【node hotel】 門田光雅 CUSTOM-MADE を6 月7 日(金)より開催

2024-05-28 09:00

京都、烏丸四条近くに位置し、“アートコレクターの住まい”をコンセプトにしたnode hotel(ノードホテル / 所在地:京都市中京区四条西洞院上ル蟷螂山町461 / 客室数25 室 / 総支配人:吉岡昌弘) では、6 月7 日(金)から7 月21 日(日)まで、画家・門田光雅氏の個展 CUSTOM- MADE を開催します。

(左)「beatles 2」アクリル・綿布 1305×636mm 2022 年、(右)「Abbey Road」アクリル・カーボランダム・綿布 1304×1308mm 2022 年

門田氏は日本の伝統や、自分自身の感情や記憶の揺らぎを、色彩や筆致に置き換え、制限や枠組みを超えるような表現の可能性に挑戦しています。そのような作品は一見、わかりにくいようにも思えますが、その先入観を越えて、価値や意味を感じることが出来たとき、これまで無かった考え方や、新しい展望が広がります。
京都ではこれから7 月に開催される祇園祭に向けて、あちらこちらで祇園囃子を練習する音が初夏の夕暮れ時を彩ります。色彩を束ねるような門田氏の作品を初夏の京都で感じてみてはいかがでしょう。


展覧会概要

門田 光雅 CUSTOM-MADE
会期:2024年6月7日(金)~ 7月21日 (日)
※7月1日以降に一部展示の入れ替えを行います。

会場:node hotel 1F Gallery
時間:10:00~20:00(無休 入場無料)

ご宿泊の方は24時間ご覧いただけます。

オープニングレセプション:6月7日(金) 18:00~20:00
ゲストトーク:7月13日(土)16:00~17:00
出演:内呂博之(ポーラ美術館 学芸員)、松葉邦彦(建築家)

主催:node hotel
協力:M画廊、TEZUKAYAMA GALLERY
協賛:やまきゅういちスイスワイン

「Octopus’s Gargen Ⅱ」 アクリル・カーボランダム・綿布 543×541mm 2022年

アーティストプロフィール

門田 光雅 / Mitsumasa Kadota

1980年静岡県生まれ。 絵画の地と図への関心や、 伝統的なメディウムの限界への挑戦、 色彩と筆致の相対的な関係性への模索の中で、 絵画表現の新たな地平を探求している。そのスタイルが評価され、2019年にMoMAのYoung Patron Programと組み合わせてNYのリンカーンセンターで個展を開催。近年では、「絵画のミカタ 5人のアーティストとみる群馬県立近代美術館のコレクション」(群馬県立近代美術館 2020)、「The ENGINE 遊動される脳ミソ 小野耕石×門田光雅」(セゾン現代美術館 2019)などに出品。セゾン現代美術館に作品が収蔵されている。M画廊(栃木)、TEZUKAYAMA GALLERY(大阪)、MARUEIDO JAPAN (東京)の所属作家。


主な個展(直近開催より一部)
2024「TIME CRYSTAL」(M画廊・⾜利)、2023「PRIME SPIRAL」(MARUEIDO JAPAN・東京)、2023 「蒐集壱藝」(Bohemianʼs Guild by 夏⽬書房・東京)、2022「COMETOGETHER (side one / side two)」(SEZON ART SHOP・神奈川)、2022「SUPER PRISM」(TEZUKAYAMA GALLERY・⼤阪)、2019「KADOTA」(MoMA ジュニアアソシエイツ・Lincoln Center・ニューヨーク)、2019「Name me !」(BEB5 KARUIZAWA・軽井沢)、2018「TELEPORT PAINTINGS」(Park Hotel Tokyo・Patron Project・東京)など。

受賞歴等
2021 Art for Breakfast 2021「Manifold」 アジアソサエティ
2019 MoMA ジュニア アソシエイツ
2008 第 23 回 ホルベインスカラシップ
2002 東京造形大学卒業制作展 ZOKEI 賞


アーティストステートメント

CUSTOM-MADE
node hotelの周辺を地図で見てみると、碁盤の目のように、特徴的に通りが縦と横に走っている。有名な祇園祭の山鉾(やまほこ)も、この街区を中心として祭りを盛り上げている。これらは、平安京の頃の名残が今日にもまだ残っているからだという。今回の「CUSTOM-MADE」というタイトルに至ったのは、node hotelを訪れた際に、このような街並みに触れたせいなのかもしれない。

カスタムメイドとは、本来、万人向けに売られている既製品を自身の好みに作り変えていくカスタマイズのことから「特注の」といった意味を持つが、CUSTOM(カスタム)を「習慣・慣わし」という意味に置き換えた時に、「伝統や風習の中から生まれ出てくるもの」というイメージにも繋がっていくようにも思えた。

京都は、簡単には覗き込むことができないその奥深さが在るからこそ、古今東西の多くの人々を惹きつけ続けている。それは千年を越える歴史の中で培われた経験の密度と強度であり、そこには『普段は見ることが出来ていない』だけで、多角的な視点や、今日においてむしろ最先端な感覚も、実は古来より既にあったのかもしれない。だからこそ、一見、ヴェールに包まれたような先入観の内側には、時を越えて成熟した新しい熱源があり、現代美術においても様々な活躍を耳にする昨今の動向が、生まれ始めているのではないだろうか。

今回、そのような気付きや興味を手掛かりにして、会期を前半と後半に分けて、これから始まる京都の夏に、作品や展示も重ねてみたいと思った。

僕の未だ辿り着いたことのない特別な景色を、この街は、きっと見せてくれるに違いない。

2024年5月 門田光雅



node hotel(ノードホテル)施設概要

node hotel は、非日常の贅沢ではなく、暮らしの中でアートを身近に感じられるアートコレクターの住まいのようなホテルを、理想の暮らしを体験する場所として作られました。シンプルな佇まいの中に、アートが存在感を放ちながらも調和し、オーセンティックな家具や装飾品とともに洗練された空間を演出します。暮らしの中で身近にアートを感じる豊かな時間をお過ごしいただけます。

所在地: 〒604-8225 京都市中京区四条西洞院上ル蟷螂山町461
総支配人:吉岡昌弘
電話:075-221-8800
客室数:25室
開業:2019年7月
運営会社:サヴィー京都合同会社

企画:CANVAS
設計:竹内誠一郎建築研究所 竹内誠一郎
内装:Indian Creek Fete Kyoto
アートワーク:Flair Art Association

■宿泊予約・お問い合わせ先
note hotel(ノードホテル) 宿泊予約係 TEL 075-221-8800

■お問い合わせ先
本件に関するお問い合わせはこちらまでご連絡ください。  
担当:坂下 sakashita@nodehotel.com

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