無料で利用できる“自分で学ぶ人のための施設” ディーパ【dipa】をつくるプロジェクト 1月17日よりクラウドファンディングを開始
~阪神・淡路大震災×禅仏教×箱根湯本×建築学生~
箱根湯本にある正眼寺が運営しているdipaは学生リノベーション団体と共にプロジェクトを2018年から開始し、この5月で8年目となります。この度その資金の一部をクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて募集を開始します。
「CAMPFIRE」クラウドファンディングサイト
https://camp-fire.jp/projects/804014/view?utm_campaign=cp_share_c_msg_projects_show
背景
ディーパ【dipa】の立ち上げは遡ること30年前の阪神・淡路大震災。震災後、兵庫で別々の立場であった3人の出会いです。1人は小野宗幸氏。小野は被災地の現場を駆け巡っていました。もう1人は神戸市長田区真野地区の「まちづくりプランナー」として震災復興に携わってきた宮西悠司氏。そして最後の1人は勤務先の設計事務所が地震で全壊し、同じく復興活動に参加していた藤川幸宏氏です。小野はその後仏教の道を歩むことになり、僧侶である立場で震災の経験から何ができるかを模索した結果が、仏教の基本である「仏法僧」に基づき正眼寺の資源で誰もが無料で使える新たな学び場をつくることでした。そのプランを宮西氏・藤川氏と練り始めたところで建築学生によるリノベーショングループとの出会いがあり、企画を始動させたのです。
特徴
・2階がもつ8つの機能
Dipa2階の広いスペースを活用して、寄宿舎・避難所・個人の勉強・ギャラリー・上映・舞台・坐禅・ゼミの八つの機能を、必要に応じて空間を変化させながら可能にする設計を進めています!
・8年間のべ参加学生人数4000人のプロジェクト
正眼寺正面に位置する「旧オクツ薬局」のリノベーションを2018年から始めたこのプロジェクトは、これまで主に建築系学生を中心に約300名、のべにして約4000名が参加し、現在「第4期」が進行中で、この夏より2階部分の本格的な施工が始まりました。
・1階がもつ3つのスペース
1階には、ミセ/キッチン・エントランス・工房の3つのスペースがあり、自分の目的に応じて利用ができるスペースとなっております。
リターンについて
3,000円 :端材焼杉のキーホルダー
5,000円 :土壁のアートパネル
10,000円:竣工写真集
20,000円:夏施工体験
※焼杉のキーホルダーと土壁のアートパネルは、実際に2階の施工で利用したもので製作をします。
プロジェクト概要
プロジェクト名: 2025年夏に、無料で使える施設ディーパ【dipa】を完成させたい!!!
期間 : 2025年1月17日(金) 0:00~3月31日(日) 23:59
URL : https://camp-fire.jp/projects/804014/view?utm_campaign=cp_share_c_msg_projects_show
dipaについて
所在地 : 神奈川県足柄下郡箱根町湯本515
アクセス : 箱根湯本駅から徒歩15分
ホームページ: https://ironna0503.wixsite.com/my-site-3
正眼寺概要
名称 :放光山 正眼寺(宗教法人 正眼寺)
所在地 :箱根町湯本562
住職/代表役員:小野宗幸
事業内容 :仏教
設立 :鎌倉時代
阪神・淡路大震災の経験を新たな形で後世に
まちづくりプランナー 宮西悠司さん コメント
阪神・淡路大震災を経験してその教訓を維持していくためにまちづくりプランナーである自分に何ができるかと自問自答をして様々な企画や事業をしてきました。その一つの企画がdipaになります。30年経った今、自分が納得できる行動ができたかといえばそうではありません。だからこそ私は震災を風化させないためにもdipaのクラウドファンディング支援にご協力いただけると幸いです。
活動の連鎖が町の風景を変えて行く若人の取り組み
建築士 藤川幸宏さん コメント
阪神・淡路大震災をきっかけに小野氏と会ってからほぼ30年が経ちました。その後、箱根の正眼寺やdipaと関わりが生まれました。
この建物は、二階建ての木賃アパートで一階部分の一部を薬局としていました。その建物と地域の歴史を紐解きながら寮舎となり、目的にも“学び”を付加します。建物を作ると言う行為にも学びを取り入れ、建築学生サークルDaBoによる目や耳、手などの五感を通して実際にものに触れながら、考えて、作って行くことも学びです。
街の一角にある市井の建物が若者というフィルターを通して生まれ変わる時間の経緯は、町の人の気づきであったり、新たな視点をもたらします。出来つつある建物は未熟でありながら、姿を変えて行く姿はキャンバスのように色が塗り重ねられていき楽しげです。
建物を街の資産に変え続ける行為の連鎖がゆっくりと風景を変えていきます。その助力をいただけると幸いです。
実践的な場としてのプロジェクト
dipaプロジェクト4期代表 コメント
早稲田大学 建築学科 4年 小泉満里奈(写真 右)
日本女子大学 家政学部住居学科 貴戸天音 (写真 真ん中)
日本女子大学 家政学部住居学科 齊藤あかり (写真 左)
私たちは、学校で建築を学ぶ中で、より実践的なことを学びたいと思い、この活動に参加をしました。学業との両立をする中で苦労することも多いですが、すべてのメンバーが協力しながら全力でこの活動に取り組んでいます。dipaという施設を完成させるために、クラウドファンディングのご協力よろしくお願いいたします。
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
宗教法人 正眼寺
TEL : 090-1539-1923
MAIL: dqk04247@nifty.com