日本オラクル、電力・ガス会社の現場作業員向けの新しいモバイル・アプリケーション「Oracle Utilities Operations Mobile Application」を発表
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 兼 CEO:杉原 博茂)は、電力、ガスなど公益事業者の現場作業員向けの新しいモバイル・アプリケーション「Oracle Utilities Operations Mobile Application(オラクル・ユーティリティーズ・オペレーションズ・モバイル・アプリケーション)」を本日より提供開始することを発表します。
歴史的規模の気象災害の発生、顧客ニーズの多様化、また、電力自由化等による競争激化など、公益事業者を取り巻くさまざまな環境の変化により、規制当局と顧客の両方が、公益事業者にサービス品質の向上を求めるようになっています。これらの環境変化に柔軟に対応し、顧客のニーズに迅速にこたえるためにはモバイルに対応した新しいカスタマー・エクスペリエンスによる需要家へのサポートや、供給停止等の計画外事象が発生した際の現場対応力の改善など、公益事業者はビジネス・プロセス全体を見直す必要がでてきました。このような中、オラクルは、現場作業員が現地から社内のシステムにアクセスし、配管・送電系統やネットワークの障害や供給停止に対して必要な現場作業のコスト、スピード、情報の緻密さや正確性等の課題を解決するための新しいモバイル・アプリケーションとして「Oracle Utilities Operations Mobile Application」を発表しました。
今回初の提供開始となる「Oracle Utilities Operations Mobile Application」は、オラクルが従来、公益企業向けに提供していた電力・ガス供給網管理システム「Oracle Utilities Network Management System」の一製品です。「Oracle Utilities Operations Mobile Application」によって、現場作業員は電子データをモバイル端末に取り込み、道路の閉鎖や倒木など、供給停止以外の計画外事象に関連する障害状況レポートの作成、適切な出向指示の送受信、作業完了後のレポート作成、さらにこれらのレポートの社内システムへのアップロードや可視化などを作業現場からも行うことができます。「ダウンロード・アンド・ゴー(*)」という手法により、現場作業員は障害状況確認やサービス復旧作業の迅速な開始に必要なツール、システム、プロセスをモバイル端末にダウンロードして活用することができ、必要なツールを効果的に利用して社内システムとの円滑な連携を実現します。また、本アプリケーションは、現場への持ち込みが考えられるほとんどの一般的モバイル・デバイスに対応しています。
- ダウンロード・アンド・ゴー:アプリを端末にダウンロードすることで、ネットワーク接続がなくても端末でアプリの機能を利用できるような仕組み
オラクルの公益企業向け専任組織「Oracle Utilities」のシニア・バイスプレジデント・兼・ゼネラル・マネージャーであるロジャー・スミス(Rodger Smith)は、次のように述べています。「オペレーションの課題が大規模かつ複雑になる天候関連による供給停止では、障害の状況確認と顧客サービス復元のスピードを向上させる方法を多くの公共事業者が求めています。『Oracle Utilities Operations Mobile Application』は、現場と出向およびコントロール・センターの間の情報フローを改善する方法を公共事業者に提供します。モバイル・デバイスを使用して情報を直接送信・共有できるようになり、スピードと顧客に提供する近況更新の精度を向上させることができます。」
「Oracle Utilities Operations Mobile Application」を使用することで、公益事業者は緊急対応要員のアイドル(非稼働)時間を最小限に抑えることも可能になります。この緊急対応要員には、暴風雨の発生時に公益事業者がサポートを依頼する協力会社の現場作業員も含まれます。これにより、「Oracle Utilities Network Management System」を使用する公益事業者は、電力・ガス供給経路、系統図、情報共有ツールへの多様なモバイル端末によるアクセスを現場作業員(請負業者、相互扶助作業員、出向作業員、従業員など)に展開します。また、本ソリューションによって現場への人員の派遣と現場作業員による作業への対応が効率化、最適化され、迅速な障害状況確認、復旧、供給網保守業務の実現を支援します。
「Oracle Utilities Operations Mobile Application」は、ユーザーが自分自身でモバイル端末にインストールして直観的に使用できるアプリケーションです。現場および供給網の管理にこのアプリケーションを活用することで、公益事業者は、型通りの反復作業に重点が置かれたエンタープライズ・モバイル・システムの高コストと複雑さを回避できます。
参考資料
•Oracle Utilities
https://www.oracle.com/industries/utilities/index.html
•Oracle Utilities Facebook(https://www.facebook.com/OracleUtilities)、Twitter(https://twitter.com/oracleutilities)
日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。
「No.1クラウドカンパニー」を目標に掲げ、広範かつ最大限に統合された クラウド・アプリケーションおよびクラウド・プラットフォーム、ビッグデータから情報価値を創出する製品群の提供と、それらの利用を支援する各種サービスの事業を展開しています。2000年に東証一 部上場(証券コード:4716)。URL http://www.oracle.com/jp
日本オラクル公式ソーシャルメディアチャネル
•Facebook http://www.facebook.com/OracleJP
•Twitter https://twitter.com/Oracle_Japan
オラクルについて
オラクルは、クラウド・アプリケーションおよびクラウド・プラットフォームの広範なサービス群を最大限に統合し提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。
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日本オラクル株式会社 広報室 石川
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