“鉄道友の会”選定の『2022年 ローレル賞』 3000系プレミアムカーの受賞が決定!

~心地よい移動空間を楽しむことができる、 風雅な趣のある車両としての完成度が評価~

 京阪電気鉄道株式会社(本社:大阪市中央区、社長:平川 良浩)では、3000系プレミアムカーが、鉄道友の会(事務局:東京都千代田区、会長:須田 寛)が選定する「2022年 ローレル賞」を受賞することになりましたので、お知らせします。
 「ローレル賞」は、鉄道友の会の選考委員会が、前年中に日本国内で営業開始した新造および改造鉄道車両の中から、性能、デザイン、製造企画、運用などの諸点に卓越したものがあると認めた車両に対し与えられるもので、当社では6000系車両(1984年)、3000系車両(2009年)に続く3回目の受賞となります。
 今回受賞が決定した3000系プレミアムカーは、2021年1月31日に営業開始した座席指定特別車両であり、大阪・淀屋橋から京都・出町柳までを運行する3000系車両全編成(8両×6編成)の6号車に組み入れています。2017年8月に当社として初めて導入した座席指定特別車両・8000系プレミアムカーのデザインコンセプトや機能を継承しつつ、窓配置と座席配置の最適化により眺望の確保や前後座席間隔の拡大を実現するなど、お客さま満足度向上のため、快適な車内空間を追求した車両です。
 今回の選定にあたっては、「時代に呼応した幾多の細やかなサービスを提供してきた京阪特急の系譜を引き継ぎ、通勤・観光のあらゆるシーンにおいて、瀟洒(しょうしゃ)で心地よい移動空間を楽しむことができる、風雅な趣のある車両としての完成度の高さ」が評価されました。
 概要は次のとおりです。

3000系プレミアムカー(内装)
3000系プレミアムカー(外観)

※写真はデビュー当時のもの

1.「ローレル賞」受賞の概要
1.受賞車両
  京阪電気鉄道 3000系プレミアムカー

2.選定理由

3000系車両

  時代に呼応した幾多の細やかなサービスを提供してきた京阪特急の系譜を引き継ぎ、通勤・観光のあらゆるシーンにおいて、瀟洒(しょうしゃ)で心地よい移動空間を楽しむことができる、風雅な趣のある車両であり、その完成度の高さを評価(鉄道友の会 発表資料より)

2.3000系プレミアムカーの概要
1.運行開始日
  2021年1月31日(日) 3000系車両全編成(8両×6編成)の6号車で運行開始

2.座席数

3000系プレミアムカー(内装)

  40席(2列+1列の自動回転座席) 
  ※3000系通常車両は45席(2列+1列の自動転換クロスシートを含むセミクロスシート)
 
3.車両形式・車種
  3850形 T車(付随車)

4.車体製造所
  川崎重工業株式会社(現:川崎車両株式会社)

5.車両デザイン
  8000系プレミアムカーとの調和をとりつつ、3000系車両(コンフォート・サルーン)の基本色である「紺・白・銀」の組み合わせを活かしたデザインを考案。「紺(エレガント・ブルー)」を基調に、特別車両のエントランスとしての存在感をより際立たせる「金」を扉周りに配しています。

6.主な特徴
  ・出入口扉を3000系一般車両と共通の両開き構造とし、全座席の側窓形状を統一
  ・座席配置の最適化により前後間隔を拡大(8000系:1,020mm → 3000系:1,040mm)
  ・両端部の壁およびエントランス部のガラス仕切壁の構造を見直し、従来、壁面テーブルまたはインアームテーブルを設置していた座席にも大型テーブルを設置(一部除く)
  ・微粒子イオンで車内の空気を浄化する「ナノイーX(※1)」発生装置を搭載
  (※1)「ナノイー」はパナソニック株式会社の商標です
  ・複層ガラスの層間に液晶ディスプレイを内蔵した「パラサイネージシリーズ 彩ビジョン」(※2)を採用
  (※2)「パラサイネージシリーズ 彩ビジョン」は株式会社交通電業社の商標です  

(ご参考1)
プレミアムカーについて
2017年8月20日にサービスを開始した、京阪電車初の座席指定特別車両。特急車両8000系、3000系の6号車(京都側から6両目)に1両を組み入れており、乗車券と別にプレミアムカー料金が必要。快適性とパーソナル空間の演出にこだわった車内では、リクライニングシートを2列+1列の3列で配置。車内設備は大型テーブルやラゲッジスペース、コンセントなどが充実しており、専属アテンダントによるサービスを提供している。なお、8000系は従来車両の改造にて製作したが、3000系は新造にて製作している。
 ※詳しくはプレミアムカー専用サイトをご覧ください。
URL:https://www.keihan.co.jp/traffic/premiumcar/

(ご参考2)
3000系車両について
中之島線開業のシンボルかつ次世代のイメージリーダーとして2008年に新造した車両。10000系車両をベースに改良を加えたアルミ合金製3扉の車両で、座席配置を2列+1列の自動転換クロスシートを含むセミクロスシートとすることでラッシュ時など様々な列車運用への対応を可能としている。2009年にローレル賞とグッドデザイン賞を受賞。

(ご参考3)
「鉄道友の会」について
「鉄道友の会」は、鉄道ファンが組織する全国規模の団体。広く鉄道知識を普及し、鉄道趣味を通じて会員相互の親睦を深め、鉄道を愛護し、その発展に寄与することを目的としている。1953年の創立以降、現在は正会員約3,000名、賛助会員77法人・団体を数え、全国に7研究会・18支部が設置されている。

以  上

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