エンドポイントセキュリティ：市場シェア分析、業界動向と統計、成長予測（2024～2029年）
株式会社グローバルインフォメーション（所在地：神奈川県川崎市、代表者：樋口 荘祐、証券コード：東証スタンダード 4171）は、市場調査レポート「エンドポイントセキュリティ：市場シェア分析、業界動向と統計、成長予測（2024～2029年）」（Mordor Intelligence）の販売を4月10日より開始しました。
エンドポイントセキュリティ市場規模は、2024年に192億8,000万米ドルと推定され、2029年までに291億7,000万米ドルに達すると予測されており、予測期間（2024年から2029年）中に8.63%のCAGRで成長します。
エンドポイントセキュリティは、デスクトップ、ラップトップ、モバイルデバイスなどのエンドユーザーデバイスのエンドポイントまたはアクセスポイントを悪意のある行為やキャンペーンから保護します。エンドポイントセキュリティテクノロジーは、サイバー脅威がネットワークまたはクラウド上のエンドポイントに到達するのを防ぎます。
人口の増加と産業プロセスのデジタル化に伴い、PC、ラップトップ、スマートフォン、タブレット、およびPOS端末の数は劇的に増加しています。スマートデバイスの数が増加するにつれて、世界中のネットワーク内のエンドポイントの数も増加します。エンドポイントデバイスの数が増加すると、セキュリティが必要になります。
多くの分野にわたるデータ侵害の増加により、何百万もの顧客データ記録がハッカーにさらされ、影響を受けたいくつかの企業に数百万米ドルの損失が生じ、世界中のさまざまなエンドユーザーの間でエンドポイントセキュリティソリューションへの注目が高まっています。
組織内でのBYOD動向の導入が進むにつれて、さまざまなラップトップ、デスクトップ、スマートフォンの流入が増加し、さまざまなエンドポイントが攻撃に対して脆弱になっています。セキュリティ対策だけではそれらを阻止するのに十分ではありません。世界中でモバイルデバイスの導入が大幅に増加しているため、予測期間中に大きな機会が生まれると予想されます。シスコの年次インターネットレポートによると、来年までにネットワークに接続されるデバイスは約293億台になると予想されています。スマート製造とスマート産業は、5G以降の導入の増加に伴って成長すると予想されます。
エンドポイントセキュリティ市場は飽和しており、コモディティ化しています。多くの企業がベンダーとの関係を評価し、効率的で高機能なエンドポイントセキュリティソリューションへの投資を試みているため、市場では大幅な新たな成長が見られます。
COVID-19の流行中、組織は職場での社会的距離の確保を促進し、在宅オフィスのリモート勤務を許可することで、エンドポイントセキュリティソリューションを採用することが期待されていました。これにより、クラウドインフラストラクチャとサービスの急速な導入が促進され、市場を牽引するデバイスの数が急速に増加しました。
エンドポイントセキュリティ市場の動向
製造エンドユーザーセグメントは予測期間中に大幅に成長すると予想される
インダストリアルモノのインターネット（IIoT）とインダストリー4.0は、生産プロセスを強化し、在庫管理の制御を強化し、より優れた自動化を実現しますが、同時にデータ侵害に関する新たな脆弱性層を製造業者に生み出しました。これは、データの損失や損失につながる可能性があります。漏れ。
また、メーカーは、進行中のプロジェクト、企業が公開したくない将来の製品の設計、ハッカーがアクセスできる重要な機密情報を含む機密財務データなど、膨大な範囲の特殊な機密データをシステム上に保存しています。たとえば、コンピュータ支援設計（CAD）には機密情報が含まれており、ハッキングされて偽造品が製造されたり、感染またはトロイの木馬化されて攻撃者が重要なシステムにアクセスできるようになったりする可能性があります。
さらに、製造部門では最近、データ侵害を伴う攻撃が増加しています。昨年 5月、東京に本社を置く電動工具および農業機械および産業機械の製造会社、やまびこ社が、バブクグループのバブクランサムウェアが使用するデータ漏洩サイトに追加されました。このデータ漏洩には、従業員、財務データ、製品の回路図などに関する個人識別情報（PII）が含まれています。このグループは合計 0.5 TBのデータを保有していると主張しました。
さらに、5G接続のIoTセンサーの普及は、メーカーにとって潜在的な攻撃対象領域が急激に拡大していることを示しています。 5Gの出現により、機械の接続とリアルタイムデータのストリームが可能になるためです。このような変革により、エンドポイントセキュリティベンダーは将来、革新的な製品の展開を余儀なくされる可能性があります。
北米が最大の市場シェアを保持すると予想される
北米は、世界中のすべての主要組織の主要なハブです。小売業界の拡大とIoTの成長により、この地域のスマートデバイスとモバイルの需要が高まっています。エンドポイントセキュリティ市場に影響を与える可能性のある攻撃のリスクは、個人、企業、政府と多岐にわたります。したがって、この地域ではデータの保護が優先事項となっています。
さらに、北米地域、特に米国におけるサイバー攻撃は急速に増加しており、主にこの地域で接続されるデバイスの数が急速に増加していることが原因で、過去最高に達しています。
Identity Theft Resource Center（ITRC）によると、米国における侵害の平均件数は、過去数年間でわずかに増加しています。米国が直面したデータ侵害の件数は、2017年の1,506件から昨年は1,826件に増加しました。
医療関連データの電子記録化が急速に進んでおり、この地域のヘルスケア業界でも多くのデータ侵害が発生しています。その結果、電子健康記録や医療記録が増加し、エンドポイントセキュリティソリューションが必要になりました。 HIPAAによると、ヘルスケア分野では昨年、4,499万件以上の記録の漏洩または盗難を含む686件以上のデータ侵害が記録されました。
IBMが今年発行したデータ侵害コストレポートの統計によると、データ侵害の平均コストが最も高い国としてカナダが第3位にランクされました。昨年の同国のデータ侵害の平均コストは540万米ドルで、前年の450万米ドルから増加しました。
カナダサイバーセキュリティセンターによると、ランサムウェア攻撃は昨年上半期に世界で151%増加しました。サイバーセンターは、カナダで被害者に対するランサムウェア事件が235件発生したと報告しました。さらに、カナダ詐欺防止センター（CAFC）は、前年にカナダ人が詐欺により1億7,000万米ドルを失ったと推定しています。
無料サンプル
当レポートの無料サンプルは、こちらからお申し込みいただけます。
https://www.gii.co.jp/form/request/1443943
本件に関するお問い合わせ先
＜アジア最大の市場調査レポート販売代理店＞
株式会社グローバルインフォメーション
マーケティング部
お問い合わせフォーム：https://www.gii.co.jp/contact/
TEL：044-952-0102（9:00-18:00 土日・祝日を除く）
URL：https://www.gii.co.jp/
会社概要
1995年の創立以来、海外市場調査レポートの販売を通じて企業のグローバル展開を支援しています。世界5カ国に拠点を持ち、海外の提携調査会社200社以上が発行する調査資料約24万点をワンストップでご提供。市場情報販売のグローバル・リーディングカンパニーを目指し、企業ならびに社会の発展に寄与すべく、お客様にとって真に価値ある情報をお届けしています。
創立：1995年
所在地：215-0004 神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F
事業内容：市場調査レポート／年間契約型情報サービスの販売、委託調査の受託
市場調査レポート／年間契約型情報サービス：https://www.gii.co.jp/
委託調査：https://www.gii.co.jp/custom_research/
国際会議：https://www.giievent.jp/
当社は、2020年12月24日に東京証券取引所へ上場いたしました（東証スタンダード市場：4171）。
