就職予定の高校生向け企業情報誌「Doors! SAKURA」を創刊　地元企業の新卒採用活性化につながる新たな取り組み

企業・学校・高校生の三者にメリットとなるフルカラーのマガジン型冊子

2021-07-27 11:00

ビズクルー株式会社(所在地：千葉県佐倉市、代表取締役：田中良平、以下「当社」)は、高校生新卒者を採用したい佐倉市内の中小企業と、卒業後に就職を検討している高校生のマッチングツールとして、「Doors! SAKURA」を発刊しました。
市内の高校に加え、通勤圏となりそうな周辺高校も含め55校に配布しています。また、市内ショッピングセンターほか数ヶ所の店頭にも設置しています。

同様の高校生向け企業情報誌は全国に散在していますが、市区町村単位で企業情報を掲載しているマガジン型企業紹介誌は非常にまれです。

市内企業の社長さんとの会話が発端に

　企業・学校・高校生の三者いずれにもプラスとなる仕組みを提供

1年ほど前に当社が関わったものづくり企業の社長から、「ここ3～4年くらい、高校生からの応募がまったくなくて…」との話を聞いていました。似たような話が他の企業からも聞かれ、若年層の採用は「第2次佐倉市産業振興ビジョン*」のトップ課題でもあることから、デザイン会社として何かできることはないかと模索していました。
高校生の就職活動は、学業優先という立場から一人一社制や学校を経由した応募など、大卒や中途の就職活動とは異なるルールが存在しています。原則はハローワークの高校生向け求人票を一番の判断材料としており、高校生が率先して情報を取得していける環境が根付いていないことはひとつの課題です。地域の中小企業にとっては、もっと企業の「中」を知ってもらうことで、大手との採用競争に勝っていかなくてはなりません。
そのルールの線上で、企業・学校・高校生の三者いずれにもプラスとなる仕組みを検討した結果が「Doors! SAKURA」です。

市長メッセージをはじめ、佐倉市の担当課や佐倉商工会議所とも情報連携

「佐倉市内の企業」という括りになっている理由は、市内に本社を置く地場の企業としての産業振興支援が目的であるためです。また、就職先を検討している高校生やサポートする学校側としても、エリアが絞られていることは「わかりやすい」といったメリットがあります。
加えて、企業や行政機関をはじめ「佐倉市」に関わるさまざまな人たちが、ひとつのチームとなって市内の課題解決に向け動いていけるのではと考えたためです。佐倉市の担当課や佐倉商工会議所の担当者とも情報共有をおこない、本誌では、西田佐倉市長から高校生へのメッセージや、佐倉の魅力をマップ化したページも掲載されています。

市内および近隣の高校合計55校、約1,700部を配布

　ご協力いただける市内施設や店舗6ヶ所に設置

佐倉市を中心に「車や電車で1時間以内に到着できる距離」を通勤圏とみなし、対象となるエリアの高校(通信制含む)55校に配布しています。学校によって就職予定者全員への配布やクラス単位での定数配置など違いはありますが、数少ない就職向け資料のひとつとして進路指導部の教員の皆さまに温かく受け入れてもらい、生徒が手にする環境を整えていただいております。

また、高校への配布以外では、レイクピアウスイ内フードコートや書店のLIBRO、TSUTAYA佐倉店、シロタカメラなど、ご協力いただける企業の店舗に設置させていただいております。今後も地元産業振興にご協力いただける各所で追加設置予定です。