20772:2018)では、その中でも455nmまでの青色光が、網膜色素上皮細胞に最大の光毒性リスクをもたらすと述べており、455nmまでの青色光を最小限に抑えることと、その一方概日リズム(サーカディアンリズム)やその他の生理機能への干渉を避けるため、455nmより長い波長帯のブルーライトは最大化するよう提言しています。
またコロナ禍以後、世界的なスマートフォンの使用時間は約70%も増加し、ラップトップパソコンの使用量は40%増加しました7。デジタル端末に利用されているLEDライトには、自然光や白熱電球に比べて、相対的に多くのブルーライトが含まれています。また新しい生活様式ではデジタル端末を見つめるだけではなく、テレワーク、ウェブ会議、オンライン授業、生配信、自撮りなど、自分自身の姿を映し出す機会も飛躍的に増えており、Twitterにおける「ブルーライト」「反射」を含む2020年10月~12月のツイート数は前年同時期に比べて約67%増加8しているなど、ブルーライトの影響を気にしている消費者の、メガネを掛けた状態での画面映りへの意識の高まりが示唆されています。
●Twitter検索トレンド(独自調査)
「ZEISS BlueGuardレンズ」は、ZEISS独自の技術で開発された、UVやブルーライトを吸収する素材が練りこまれている、無色に極めて近く透明度と透過率のバランスに優れたメガネレンズです。ブルーライトをコーティングで反射させるのではなく、レンズに練りこまれた素材がUVやブルーライトを吸収するので反射光が少なく、ブルーライトが多く含まれるデジタル端末からの光でも、よりクリアに目元を映し出します。
製品特長
・護る
有害性が言われている400~455nmのブルーライトの透過を最大約40%低減*9。さらに400nmまでの紫外線はフルプロテクション。
・映える
一般的な無色レンズに近い透明さを持ちながら、青色光を反射して低減するブルーライトカットレンズと比べて最大50%反射光を低減10。装用テストの結果では、参加者の90%がZEISS BlueGuardレンズの透明度に非常に満足していると回答しました11。
●ブルーライト透過率データ
●レンズ前面反射光データ
・「DuraVision AntiVirus Platinumコーティング」と一緒に追加が可能
「ZEISS BlueGuardレンズ」は、ZEISS特注メガネレンズ※のオプションとしてご選択いただけます。メガネレンズへ抗ウイルス性能・抗菌性能を付与する「DuraVision AntiVirus Platinumコーティング」と一緒にオプション追加が可能です。
(生産工程の都合上、発売より当面の間は「ZEISS BlueGuardレンズ」は「DuraVision AntiVirus Platinumコーティング」のみでのご提供となります)
※一部対象外の製品もございます
ZEISSメガネレンズ取扱店検索( http://www.zeiss.co.jp/megane-shop )
*7 Watson A. (2020). In-home media consumption due to thecoronavirus outbreak among internet users worldwide as of March2020, by country. www.statista.com,
URL: https://www.statista.com/statistics/1106498/home-media-consumption-coronavirus-worldwide-by-country/
*8 独自調査
*9 Inhouse measurements and calculations based on the BVB (Blue-Violet-Block) metric. Analyses by Technology and Innovation, ZEISS Vision Care, DE 2020
*10 Inhouse measurements and calculations based on the DBRLED (Digital Blue Light Reflection) metric. Analyses by Technology and Innovation, ZEISS Vision Care, DE 2020
*11 Quantitative survey with N=100 consumers (spectacle lens wearers) in Germany in September 2020ZEISS
カールツァイスビジョンジャパン株式会社
東京都千代田区麹町2丁目10番9号 住友不動産麹町ビル4号館
TEL:0570-02-1312
http://www.zeiss.co.jp/vision
ZEISSについて
ZEISS(ツァイス)は世界中約50か国の拠点に約30,000人の従業員を擁し、約60の販売・サービス拠点と30の製造・開発拠点を持っています。 1846年にドイツのイエナで設立され、2度の大戦を乗り越え現在はドイツのオーバーコッヘンに本社を置いています。カールツァイス社はカールツァイス財団が100%所有して運営される、世界でも稀有の企業であり、カールツァイス財団はドイツ最大の財団の1つであり、持続的な科学の振興に取り組んでいます。ZEISSグループは、工業用測定機器と研究、医療技術、消費者向け製品、半導体製造技術の4つのセグメントで合計63億ユーロ以上の年間売上を生み出しました(2020年9月30日現在)。
更に詳しい情報はグローバルサイト( http://www.zeiss.com )でご覧いただけます。
カールツァイスビジョンジャパン株式会社について
カールツァイスビジョンジャパンは、カールツァイスグループに属するカールツァイスビジョンが100%出資する日本法人であり、日本で創業100年以上の歴史があります。光学レンズメーカーのパイオニアであると同時に、常に革新を続けるリーディングカンパニーです。大阪府泉佐野市りんくう地区にある最新の設備で眼鏡レンズを製造し、ハイエンドの眼鏡チェーン店や独立店舗と取引をしています。
会社概要
会社名 :カールツァイスビジョンジャパン株式会社
代表者 :ヴィンセント マチュー
設立 :1977年11月2日(昭和52年)
所在地 :東京都千代田区麹町2丁目10番9号 住友不動産麹町ビル4号館
事業内容:眼鏡レンズの製造、販売、輸出、輸入