教師は“定額働かせ放題”!? 学校のモヤモヤ代弁者のぶ(@talk_Nobu)初の著書 『学校というブラック企業 元公立中学教師の本音』を発売
株式会社創元社(所在地:大阪府大阪市、代表取締役社長:矢部 敬一)は、『学校というブラック企業 元公立中学教師の本音』を2023年4月25日(火)に発売いたしました。
近年、学校現場のブラックな環境が注目され、教員の長時間労働や人手不足がたびたびニュースで取り上げられています。また、「ブラック校則」や「ブラック部活」といった言葉も生まれ、そういった状況に振り回されている子どもたちの学びや心身への悪影響が心配されています。
本書では、元公立中学校教師であり「教師のモヤモヤ」ツイッターで4万人(2023年4月現在)のフォロワーを持つ著者(のぶ @talk_Nobu)が、教育現場の問題点とその解決策を語ります。理不尽な学校に苦しむ先生や子どもたちが減ってほしいという著者の願いが込められた1冊です。
●本書の一部を紹介
《教師が「定額働かせ放題」と言われる原因は?》
約50年前に作られた「給特法」という法律が元凶。法律が出来た当時の残業時間に比べると、現在はその10倍以上になっています。また、教員の日常的な業務の多く(宿題の点検や保護者対応など)が「自発的な活動」とみなされ「労働」として認められていません。
《意味がない髪型や髪色の校則》
教師も理由を説明できない髪型や髪色についての校則。「中学生らしさ」を求めるルールや「日本人は普通黒髪」という前提で成り立っている指導があるせいで、「校則違反」の生徒が生まれ、教師の負担を増やしている現実があります。
《いじめ指導の方向性がおかしい》
どんなに注意していても起きてしまういじめ。「被害者を守るため」と言って保健室や別室に避難させるケースを聞きますが、まずはいじめの加害者を教室から出し、毅然とした指導をすることで、いじめをしていない子どもを守ることができるのです。
《ちゃんとしたお弁当って何?》
お弁当について教師と保護者でトラブルになった事例をコラムで紹介。親がお弁当を作るのが愛情?コンビニ弁当だとかわいそう?そういった価値観は、本来の目的からかけ離れた「同調圧力」に過ぎません。
●著者紹介
のぶ @talk_Nobu( https://twitter.com/talk_Nobu )
元公立中学校教師。高校時代に校則がない学校で過ごした経験から、見た目をしばる校則に対して疑問をもち、改善するために行動してきた。8年間生徒会の担当として、いじめのない学校づくりを目指す取り組みを続ける。いじめ加害者の別室指導や出席停止も経験した。妻の妊娠、出産をきっかけに、自分の働き方を大きく改革。学級担任、部活動顧問、生徒会担当、生徒指導担当を掛け持ちしながら、「学校で一番早く帰る」をモットーに行動。独身時代は残業時間150時間を軽く超えていたが、月30時間程度に縮小させた。退職後、本格的に始めたツイッターでは、学校のモヤモヤ代弁者として、理不尽な指導や文化を中心に発信中。現在のフォロワー数は4万人を超える。DMには学校のいじめ指導に悩む保護者から、数多くの質問が寄せられている。地方ラジオ出演、テレビの取材やインタビュー出演、ニュース記事の取材など、メディアにも数多く取り上げられた。現在はIT企業に転職して、学校のDX化を提案している。二児の父。
●書誌情報
書籍名 : 学校というブラック企業 元公立中学教師の本音
著者 : のぶ
判型 : 四六判並製
頁数 : 208頁
定価 : 1,540円(税込)
発売日 : 2023年4月25日(火)
発行所 : 株式会社創元社
商品ページ: https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=4633
●創元社
1892年創業。大阪は御堂筋の近く、本町と淀屋橋の間にある出版社。東京支店は神保町。C・G・ユングや河合隼雄などの心理学書、自己啓発書の原点と言われるD・カーネギー『人を動かす』、マニアック図鑑の先駆けである『世界で一番美しい元素図鑑』、世界一ユニークな単語集『翻訳できない世界のことば』など、人文書から自然科学系まで幅広いジャンルで出版活動を行う。
https://www.sogensha.co.jp/
●会社概要
商号 : 株式会社創元社
創立 : 1925年(大正14年)
代表者 : 代表取締役社長 矢部 敬一
資本金 : 1,800万円
事業内容: 出版事業、セミナー事業、学会事務局運営、書籍販売
所在地 : 〈本社〉
〒541-0047 大阪市中央区淡路町4丁目3-6
〈東京支店〉
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-2 田辺ビル
URL : https://www.sogensha.co.jp/