~人々が集い、語らう宴を彩る器たち~ 展覧会「宴(うたげ)の器」を開催します
大和文華館の所蔵品による、飲食の器を展示いたします
近鉄グループの文化事業である大和文華館では、7月7日(金)から8月20日(日)まで、展覧会「宴(うたげ)の器」を開催いたします。
食事を楽しみ、酒を酌み交わす宴では客をもてなし、友と語らい、慶事が祝われ、愉快な時間を共に過ごすことで、人々は互いの親交を深めます。古来行われてきた宴において、重要な役割を果たすのが器です。食べ物を盛りつける食籠や碗、盆、また酒杯や徳利などの酒器など、飲食に関わる器は漆器や陶磁器などで趣向を凝らして作られ、宴の場で楽しまれました。
本展覧会では、「神仏の器・明器」「水注・酒器」「食器」「茶器」のテーマを設け、大和文華館の所蔵品から、縄文時代から近代までの飲食に関わる器や絵画を108件展示いたします。青々と繁る竹の庭とともに、大和文華館の趣向による宴の姿をご堪能下さい。
<1> 展覧会について
1.名称 「宴(うたげ)の器」
2.会期 平成29年7月7日(金)~8月20日(日)
3.開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)
4.入館料 一般 620円 高校・大学生 410円 小学・中学生 無料
5.主催 大和文華館
6.後援 奈良県教育委員会、奈良市教育委員会
7.出陳品数 108件
神仏の器・明器
青磁多嘴壺 中国・北宋時代
垂飾盃 朝鮮・三国時代
金銅台付鋺 日本・平安時代
朱漆絵蝶文瓶子 日本・室町時代
水注・酒器
縄文注口土器 日本・縄文時代
根来塗指樽 日本・室町時代
蒔絵秋草文徳利 日本・桃山時代
赤絵市松文角瓶 中国・明時代
黒釉扁壺 朝鮮・朝鮮王朝時代
志野四方盃 日本・桃山時代
赤絵龍文盃 青木木米作 日本・江戸時代
金銅狩猟文脚盃 中国・唐時代
青磁盃 中国・南宋時代
粉青象嵌花文高足盃 朝鮮・朝鮮王朝時代
東印度会社帆船図硝子酒盃 オランダ・18世紀
食器
善教房絵詞模本 岡田為恭筆 日本・江戸時代
文姫帰漢図巻 中国・明時代
根来塗四椀 日本・室町時代
蒔絵椿紫陽花文提重 日本・江戸時代
青花富士山形平鉢 中国・明時代
青花山水文碗 朝鮮・朝鮮王朝時代
独楽食籠 タイ・18-19世紀
茶器
黒織部沓茶碗 日本・桃山時代
色絵夕顔文茶碗 尾形乾山作 日本・江戸時代
黒磁金彩碗 中国・北宋時代
青花山水人物文碗 ヴェトナム・16-17世紀、ほか
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<2> 展覧会会期中のイベントについて
1.特別講演「食とその器の歴史」
(1)日時・場所 7月17日(月・祝)午後2時から講堂にて
(2)講師 MIHO MUSEUM館長 熊倉功夫氏
2.日曜美術講座「東洋の宴を彩る器の美」
(1)日時・場所 8月6日(日)午後2時から講堂にて
(2)講師 大和文華館 学芸部係長 瀧朝子
3.列品解説
(1)日時・場所 毎週土曜日 午後2時から展示場にて
(2)解説 大和文華館 学芸部
何れのイベントも参加は無料ですが、入館料が必要です。