東欧諸国においてB2C Eコマースは着実に成長
株式会社グローバル インフォメーションは、yStats.com GmbH & Co. KGが発行した報告書「Eastern Europe B2C E-Commerce Report 2011 (東欧のB2C Eコマース市場(2011年))」の販売を開始しました。
東欧におけるB2C (企業消費者間) Eコマースは着実に成長し続けています。インターネットユーザー数およびオンラインショッパーの数は増加の一途にあります。ただし、国によって異なる特徴も見られます。インターネットアクセスに関してはロシアはやや遅れをとり、その一方でスロバキアのような国ではモバイルのインターネット利用が優位にあります。
ロシアでのB2C Eコマースは今後成長する可能性大
2010年において、ロシアでは人口のわずか約25%がブロードバンド接続にアクセスし、800万人が固定回線接続を利用できる状況に過ぎませんでした。にもかかわらず、人口の約40%はインターネットを利用し、そのうちの60%にあたる4500万人がオンラインショッピングをしたことがあります。ロシアでは、まだ小売業界が発展途上であるため、Eコマースは今後大きく発展する可能性があります。ロシアでの小売による総収益の1%以下はB2C Eコマースによるものです。yStats.comによる当報告書では、書籍、家電製品、およびCD/DVDがEコマースで購入される最も人気のある商品であると報告されています。ロシアにおけるB2C Eコマースの主要企業は、Utkonos.ruやOzon.ru、Holodilnik.ru、Pleer.ru および MVideo等です。地域としては、主にモスクワとサンクトペテルスブルグが中心で、2010年において、ロシア全体のオンラインショッピングによる収益の50%以上がこの地域によるものです。さらに、いわゆるプライベートショッピングサイトの人気も、ロシアのB2C Eコマース市場を特徴付けています。この分野では、KupiVIPがデザイナーファッションの販売で成功しています。
ウクライナでのオンラインショッピングは人気上昇中納品までの時間が長いという障害にもかかわらず、ウクライナのオンラインショッピングは人気が高まりつつあります。2011年6月時点でインターネットのユーザー数は、前年の900万人から約1300万へと増加しました。そのうち50%以上がオンラインショッピングを利用しています。最も人気の高い商品は、家電製品と携帯電話です。主要企業としては、Rozetka.com.uaやBonprix.ua および Sokol.ua等があります。
東欧のB2C Eコマース市場(2011年)
Eastern Europe B2C E-Commerce Report 2011
http://www.gii.co.jp/report/ysta214838-eastern-europe-b2c-e-commerce-report-2011.html
出版日 2011年09月
発行: yStats.com GmbH & Co. KG
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