KPMGコンサルティング、ビジネスプロセスアウトソーシングの 高度化に向けたデジタル改革支援サービス提供開始 ―DXを最大活用したアウトソーシングの実現―
KPMGコンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼CEO:宮原 正弘、以下、KPMGコンサルティング)は、ビジネスプロセスアウトソーシング(以下、BPO)のQCD(Quality:品質・Cost:価格・Delivery:サービス)をより一層高めるためのデジタル技術を最大活用したBPO改革支援サービスの提供を開始しました。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)をはじめとする市場の不確実性増大に伴い、企業はさらなるコスト削減や一層のコアコンピンタンスへの集中を模索していることなどを背景に、さまざまな業務領域でBPOが加速しています。同時に、デジタルトランスフォーメーション(以下、DX)の適用領域が拡大しBPOの在り方も変化しています。
KPMGコンサルティングでは、BPOのあるべき姿としてDXを融合させた戦略的デジタルBPO(DX-BPO)を提言しています。当社は、業務プロセスのDXとBPOをハイブリッドに組み合わせて「DX-BPO」化することにより、従来型の労働集約的BPOと比較し、QCDすべての面でメリットを享受でき、企業の競争力を一層高めることが可能であると考えます。
アウトソーシングを効果的に実現するためには、DX-BPOを考慮した戦略の策定、BPO計画の作成、ToBeプロセスの準備、RFP(Request For Proposal)の作成やベンダー選定時の評価などの一式を関連させて推進することが不可欠です。KPMGコンサルティングは、DX-BPOの実現に必要なアウトソーシング戦略の策定からベンダーの選定、ならびに移行や運用・改善に係るフレームワークを有しており、一連の活動を統合的に支援します。
具体的なサービス内容
- 新たなBPO戦略と計画策定
企業戦略・事業戦略目標に鑑みた内製・外製の基本方針を策定し、概要レベルのBPO候補や概算ビジネスケースを立案します。また、移行後のガバナンス設計やリスクアセスメントを行い、BPOベンダー選定・移行・運用における組織設および既存人員戦略・移行戦略を含めたロードマップを策定します。
- 詳細設計とBPOベンダー選定・契約
業務の詳細を可視化しDXを最大活用したBPO後のあるべき姿を作成します。さらに、DXを最大活用したあるべき姿を描いた上で、当社の知見に基づきそれぞれのDXを委託側/受託側のどちらが実現し資産として保有すべきかを導出します。これらと並行して、BPO目的(KPI)の設定や、ベンダー運用パフォーマンス管理フレームワークを設計し、移行計画およびRFPの作成を支援します。また、ベンダー評価に必要な評価シートの作成とビジネスケースとの整合を確認しながらベンダー選定およびベンダー契約・SLA(Service Level Agreement)の定義と合意という一連のタスクとマイルストーン管理を支援します。
- 業務移行と移行後の運用定着・改善
業務移行PMO(Project Management Office)として、移行に必要な業務習熟評価・課題解決・インフラ環境構築・本番切り替え(Day0・Day1・Day2)の一式をサポートします。移行後については、運用定着に向けた移行後サポートやKPIモニタリング、パフォーマンス管理フレームワークの実行など、プロアクティブな課題解決を通じてクライアントとBPOベンダーの相互関係強化を支援します。
KPMGコンサルティングについて
KPMGコンサルティングは、KPMGインターナショナルのメンバーファームとして、ビジネストランスフォーメーション(事業変革)、テクノロジー、リスク&コンプライアンスの3分野でサービスを提供するコンサルティングファームです。戦略、BPR、人事・組織、PMO、アウトソーシング、ガバナンス・リスク・コンプライアンス、ITなどの専門知識と豊富な経験を持つコンサルタントが在籍し、金融、保険、製造、自動車、製薬・ヘルスケア、エネルギー、情報通信・メディア、サービス、パブリックセクターなどのインダストリーに対し、幅広いコンサルティングサービスを提供しています。