世界の海洋性医薬品市場は、2016年におよそ86億米ドル規模に達する見通し
株式会社グローバル インフォメーションは、BCCリサーチが発行した報告書「Global Markets for Marine-Derived Pharmaceuticals (世界の海洋性医薬品市場)」の販売を開始しました。
世界の海洋性医薬品市場は、2011年には約48億米ドル、そして2012年には53億米ドルの市場規模になる見通しです。また、2011年から2016年において複合年間成長率(CAGR)12.5%で拡大し、2016年には86億米ドル近くに達すると、当報告書では予測しています。
海洋性医薬品市場は、その原材料となる海洋生物によって5つの部門、海綿類、サメを含んだ魚類、尾索類、軟体類、菌類に分類することができます。各部門の2016年までの予測は以下の通りとなっています。
・海綿類部門は、2011年にはおよそ31億米ドルの市場規模で、その後CAGR 5%で成長し、2016年には39億米ドルへ
・サメを含む魚類部門は、2011年には15億米ドルの市場規模で、その後CAGR 16.2%で成長し、2016年にはおよそ32億米ドルへ
・尾索類部門は、2011年には1億2,900万米ドルの市場規模で、その後CAGR 47.3%で成長し、2016年には8億9,600万米ドルへ
・軟体類部門は、2011年には6,900万米ドルの市場規模で、その後CAGR 47.8%で成長し、2016年には4億9,000万米ドルへ
海洋は広大で、まだ極めて未開発です。つまり、地球の表面積の約70%を覆いながらも、未開発の資源があり、地球生命の約87%が海洋にいます。過去40年間、2万以上の合成物が海洋生物から発見されてきました。しかし、海洋生物から抽出される化合物の複雑さから判断して、海洋性医薬品は開発が困難です。したがって、これまで米国で承認された海洋性医薬品が10種類しかないことは当然のことです。
市場調査レポート: 世界の海洋性医薬品市場
Global Markets for Marine-Derived Pharmaceuticals
http://www.gii.co.jp/report/bc216645-global-markets-marine-derived-pharmaceuticals.html
出版日 2011年10月
発行: BCC Research
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