納入事例レポート】あ、ここにも杉田エース!Vol.95火山活動が活発化する阿蘇山の一の宮火山観測所にフェンスを納入しました。立ち入り禁止という困難な立地と口蹄疫による交通規制もあり、厳しい条件の中での施工となりました。
建築金物の総合エンジニアリング企業である杉田エース株式会社では、50,000アイテムにおよぶ様々な建築金物、建築資材を取り扱っています。その一部である最新納入例をご紹介します。
【納入事例レポート】あ、ここにも杉田エース!Vol.95
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
http://www.sugita-ace.co.jp/report/archives/2010/09/09/entry3007.html
皆様も修学旅行などで一度は訪れたことがある熊本県の代表的観光地「阿蘇山」。九州中部の熊本県阿蘇地方に位置する世界最大級の大きさを誇るカルデラ(東西約17km、南北約25km、面積約350平方キロメートル)の中に、今も噴煙を上げ続けている中岳を始めとする中央火口丘群(主に阿蘇五岳など)が存在します。
現在の阿蘇山ができるはるか前に4回の大規模な噴火があったと考えられています。
約27万年前、約14万年前、約12万年前、約9万年前の4回です。 特に4回目の約9万年前の噴火は規模が大きく、その噴火による火砕流の堆積物が海を隔てた島原、天草や山口県でも確認されています。(阿蘇火山西火口情報規制HPより)
そんな阿蘇山の活動が最近は活発化してきました。爆風を伴う有毒ガスが発生するため進入禁止地区も数多くあります。この活動を正確に計測及び観測していくために各ポイントに地震計が存在しています。今回も新たに4ヵ所に地震計が設置されることになりました。地震計は人が歩くだけでも敏感に反応してしまいますから、人が侵入しないためのフェンスが必要です。今回の納入事例は火山観測所のフェンスです。
私は熊本県全域を一人で担当しております。毎日福岡から熊本まで営業に出ます。今回の案件も日頃大きなお取引を頂戴している熊本県の総合建材店様からのご依頼でした。通常の建築建材と違い、今回は阿蘇山火口付近の地震計を囲むフェンスの工事ですからとても厳しい状況にありました。
現場が福岡から4時間程かかる。宮崎の口蹄疫で現場を確認することがままならない。基礎が大きいので(1個140Kgほど)搬入や施工もとても大変でした。
宮崎県から九州各地へと広がった口蹄疫問題も深刻であり、搬入車は全て消毒をしなくてはなりません。杉田エースに入社して10年になりますが、このようなことは初めての経験です。しかし、お得意様や工務店様との連携も上手くいき、無事に納入に至ることが出来たのです。
今回のプロジェクトの成功要因は下記の3点です。
1.スピーディーに営業できたこと。
2.職人さんとの打ち合わせ・段取りがとても良く、工務店様、職人さんらがお互いにプロ意識で作業できたこと。
3.工務店様とのコミュニケーションが上手くいったこと。
弊社の仕事は、商品を右から左へと流して終わりというわけにはいきません。打ち合わせや施工など納品までにはさまざまな仕事があります。今回もお得意様、その先で施工する工務店様、そして職人さんとなど多くの方々が関わりました。これらの方々の連携が上手く行かないと仕事はスムーズに進みません。
今回は、全ての人が理想的に連携できたことが最大の成功要因だと思います。
■上記に関するお問い合わせはこちらまで
杉田エース(株) お客様サポートセンター 担当/鎌田
TEL:03-3633-5161 E-mail:info@sugita-ace.co.jp



