「寒さに対するキャンピングカーの装備と利点」に関する調査  冬の季節はどんな利点・装備があるのかの実態に迫る

一般社団法人 日本RV協会(所在地:神奈川県横浜市、会長:降旗 貴史)は、キャンピングカーを所有または興味を持っている方に、「寒さに対するキャンピングカーの装備と利点」に関する調査を行いました。

スキーを楽しみ、キャンピングカーで暖をとるユーザー

車中泊やくるま旅は、行く地域や宿泊する場所を限定せず、自由に計画できることが利点の1つになっていますが、季節に関してはどうなのか、大いに気になります。キャンピングカーは1年中楽しめるというのはよく聞く話ですが、冬の季節はどんな利点があるのか、あるいは、どんな装備を施している(興味がある)のかの実態に迫りました。

日本RV協会URL: http://www.jrva.com/

冬のくるま旅で注意しているのは「寒さ対策」と「走り方」

まずは、今回のアンケートの回答者に、実際にキャンピングカーを所有しているかどうかについてお聞きしました。所有している方は8割以上と圧倒的ですが、所有していないという2割弱の方でも、寒さに関しての装備に関心を持っているという見方もできます(図1)。住まいに関しては関東が全体の4割で、東海、関西と続きます(図2)。この3地域で約7割を占めており、寒さが厳しい北海道や東北、北陸・甲信越地方は合わせて13.5%と少ないのが実感できます。これは、人口が少ない地域である他に、移動しづらいという点で降雪量が関係しているのかもしれません。
次に、冬にくるま旅に出かけるかどうかお聞きしました。結果は85.9%ものオーナーが「はい」と答えています。所有している方は冬でも臆することなく出かけているというのが分かります(図3)。そんなオーナーが冬のくるま旅で注意しているのは、やはり宿泊時の寒さ対策が1番で45.9%。それに続くのが冬道の走り方(運転の仕方)で41.1%となっています(図4)。この結果については、関東や東海、関西の方は、雪道やアイスバーンなどの走行はあまり経験がないからではないかと考えられます。

欲しい装備のダントツはFFヒーターで装着率も約9割と圧倒的

それでは、本題の寒さ対策についてのアンケートの回答を見て行きましょう。まずは、欲しい装備についてお聞きしました。半数以上の方はFFヒーターと答えています。それに続くのが断熱ボディ、アクリル2重窓ですが、その差は非常に大きいことが分かります。つまり、寒さ対策としてはFFヒーターが「鬼に金棒」的な装備であると認識していることが伺えます(図5)。
では、実際にFFヒーターを装備しているという割合はどのくらいでしょうか。88.9%と約9割にのぼり、(図6)。装着しているユーザーのほとんどは購入時に装着しています(図7)。FFヒーターは標準で装備されていない場合も少なくないのですが、オプションであっても装着率が高いアイテムの1つということが分かります。
FFヒーターを装着していない方に、今後装着したいかをお聞きした項目では、買い替え時に装着したいが43.8%とトップにはなっているものの、装着を考えていない人は31.3%になりました。(図8)。これは、FFヒーターの価格がネックになっていたり、車両サイズ(軽)が小さいものや、断熱性に優れている車両のユーザーなのかもしれません。
次は使用頻度についてですが、停車時は常時使用している方が1位で42.9%となっています。次は3時間未満、6時間未満と続きます(図9)。これは、停車してから寝るまでの時間と考えられますが、いずれにしろ「暖をとる」装備として絶対的な安心感で活用されているようです。メンテナンスに関する質問項目では、使用頻度に合わせて感覚的に行っているがトップで43.6%、説明書の記載通りが28.6%と続きます(図10)。

ソーラーシステムの関心度が高く装着率は半数以上

冬(寒さ対策)は夏(暑さ対策)同様に、電力を使うことが多くなります。そこで、電力確保のためにどんな対策に興味を持っているのでしょうか。もっとも高いのがソーラーパネルの装着で37.7%、サブバッテリーの装着が30.4%と続きます(図11)。近年、もっとも関心の高いアイテムがソーラーシステムです。性能は日進月歩で、新しい製品は格段に性能がアップしているようです。燃料を使わずエコな点もキャンパーの環境保護意識を向上させています。サブバッテリーを搭載すると、重量は増えますが、効率を考える上で、サブバッテリーの2個搭載やトリプル化も大きな流れになってきています。実際にソーラーパネルを装着しているオーナーは56.3%と半数以上(図12)で、購入時に装着したという方は8割近くになります(図13)。知識があり、DIYで後付けされるオーナーもいらっしゃいますが、装着率から見ると購入時にというのはかなり高いパーセンテージと言えそうです。
FFヒーター以外で手軽な寒さ対策を施している(併用している)オーナーもたくさんいます。冬用シュラフ33.1%、じゅうたん及びスリッパ21.8%で、いずれも電気や燃料を使わないものです(図14)。まさに、手軽で暖かいアイテムと言えます。また、湯たんぽやあんかなどは昔ながらのものではありますが、市場には新商品も出ており注目したいアイテムの1つと言えます。

1番の利点は寒さを気にせず思いたったら行動できること

さて、寒さ対策についていろいろと分析してきましたが、冬のくるま旅の利点はどんなところにあるのでしょうか。やはり、キャンピングカーは車中泊するためにさまざまな寒さ対策を施すため、寒さを気にせず思いたったら行動できる(41.7%)というのが1番のようです。また、ウインタースポーツや冬の絶景を押さえて、各地域の冬グルメや地酒を堪能できるなど、「食」に関しての関心が高いのも注目したいポイントです(図15)。
最後に、キャンピングカー内での過ごし方についてお聞きしました。キャンピングカーは、まさにモーターホーム「動く家」という認識が強く、家にいる時と同じようにTVやゲーム、読書などを楽しんでいる方が多いですが、もっとも注目したいのは、トップになった「家族との会話」です(図16)。普段、家でどれだけの会話を家族としているでしょうか。近年はますます、家族間のコミュニケーションが希薄になってきていると言われています。そんな中、キャンピングカーの果たす役割は、ただ単にくるま旅へ出かけるというレジャーを超えて、限られたスペース内で楽しさを共有し家族の絆を深めることは大きな意義があると言えるでしょう。

調査概要

調査地域:全国
調査対象:日本RV協会ホームページ閲覧者
調査手法:Webアンケート
調査時期:2018年11月18日(日)~2018年12月17日(月)

最新イベントのご紹介

ジャパンキャンピングカーショー2019

最新モデルや人気のキャンピングカーが集結する国内最大級のキャンピングカーイベント、
「ジャパンキャンピングカーショー2019」が、2019年2月1日から3日の3日間、幕張メッセで開催されます。
今年も関連企業多数が出展。2019年最新モデルをはじめ、キャンピングカー関連用品などの出展が予定されています。また、女性初の「キャンピングカーアワード」を受賞した片瀬 那奈さんが2月1日の授賞式に来場します。
他にもたくさんの企画が盛りだくさん。初めての購入や買い替えを検討されている方はもちろん「興味はあるけどこれまで実際に触れる機会がなかった」という方も、気軽にキャンピングカーのある生活を体験する絶好の機会です。皆様のご来場お待ちしております。

開催日時 : 2019年2月01日(金)10:00~17:00
       ※10:00~11:00:プレス内覧会(プレス関係者・ゲストのみ入場可能)
       2月2日(土)10:00~18:30
       2月3日(日)10:00~17:00
開催場所 : 幕張メッセ国際展示場1~3ホール(千葉市美浜区中瀬2丁目1)
問い合わせ: ジャパンキャンピングカーショー2019実行委員会
TEL    : 03-3405-1815(平日10:00-18:00)
URL    : https://www.jrva-event.com/jccs/access/
飲食ブースあり
ペット入場OK
くるま旅クラブ会員入場優待OK
駐車場(有料)

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