人口減少が止まらない壱岐の島全体をひとつのテーマパークに! 地域活性の鍵を握るおさかな石けんが話題 ACB工房がポップアップショップ・ワークショップを開催
長崎県の離島・壱岐で島の活性化を目指すオリジナル石けんの企画制作販売を行うACB工房(本社:長崎県壱岐市、代表:草野 みゆき)が、福岡の九大伊都 蔦屋書店にてポップアップショップを2024年5月21日(火)~6月13日(木)にオープン、5月25日(土)~26日(日)にワークショップを開催します。
ACB工房ホームページ https://acbkobo.com
加速する島の人口減少、移住者増でも解決せず
福岡県の博多港から約1時間で行ける離島、長崎県壱岐市。壱岐市の総人口はこの7年で4,500人弱減少、うち老年人口が全体の4割弱を占め少子高齢化が加速しています。それに伴い空き家も増加、2023年の空き家率は19.4%となっています。(*1)
市は空き家を資源として活用する目的で空き家バンクを開設、使い手のマッチングと購入費の一部を援助するなどUIターンによる移住支援に力を入れています。2023年の県外からの移住者は99名、県内他市も含めると1年間で70世帯、122人の移住となり過去最多となりました。ですが、転出者も多いため人口減少の解決にはなっていません。(*2)
手作り石けんがつなぐ島の名所
壱岐で石けんを使った地域活性が始まっています。島の遺跡や伝説などをモチーフにデザイン、特産品の成分を練り込んだ石けん。これらの石けんを求めて島の名所を訪ねることができます。釣りの名所でもある壱岐らしい「おさかな石けん」は、水道に吊るせるように紐つきで釣り上げた魚をデザイン。「人面石けん」は、日本三大遺跡・原の辻遺跡で発見された国重要文化財「人面石」をモチーフにしたもの。
◆壱岐リトリート海里村上の「ゆのもと石けん」、「NOMAD FISH SOAP」
日本の離島初“5パビリオンの旅館”として世界で一番有名な格付け機関に紹介された宿。
「ゆのもと石けん」は化粧品の色付けにも使われている壱岐の温泉成分・酸化鉄を練り込んだマーブル模様、「NOMAD FISH SOAP」は島内の就労継続支援B型「結の会」にご協力を頂いている100%天然由来成分の石けんです。
◆平山旅館の「満ちる月・新しい月(黄色と黒の石けん)」
自給自足の料理で世界で一番有名な格付け機関掲載の老舗旅館。
月の営みにまつわる石けんです。
◆壱岐市立一支国博物館の「人面石けん」
博物館の土産物コーナーでのみでのお取り扱い。
作るのに非常に手間がかかるため、島に来た人しか買うことができない“希少性”も魅力です。
◆AEON壱岐内のお土産物店、四季折々の「ゆずちゃん」
生産者から直接買い付けたゆずの精油をたっぷり含んだ石けんです。
島の豊かさをお裾分け、移住や雇用につなげたい
同工房は壱岐市が推薦し内閣府が選定した「特定国境離島雇用機会拡充事業補助金利用事業者の優良事例」や「壱岐市SDGsアライアンス企業」にも認定されています。石けんは工房代表の草野が島に暮らす中で生まれた人とのつながりが題材や材料になっています。草野は東京生まれ東京育ち、知人のいる壱岐を訪れた際に島のポテンシャルに魅了され2018年に移住。レトロな円形の赤いポストがある角地の空き家を気に入り、自宅兼工房に改装し6年目になります。ポストから投函できるサイズで島から全国に送れるお土産品として、オリジナル型から作る石けんを選びました。
前職は大阪にある某大手テーマパーク物販の戦略チームだった草野は「壱岐はテーマパークのような島。真ん中に博物館があって無人島への遊覧船や海水浴場やイルカパーク等のアトラクションがある。島に生き、いただいたお裾分けを、島外の旅人にお届けするのがコンセプト。移住してくる人たちや島の人の雇用にもつながるような工房にしていきたい。」と語ります。
《ポップアップショップとワークショップ開催概要》
●ポップアップショップ
場所 :九大伊都 蔦屋書店
所在地:〒819-0388 福岡県福岡市西区九大新町5番1 いとLab+
日時 :5月21日(火)~6月13日(木)
●キラキラおさかな石けんづくりワークショップ
日時 :5月25日(土)26日(日)*草野在中
持ち物:なし
参加費:2,500円(税込)
会社概要
会社名 : ACB工房
代表 : 草野 みゆき
本社 : 〒811-5301 長崎県壱岐市芦辺町芦辺浦297-1
事業内容: オリジナル石けんの企画制作販売
URL : https://acbkobo.com