皮革・合皮の質感を活かした高画質な印刷が可能  優れた柔軟性と高耐久性を実現したインクジェット技術『UVIQUE(ユビ―ク)技術』を新開発

ヤマハ原付一種スクーター『ビーノXC50D』20th Anniversary Editionの純正シートに採用

富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)は、皮革・合皮などの基材に対して、優れた柔軟性(延伸性)と高耐久性を実現しながら、高精度に印刷が可能なインクジェット技術『UVIQUE(ユビ―ク)技術』を新たに開発しました。本技術は、新開発のインクとそのインクを基材に合わせて安定的にインクジェット吐出できるよう、最適化させたヘッドやプリンターとのシステムとして提供するものです。この技術により、基材の質感を活かした高画質な印刷が可能になります。本技術は、革製品などへの印刷だけでなく、樹脂成型に使用する加飾フィルムへの印刷にも応用することができます。なお、ヤマハ発動機株式会社が今年9月に発売する原付一種スクーター『ビーノXC50D』20th Anniversary Editionの純正シートに本技術が採用されました。

インクジェット技術『UVIQUE(ユビ―ク)技術』を新開発
インクジェット技術『UVIQUE(ユビ―ク)技術』を新開発

◆詳しくはWebページをご覧ください。
  ⇒ http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_1207.html?link=atp

一般的にインクジェット技術は、およそ10,000分の1秒の間に、約0.01mmの極小なインク液滴をヘッドから吐出して、基材の表面へ正確に着弾させて画像を形成する技術です。安定的に高精度な印刷をするには、粘度や表面張力などのインクの特性に合わせて、プリンターのヘッドから吐出する液滴の量やスピードを制御する必要があります。
『UVIQUE技術』では、当社独自の素材設計技術、処方技術と画像形成技術を応用することで、光硬化性ポリマー(*1)を独自に配合した新開発のインクを基材に合わせて安定的にインクジェット吐出し、強靭な膜質を持つ薄いインク膜の形成を実現します。基材本来の質感を損なわない、高い柔軟性を持つ薄いインク膜と、従来のUVインクに対し約5倍(*2)の耐久性を同時に実現した画期的な技術です。

『UVIQUE技術』の主な特長
1、印刷画像の膜厚が薄く、基材の風合いを残して印刷することが可能。光沢基材では「光沢のある美しい仕上がり」が、凹凸がある基材では「基材の形状を活かした仕上がり」が得られます。
2、基材との密着が強くインク膜の柔軟性が高いため、鞄や靴など、延伸が必要な用途に最適。
3、高耐久性を備え、印刷後すぐに加工することができ、生産性の向上に寄与。

今回開発した『UVIQUE技術』は、少量多品種への対応や多様なデザインを可能にするインクジェットの特徴を活かし、二輪車のシートだけではなく、鞄や靴などのファッション用品、スポーツ用品、インテリアなどの皮革・合皮を利用する幅広い分野や、自動車の内装など加飾フィルムを使用した樹脂成型の分野に展開していく予定です。
*1 UV光(紫外線)を照射することにより硬化する樹脂
*2 当社独自の試験結果による数値

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