IIJのSaaS型FXシステムに「Oracle Coherence」を導入し、処理性能を大幅に向上
発表の概要
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 兼 CEO:杉原 博茂、以下 日本オラクル)は本日、株式会社インターネットイニシアティブ(本社:東京都千代田区富士見、代表取締役社長:勝 栄二郎、以下 IIJ)が提供するクラウド・サービスで、SaaS型外国為替証拠金取引(FX)システム「IIJ Raptor(ラプター)サービス」の基盤にオラクルのインメモリ・データグリッド製品「Oracle Coherence」を導入し、同サービスの処理性能を大幅に向上したことを発表します。
発表内容
• IIJは独自のFXシステム開発に着手し、柔軟性、パフォーマンス、利便性を強化した「IIJ Raptorサービス」を2010年11月に提供開始しました。「IIJ Raptorサービス」は、利便性の高い「投資家向け機能」と高い管理機能を擁した「業務管理者向け機能」、収益を最大化させる「ディーラー向け機能」で構成され、取引所接続も含めた統合プラットフォームを実現しています。日経コンピュータとITproが共同で発表した「第8回クラウドランキング」において、連続で6回目となる「ベストサービス 特定業種業務向けSaaS部門」に選定された、実績あるクラウド型のシステム基盤です。
• 「IIJ Raptorサービス」の基盤に「Oracle Coherence」を導入し、2013年8月に稼働を開始しました。「IIJ Raptorサービス」では、約定スピードの大幅な向上を目的に「Oracle Coherence」を採用し、従来比約9倍となる業界最高水準の約定スピードを実現*しました。また、「Oracle Coherence」の導入により、システムの拡張性と耐障害性も高めることができました。
- IIJ調べ
• この強化された「IIJ Raptorサービス」は、ヒロセ通商株式会社(本社:大阪府大阪市西区新町、代表取締役:細合 俊一、以下 ヒロセ通商)のFXサービス「LION FX」を支えるシステム基盤として稼働しています。「LION FX」は、オリコンDD株式会社が実施した「オリコン顧客満足度」のFX部門で2014年度総合第1位に選出されました。利用者のさらなる利便性向上とサービス拡充を目的に、SaaS型の「IIJ Raptorサービス」をシステム基盤として導入し、約定にかかる時間を従来比、約半分の17ミリ秒まで短縮しました。その後も段階的に約定スピードは向上し続け、2014年7月のバージョンアップでは、最速1ミリ秒、平均で4ミリ秒を達成しています。 - ヒロセ通商調べ
• 今後、日本オラクルは、「IIJ Raptorサービス」のさらなる信頼性と処理性能の向上に向けIIJと協働し、SaaS型のシステム基盤としてより多くのお客さまに対してサービスの拡充を支えていきます。
「IIJ Raptorサービス」について
• IIJ Raptor(ラプター)サービスは、柔軟性、パフォーマンス、利便性を追求したオンラインブローカー(FX/証券/銀行)向けFXプラットフォームです。2010年11月の提供開始以来、12社へのサービス導入を実現しており、現在もご利用頂いております。IIJ Raptorサービスは、IIJのクラウド・サービス「IIJ GIOサービス」の基盤上で提供し、高品質なネットワークを活かした柔軟性の高いシステムと迅速な導入を実現しています。
「Oracle Coherence」について
• 「Oracle Coherence」は、業界トップレベルのパフォーマンスを誇るインメモリ・データグリッド製品です。頻繁に使用されるデータに対して可用性と耐障害性を備え、高速かつ信頼性の高いアクセスを可能にします。これにより、業務に不可欠なアプリケーションを計画的に拡張できます。通信・メディア、金融、B2B/B2Cサービス、および今後の伸びが予想されるIoT/M2M領域など、収益に直結するサービス領域で活用され、高い投資効果を上げています。
https://blogs.oracle.com/coherence_jp/
日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。
「No.1クラウドカンパニー」を目指し、クラウド環境とお客様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計され、ビッグデータから情報価値を創出する製品群の提供と、それらの利用を支援する各種サービスの事業を展開しています。2000年に東証一部上場(証券コード:4716)。URL https://www.oracle.com/jp
日本オラクル公式ソーシャルメディアチャネル
• Facebook https://www.facebook.com/OracleJP
• Twitter https://twitter.com/Oracle_Japan
オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。
【本件に関するお問い合わせ先】
日本オラクル株式会社 広報室 谷地田
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/
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