オラクルのデータ統合技術製品が京都府における自治体クラウドの開発実証にて活用

日本オラクル株式会社（本社：東京都港区北青山、代表執行役社長 最高経営責任者：遠藤 隆雄）は、オラクルのデータ統合技術「Oracle GoldenGate*」が京都府（知事：山田 啓二）における自治体クラウドの開発実証に活用されたことを発表します。
*「Oracle GoldenGate（オラクル・ゴールデンゲート）」：企業システムの移行やアップグレードによる業務停止時間の最小化や既存システムとのデータ連携を円滑に進めるソフトウェア製品です。

京都府は、総務省が実施する自治体クラウド開発実証に取り組み、2010年10月、市町村や他の都道府県との共同利用を想定した行政システムのデータバックアップや復旧を検証するため、オラクルのデータ統合技術「Oracle GoldenGate」を活用しました。本開発実証では、富士電機株式会社（本社：東京都品川区大崎、代表取締役社長：北澤 通宏）が開発実証を支援しました。

京都府の開発実証では、総合行政ネットワーク（LGWAN）を経由した職員向けにサービスを提供するためのアプリケーションの利用実証や、自治体クラウド基盤間のオフサイト・データバックアップを検証しました。具体的な内容は次の通りになります。　

1)　行政機能データバックアップ -他の都道府県域にある遠隔地のデータセンターに設置されたオフサイト・データバックアップを想定し、通常運用時に業務本番運用に必要なデータがバックアップサイトに常時保存されている状況を実証する。さらに、異種システム環境が混在している状況を前提とし、本番系システムとは異なるアーキテクチャ間*のオフサイト・データバックアップを検証。
*データベース製品やオペレーションシステムなどのソフトウェア製品またはバージョンが異なる環境

2)　待機系システムにおけるデータベース・サーバ拡張 - オフサイトに構築した待機系システムのリソースが不足した時を想定し、サーバ・リソースを必要な時に必要な分のみ拡張・追加が可能であるかを検証。

3)　業務サービスなどの行政機能の復旧 - 遠隔地の行政システム実行環境を用いて業務アプリケーションの利用など、行政機能の復旧を想定し、リアルタイムでのデータバックアップやアプリケーションの切り替え、リソースの有効活用が可能であるかを検証。

本開発実証を通じて、本番系アプリケーションをバックアップサイトで円滑に構築できることを確認し、有事を想定したデータバックアップ・データ保全・データ活用の有効な対策であることを確認しました。

●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NASDAQ:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.comをご覧ください。

■本件に関するお問い合わせ先：
日本オラクル株式会社　広報室　小林、玉川
TEL: 03-6834-4837　FAX: 03-6834-6129　E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム　http://www.oracle.com/jp/corporate/press/

*OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。