生産性に関わる体や職場のモヤモヤを専門の臨床医にきいてみよう！産婦人科×泌尿器科編　＜12月6日(金)開催＞

2019-09-10 10:30

株式会社心陽(所在地：東京都文京区、代表取締役：石田陽子)は2019年12月6日(金)に、「生産性に関わる体や職場のモヤモヤ」を専門の臨床医に聞く機会となる、産婦人科×泌尿器科のセミナーを開催します。

生産性に関わる体や職場のモヤモヤを専門の臨床医にきいてみよう！
https://gyne-uro-work.peatix.com

セミナー概要

日時： 12月6日(金)　15時20分～17時40分
場所：フジクライノベーションハブ『BRIDGE』(東西線木場駅から徒歩8分)
講師：今井伸(泌尿器科医)・入駒慎吾(産婦人科医)・石田陽子(産業医)
主催：株式会社心陽
URL ： https://gyne-uro-work.peatix.com

セミナー開催背景

働く人の生活に根ざした日常的な悩みの中で、性や排泄、妊娠や出産など、産婦人科や泌尿器科など生殖医療の専門分野のちょっとした疑問は、日本の文化の中では相談しにくいもののひとつではないでしょうか。法定健診には当該領域の項目はなく、職場でヘルスリテラシー向上の機会があっても、まず話題には選ばれません。でも、排尿しない人はほぼいないし、セックスやマスターベーションも、働く人の多くがしているはずです。

日本は制度上、レセプト病名のつく疾病に関する医療は受けやすいのですが、まず、医療機関に行くべきなのかに迷いますし、産婦人科や泌尿器科は、なかなか受診のハードルが高いものです。

昨今、女性の活躍推進に伴い、女性特有の健康問題が取り扱われる機会が増えてきました。
しかし、医療的な裏付けが不完全なまま、女性のみで議論する場がまだまだ多いようです。
残念ながら生殖医療系臨床や研究を経験している産業医やタレント医は少なく、多くの場合、発言に根拠がありません。

一方、男性特有の健康問題は成人以降、女性以上に「独学」で、女性同様、様々なメディアの情報に翻弄され続け、正しい知識を得る機会は少ないです。男性は女性以上に共有や議論の場を持ちません。
しかし、性に関する悩みを抱え、モヤモヤしたままでイキイキと業務に打ち込めるでしょうか？

男性にとっても女性にとっても、性生活や排尿、生理などの話題は、どうしても「秘めるべきこと」、「セクシャルハラスメントとの境界が曖昧」、「産業保健職の専門性不足」などの理由から、職場でオープンに共有されることはもちろん、なかなか産業医面談でも話題にされません。

しかし、職域における各従業員の健康の価値がこれほど取りざたされ、さまざまなSOGIの従業員が公正に働くダイバーシティ社会をめざす時代に、いつまでも「恥ずかしい」という幼稚な理由で、これらの問題をないがしろにしていてよいでしょうか。「無知」や「無視」のほうが恥ずかしい、と感じてほしいです。

たとえば妊娠を告げられたら会社として何を変えるべきなのか、変えるべきではないのか、そもそも会社に妊娠を報告するべきなのか、しなくてもいいのかなど、会社として就業規則への記載や推奨があるでしょうか。

当日は、この職場に妊娠を伝えるタイミングについての研究のほか、職域の生殖医療関連に関わる研究を紹介し、その研究者たちのコメントを共有します。今後、科学的に検証してほしい内容についても、ぜひご意見下さい。研究者サイドもリアルライフに直結する有意義な研究をしたいのです。

働く人や産業保健職、臨床医療職から現実の課題を広く集めた上で、産婦人科専門医、泌尿器科専門医、労働衛生コンサルタントという3者の専門家を中心に、働くみんなで話合い、どの職場でも取り入れられそうな解決策を提案するために、このイベントを開催します。

講師プロフィール

今井伸(泌尿器科医)

　～『射精道』『むきむき体操』でおなじみ、生殖医療界の貴公子～
聖隷浜松病院リプロダクションセンター長、日本性科学会幹事、同会認定セックス・セラピスト。島根大学医学部臨床教授、日本泌尿器科学会指導医、専門医。日本性機能学会専門医、評議員。日本生殖医学会生殖医療専門医。男性更年期障害、性機能障害、男性不妊、尿路性器がんを専門に扱う。講演会、セミナー、テレビ、ラジオ等で青少年期から老年期までの本当に正しい性知識の普及に務める。

入駒慎吾(産婦人科医)

　～無痛分娩を通じた社会貢献を目指してMBAを取得～
株式会社LA Solutions代表、日本産科婦人科学会専門医、日本麻酔科学会専門医、グロービス経営大学院卒業(経営学修士：MBA)、一般社団法人日本無痛分娩研究機構代表理事。無痛分娩に関する情報を正確かつ時代に合わせて提供し、無痛分娩の安全性向上を目指し、多くの産婦人科医師の相談やスタッフの人材育成に関わる。無痛分娩に関わる全ての人に満足と安全を提供する。