日本オラクル、新プロセッサを搭載した「SPARC T4」サーバーの国内提供を発表
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄)は本日、新しい「SPARC T4」プロセッサを搭載し、前世代のSPARCサーバーと比べ、単一スレッド当たりの処理速度が5倍以上高速化した「SPARC T4」サーバーの国内提供を開始したことを発表します。
「SPARC T4」サーバーは、エンタープライズ・オペレーティング・システム「Solaris 10」、または2011年11月に提供開始を予定している「Solaris 11」を搭載しています。シングル・スレッド性能を重視するミッション・クリティカルなワークロードと、高度な同時並列処理の両方に高い性能を発揮します。そのため、異なった性能要求をもった複数のアプリケーションを1台のサーバーに集約し、システムを簡素化して稼働率を改善できます。
「SPARC T4」プロセッサは8個のプロセッサ・コアを搭載し、最大64スレッドを同時並列に実行します。クロック周波数は最大3.0GHz、コア当たりの独立L2キャッシュ・メモリは128KB、8コア共有L3キャッシュを4MB搭載しています。
「SPARC T4」サーバーは、オラクルのアプリケーションだけではなく、他社のアプリケーションでも優れた性能、セキュリティ、可用性、拡張性を実現します。また、オラクルが2011年9月に発表したSPARCベースのエンジニアド・システム「SPARC SuperCluster T4-4」には、「SPARC T4」サーバーの上位機種である「SPARC T4-4」を搭載しています。
「SPARC T4」サーバーの主な機能は以下のとおりです:
ライブ・マイグレーション可能な仮想化機能を内蔵:「SPARC T4」は、仮想化技術「Oracle VM for SPARC」や「Solaris Zones」により、「Oracle Solaris」インスタンス全体の仮想化とアプリケーションごとの仮想化の両方を、堅牢なフレームワークで提供します。仮想サーバーは数秒で設定可能で、暗号化されたセキュアなライブ・マイグレーション機能が搭載されています。
暗号化アクセラレータをプロセッサに搭載:新暗号化ユニットは16を超える業界標準暗号化技術をサポートし、通信、医療、金融サービス業界や公的機関など、セキュリティに敏感な組織のデータ安全性を確保します。
ワークロードに合わせて処理を最適化するダイナミック・スレッド:「SPARC T4」プロセッサには、シングル・スレッド性能を重視するワークロードと、同時並列実行性を重視するマルチスレッド・ワークロードのバランスを取るため、コアとなるリソースをシステムを停止せず、ダイナミックに調整する機能があります。「Oracle Database 11g」、「Oracle WebLogic Server 11g」、Javaアプリケーションなどさまざまなワークロードに対して、性能を落とさずに、アプリケーションの要求するCPU特性にリアルタイムに対応します。
●「SPARC T4」サーバーの詳細
「SPARC T4-1」サーバー
・プロセッサ:2.85GHz 8コアSPARC T4プロセッサ 1個
・最大メモリ:256GB
・価格:2,340,000円~(税込)
・写真:http://japanmediacentre.oracle.com//ImageLibrary/detail.aspx?MediaDetailsID=172
「SPARC T4-1B」サーバー(「Sun Blade 6000」用モジュール)
・プロセッサ:2.85GHz 8コアSPARC T4プロセッサ 1個
・最大メモリ:256GB
・価格:1,860,000円~(税込)
・写真:http://japanmediacentre.oracle.com//ImageLibrary/detail.aspx?MediaDetailsID=174
「SPARC T4-2」サーバー
・プロセッサ:2.85GHz 8コアSPARC T4プロセッサ 2個
・最大メモリ:512GB
・価格:3,880,000円~(税込)
・写真:http://japanmediacentre.oracle.com//ImageLibrary/detail.aspx?MediaDetailsID=175
「SPARC T4-4」サーバー
・プロセッサ:3.0GHz 8コアSPARC T4プロセッサ 4個
・最大メモリ:1TB
・価格:5,260,000円~(税込)
・写真:http://japanmediacentre.oracle.com//ImageLibrary/detail.aspx?MediaDetailsID=176
●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NASDAQ:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com をご覧ください。
■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 谷地田
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