マネジメント層に必須な“傾聴術”を解説 『アクティブ・リスニング ビジネスに役立つ傾聴術』を 9月15日に刊行!
管理職層の人材育成を通じて 強化すべきコミュニケーション能力の1位は傾聴力
アドット・コミュニケーション株式会社(本社:東京都大田区)代表取締役の戸田久実(HP: https://adot-com.co.jp/ )の16冊目となる著書『アクティブ・リスニング ビジネスに役立つ傾聴術』(日経BP 日本経済新聞出版)が9月15日に刊行されます。
本書は、いままでに数多くのビジネスコミュニケーション研修で、傾聴が仕事に役立つことを説いてきた著者が、ビジネス現場の視点から「聴く」ことの重要性と実践法を丁寧に解説した一冊です。
「リーダーシップとコミュニケーション能力の強化に関するアンケート」によると、管理職層の「人材育成を通じて強化すべきコミュニケーション能力」の1位は、傾聴力(28%)でした。(株式会社ジェイック:2022年実施)
以降、2位:説得力・影響力(17%)、3位:論理的表現力(16%)と続きますが、マネジメント層にとって、傾聴力は必須スキルといえます。
昨今では、職場で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる環境が生み出す「心理的安全性」が、チームのパフォーマンスやイノベーションに、よい影響を及ぼすこともわかってきました。
でも、ここ数年リモートワークが急激に増えたことで、コミュニケーションのあり方が大きく変化し、対面時では当たり前だった、ちょっとした雑談の時間がなくなりました。上司が部下と話をする機会は、必然的にとらなくてはいけなくなったのです。
そのため、部下の話に耳を傾けるための1on1ミーティングの時間を設ける組織が増え、いま、聴く力の重要性がより一層、注目されています。
本書の特徴
著者の戸田久実は、「アサーティブ・コミュニケーション」や「アンガーマネジメント」をテーマに研修・講演に登壇し、講師歴30年、いままでにのべ25万人を指導してきました。
本書は、
「1on1ミーティングの時間をとったけれど、何をどう聴いたらいいかわからない」
「違う世代の人が、何を考えているのかわからない」
「価値観に違いのある人とのコミュニケーションは、どうしたらいいの?」
といった相談に対し、いままでに数多くのビジネスコミュニケーション研修で、傾聴が仕事に役立つことを伝えてきた著者が、人と対話するなかで生じる数多くの問題を解決してくれる「アクティブ・リスニング」について、基本的なことから実践法まで、わかりやすく解説しています。
執筆に至った経緯
著者が、長年世代を問わず、多くの人のコミュニケーションの悩みに触れてきたなかで、「相手の話に耳を傾け、話を引き出せば、すれ違いも起きなかったのに…」と感じる相談は少なくありません。
多様性の時代だからこそ、アクティブ・リスニングが広まることで、より多くの人が、周囲との相互理解が深まり、仕事やプライベートの人間関係がよりよいものになってほしい、という著者の思いが詰まった一冊です。
戸田久実(とだ・くみ)
アドット・コミュニケーション株式会社代表取締役
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会理事
立教大学文学部卒業後、株式会社服部セイコー
(現・セイコーホールディングス株式会社)にて営業、
その後音楽業界企業にて社長秘書を経て
2008年にアドット・コミュニケーション株式会社を設立。
研修講師として民間企業、官公庁の研修・講演の講師の仕事を歴任し、
登壇数は4,000回を超え、指導人数は25万人に及ぶ。
主な著書に
『アンガーマネジメント』 『アサーティブ・コミュニケーション』(共に日経文庫)、
『怒りの扱い方大全』(日本経済新聞出版)、『働く女の品格』(毎日新聞出版)、
『アンガーマネジメント 怒らない伝え方』(かんき出版)
『「あとから怒りがわいてくる人」のための処方箋』(新星出版社)
『怒らない100の習慣』(WAVE出版)など多数。
書籍情報
書名 : 『アクティブ・リスニング ビジネスに役立つ傾聴術』
著者 : 戸田久実(とだ・くみ)
定価 : 990円(税込)
発売日 : 2023年9月15日
出版社 : 日経BP 日本経済新聞出版
ページ数 : 220ページ
販売サイト: https://www.amazon.co.jp/dp/4296118242
目次
第1章 アクティブ・リスニングとは何か
- なぜいま「傾聴力」が求められるのか
- コミュニケーションは、聴き手が主導権を握るもの
- コミュニケーションで目指す「聴くこと」のゴールとは?
ほか
第2章 アクティブ・リスニングの基本
- 相手が話しやすい態度を心がける
- 話し手に好かれる相槌と嫌われる相槌の違い
- 「共感しているフリ」になっていないか
ほか
第3章 アクティブ・リスニングの実践
- 観察しながら聴く
- 傾聴の先に要約力がある
- 自分が何を話すか考えながら聴いてはいけない
ほか
第4章 仕事の現場でアクティブ・リスニングを活かす
- 立場が違う相手と、うまくコミュニケーションをとるには?
- ネガティブな報告にこそ耳を傾ける
- ネガティブな話を聴くときに意識すべきこと
ほか
第5章 プライベートの場で活用するアクティブ・リスニング
- 親密な関係だからこそ、「思い込み」にとらわれずに聴く
- あまり親しくない相手と、距離を縮めたいとき
- 感情的な相手の話に付き合うとき
ほか