【熱中症対策にも!】ソルトコーディネーターがおすすめする夏にピッタリの塩とは

蒸し暑い日が続いて、体に負担がかかるこの頃。

暑さに体がついていけない....と感じている方も多いのでは?

この時期気をつけたいのが熱中症。

熱中症には、水分補給とともに、塩分補給が大事だと言われています。

そこで今回は、ソルトコーディネーター・青山志穂 著『日本と世界の塩の図鑑』http://www.asa21.com/book/b252909.html より、暑い夏を乗り切るのをサポートしてくれる塩を紹介します。

※以下、本文より抜粋・再構成

夏におすすめの塩

ピンク色が鮮やかなパハール岩塩で塩分補給

食欲がなくなりがちの夏は、しょっぱめの味付けの方が食べやすいですよね。

そこで紹介したいのが、パキスタン原産の「パハール岩塩」。

ピンク色が鮮やかなパハール岩塩で塩分補給
ピンク色が鮮やかなパハール岩塩で塩分補給

パハール岩塩は、やや強めのしょっぱさ、鉄分からくるほのかな酸味、そしてシンプルな味わいが特徴。

岩塩は基本的にナトリウム構成比が高めのため、熱中症対策にもピッタリなお塩といえます。

パハール岩塩の成分表(塩100g中)

※「食塩相当量」とは食品に含まれるナトリウム量を食塩の量に置き換えたもの。

パハール岩塩の成分表(塩100g中)
パハール岩塩の成分表(塩100g中)

パハール岩塩の楽しみ方

パハール岩塩の楽しみ方
パハール岩塩の楽しみ方

パハール岩塩は雑味のないクリアな味で、ほうれん草やクレソンなど鉄分の多い野菜や脂の多い牛肉に合わせると、食材のコクが一段と深まります。

夏はBBQの季節ですし、パハール岩塩で味わうステーキなんていうのもいいですね。

パハール岩塩は夏が旬のトマトなど、濃厚な味の野菜はもちろん、レタスなどの淡泊な味の野菜と組み合わせてもおいしく味わうことができます。

おすすめ食材&料理

◆ほうれん草など鉄分を多く含む野菜のオイルソテー
◆脂ののったマグロ

日本人が惚れ込んだピンク色をした海水の化石「パハール岩塩」

このパハール岩塩に魅了され、ついには商品化にまでこぎつけた日本人の方がいます。

パハール岩塩
パハール岩塩

※商品情報については会社HPをご確認下さい。

株式会社オフィスツーワン:
https://of21.co.jp/2020/

パキスタンの首都イスラマバードから車で6時間、インダス川流域の荒涼とした土漠地帯に、世界最大級ともいわれるパハール岩塩鉱山があります。

地殻変動で急激に隆起した海底が、約6億年もの時をかけてこの地に岩塩層を形成したといわれています。

株式会社オフィスツーワン創業者・櫻井史標さんが、パキスタン滞在中に熱中症で倒れかけたとき、地元の運転手に勧められたピンクの粒と水を飲みほしたところ、あっという間に回復。

これが櫻井さんとパハールの岩塩との出会いだったといいます。

その後、日本の高い品質基準をクリアするために工場を設立し、特に濃いピンク色の良質の岩塩のみを商品化しました。

粗挽きや粉末タイプもそろっています。

地下200mの岩塩鉱脈から採掘。きれいなピンク色の岩塩のみを選び、日本に運んでから仕上げる。
地下200mの岩塩鉱脈から採掘。きれいなピンク色の岩塩のみを選び、日本に運んでから仕上げる。

なぜピンクに見えるのか

土壌に含まれる酸化鉄が塩の結晶中に入り込んでいるため、パハール岩塩はピンク色に見えます。

この鉄分は体内には吸収されませんが、鉄由来の酸味を呈します。

多く含まれると黒色になり、食用には適さなくなります。

いかがでしたか?

今回は、『日本と世界の塩の図鑑』http://www.asa21.com/book/b252909.htmlより、夏におすすめの塩をご紹介しました。

本書には日本と世界の245種類の塩を掲載していますが、それでも紹介できたのは、日本で流通している塩のまだほんの一部です。

日本で買える塩の種類は、なんと4000超もあるのです!

塩は種類によって、ひとつひとつ味や形が異なり、驚くほど個性豊か。

ぜひ今回ご紹介したパハール岩塩をはじめ、色々な塩を楽しんでみてくださいね。

著者プロフィール

青山志穂(あおやま・しほ)

著者:青山志穂
著者:青山志穂

シニアソルトコーディネーター
一般社団法人日本ソルトコーディネーター協会代表理事

東京都出身。慶應義塾大学卒業後、大手食品メーカーを経て、塩の専門店に入社。そこで塩の奥深さに目覚め、社内資格「ソルトソムリエ」制度設立のほか、人材育成、商品開発を担う。 2012年、独立し、一般社団法人日本ソルトコーディネーター協会を設立。日本初となる塩のプロフェッショナルを育てるべく、「ソルトコーディネーター」資格制度を立ち上げる。 現在は、テレビ、ラジオ、雑誌などで塩の魅力を語るほか、全国の食品系メーカーと共同で人気“塩関連”商品開発や、有名シェフとのコラボレーション、お店にあった塩のセレクト&コーディネート、東京、沖縄、 香港など各地で塩の講座を開催するなど、あちこち飛び回りながら、塩の名産地沖縄の塩をはじめとした世界各地の塩と、 料理をさらにおいしくする塩の使い分けを研究し、日々、塩(適塩)を普及すべく活動中。著書に『免疫力を高める 塩レシピ』(あさ出版)などがある。

書籍情報

表紙
表紙

タイトル:日本と世界の塩の図鑑
著者:青山志穂
ページ数:184ページ 
価格:1,650円(10%税込) 
発行日:2016年11月19日
ISBN:978-4-86063-928-0
書籍紹介ページ:http://www.asa21.com/book/b252909.html

amazon:https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860639286/asapublcoltd-22/
楽天:https://books.rakuten.co.jp/rb/14537394/?l-id=search-c-item-text-01

目次

Part 1 まずは知りたい 塩の基礎知識
Part 2 知れば知るほど個性豊かな 海水塩、藻塩
Part 3 色どりが美しい 岩塩
Part 4 変わり種いろいろ そのほかの塩
Part 5 料理も暮らしも楽しくなる! 塩のおいしい使い方


表紙
表紙

塩を使ったレシピをもっと知りたい方へ

青山志穂氏の著書『免疫力を高める 塩レシピ』http://www.asa21.com/book/b586774.htmlでは、レシピを多数公開!


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