太陽電池用ウエハの生産コスト、中国の垂直型統合企業とその他では約30%の差
株式会社グローバル インフォメーションは、Solar&Energyが発行した報告書「Wafer Cost Analysis for Solar Cell and Low-Cost Technology Trend (太陽電池用ウエハのコスト分析・低コスト技術動向)」の販売を開始しました。
ポリシリコンとウエハの分野を垂直統合した中国の大手企業と、ポリシリコンを購入してウエハを生産している韓国の企業とでは、生産コストに29%(2011年の実績値)もの差があると、当報告書では分析しています。
GCLやLDKといった中国企業は、すでに垂直統合を実現しウエハを低コストで生産しています。ウエハ産業における競争力の差は、今後も拡大する見通しです。
今年の下半期における太陽光発電に対する需要は、上半期と比べ増加はありません。世界のウエハ市場は、すでに供給過多となっています。過剰生産されたウエハの在庫は、世界で7.5GWにも及び、これによってウエハ価格は今後低下することになるでしょう。現在、低コストの競争優位性を持つ企業も、その他の面で競争力を強化するために模索しています。
大手企業は、新技術を導入し、最大限に生産コストを削減しながら、生産ラインの拡大をしています。大容量のインゴット炉やモノ・ライク・マルチ・ウエハの開発、および薄型ウエハやダイヤモンドワイヤソーの使用など、生産をスピードアップするための技術が開発されています。また、メーカーは使用する原料の量を削減することによって、コストを低く維持しています。
市場調査レポート: 太陽電池用ウエハのコスト分析・低コスト技術動向
Wafer Cost Analysis for Solar Cell and Low-Cost Technology Trend
http://www.gii.co.jp/report/sne217625-wafer-cost-analysis-solar-cell-low-cost-technology.html
出版日 2011年09月
発行: Solar&Energy
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